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おもち
2024年7月2日 22:19
塔2024年6月号より好きな短歌です。いつもありがとうございます。黒電話ではないけれどそういう音の電話を使っていたことがある。当時のわたしには音が大きくてこわかった。けれど、叫ぶような着信音も、立場が変わればやさしい音色となる。足の爪は地味だ。こんなところが似ていても仕方ないでしょうという可笑しさ。主体はもしかしたら母の爪を切っていたのかもしれない。温かく、すこし寂しげでもある。いかに