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第6回「ボタとロボ宙 -川崎誠二編-」 ゲスト:川崎誠二(ボタ店主)、ロボ宙

「めっちゃエイリや〜ん」第6回目に突入!
今回は、DJ MIGHTY MARSとデザイナー、ベーシストのヨシカワショウゴ、大工の中村信彦の3人が、大阪東心斎橋の秘境、カレー屋ボタに出張編!
ゆかりのゲストを迎えての雑談で楽しいひとときをお届けします。
第6回「ボタとロボ宙 -ボタ店主 川崎誠二編-」からスタート!!!
(2019年9月収録)

buttahrobo2 のコピー

MIGHTY : はい。「めっちゃエイリや~ん」第6回目。
今日は、東心斎橋にあるボタ(Buttah Curry)というお店で収録しております。
今日もゲストが来てくれております。
ボタ店主の川崎さんと、ラッパー、MCのロボ宙さんです!

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川崎、ロボ宙  : よろしくお願いします!

一同 :よろしくお願いします!

MIGHTY : 今日はボタで収録させてもらってるんですけど、まずボタの紹介を川崎さんからお願いします。

川崎 : 紹介?・・・(笑)。
紹介ってめっちゃよく言われるけど、むずいよなぁ。。。
まぁ、、普通に長屋のカレー屋ですよ。
なおかつ、イベント出店もやりつつ、企画したりとかもやってます。

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ショウゴ : 何年くらいやってるんですか?

川崎 : もう17年目。

一同 :うぉー!

ショウゴ : 長い。

川崎 : そう。長いねんやん(笑)。

MIGHTY : じゃあ今日の「ボタとロボ宙」1回目は、ボタの川崎さんにフューチャーして、話を進めていきます。


ボタとロボ宙の出会い

MIGHTY : まず、今日はお二人が来ていただいているので、最初に二人の出会いを聞きたいです。

川崎 : 俺とロボ宙さん?

MIGHTY : はい。結構ロボ宙さんが、ボタとかアララギも含めて川崎さんのお店でめっちゃやってるイメージがあるんですけど。それで僕もロボ宙さんとすごいつながりが深くなったっていうのもあるので。

川崎 : あ、そうなんや!

MIGHTY : どこで出会ったんですか?ロボ宙さん。

ロボ宙 : なんやったかなぁ?あれなぁ。。

川崎 : わからん。。。憶えてない。

一同 :笑

川崎 : ほんまに憶えてないねん(笑)。

中村 : 普通にお店に食べに来たとかではなくて?

ロボ宙 : いや、違うと思う。

川崎 : なんかのイベントの時かな?GEBOさん・・・?

ロボ宙 : いや。

川崎AFRA

ロボ宙 : いや、ハローワークス(THE HELLO WORKS)とかかな?

川崎 : あ~。

MIGHTY : それはライブで出会ったとか?

川崎 : あ!JUDOさんがおって、俺がライブに遊びに行ったって流れかなぁ。

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ロボ宙 : で、紹介してもらったって感じやったけ?

川崎 : かなぁ。。。全然ピンとこえへんけど(笑)。

MIGHTY : そこら辺が曖昧になってるんですね。でも結構前ですよね?

ロボ宙 : うん。けどハローワークスとかのあたりやと思う。2007年とか?

中村 : めっちゃ前やね。

川崎 : けど、何で仲良くなったんかは、わからんっていう(笑)。

一同 :笑

川崎 : 最初は、単純にお客さんでライブに行ってちょっと楽屋で挨拶してくらいの感じやったけど。

ロボ宙 : なんか、ボタのイベントとかに呼ばれるようになって。
ラガチャン(RAGGA CHANNEL)とか?

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川崎 : あー。

ロボ宙 : まだNOONとかでやってる時。

MIGHTY : ラガチャンってNOONでやってたんですか?

川崎 : いやいや。NOONでまた別で企画やってた時もあったし。

ロボ宙 : ラガチャンではなくて、ボタの周年イベントみたいなやつか。

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MIGHTY : 僕も川崎さんにいつ合ったのか憶えてないんすよ。

川崎 : そやねん。マイティーも不思議な感じよなぁ~。
誰つながりなんやろ?

MIGHTY : 何で川崎さんと喋るようになったんか思い出されへん。

中村 : だって、川崎さんって言うてる時点でびっくりしたもん。”くん”って言うてると思ってた。

MIGHTY : そんなん先輩やねんから”さん”やろ。

中村 : そんなん、俺も”さん”て言うてや!!

一同 :爆笑

ショウゴ : 中村さん(笑)。

MIGHTY : めちゃくちゃため口やけどね。

中村 : そや。たまに呼び捨てやん(笑)。

MIGHTY : いじり倒してるしな(笑)。

川崎 : 「中村。おまえさぁ?」みたいな(笑)。

MIGHTY : もう19~20歳からの付き合いやからしゃあないやん(笑)。

中村 : そやな(笑)。

川崎 : けど、マイティーもよくイベントに声かけたイメージがあるな。「この日DJやってよ。」とか。

MIGHTY : そうですね。
だから、川崎さんには昔からイベントに呼んでもらってて、繋がりも色々そこで出来たりとか。

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ロボ宙 : うん。マイティーとも多分そうやんな。

MIGHTY : はい。多分、ロボ宙さんと僕が出会ったのはね・・・あ!これはまた次回のロボ宙回で話します(笑)。

一同 :笑

ロボ宙 : けど深く、密になったのは川崎君のイベント。ボタのイベントがきっかけ。

MIGHTY : うんうん。間違いないす。


ボタ誕生までの歩み

MIGHTY : ボタはフードだけじゃなくてカルチャーというか、イベント出店とか企画も含めて、色々刺激的な事をいつもやってるお店なんですけど、今日は川崎さんがどういう経歴なんかを聞いて行こうと思うんですが。

ショウゴ : 意外と知らんもんね。

MIGHTY : そう。川崎さんは昔から知ってるけど、全然どんな経歴の人なんかっていうのは詳しくは知らないので。

中村 : ただのカレー屋の店主じゃないもんね。

川崎 : ただのカレー屋の店主や(笑)。

ショウゴ : 音楽とこれだけ密着というか、リンクしてる飲食店っていうのがあんまり無いかなと思ってて。

川崎 : ちゃんとリンクしてるんかわからへんけど(笑)

MIGHTY : 素ですよね(笑)。

川崎 : そやねん。素やねん。ほんまに好きでただ音楽かけてっていうのをやってるだけやねんけど。
普通やったらお客さんに気使うやん?
ジャズの方がいいんじゃないか?とかインド音楽をかけといた方がいいんじゃないの?とか。
そういうのを無視して一番星クルーかけてたり(笑)、スチャダラかけてたりとかさ(笑)。

川崎 : 自分が聞きたいものをかけるって言うのが、多分密になって行った要素なんちゃうかなって思うね。

ショウゴ : あー。

川崎 : だから自分の部屋で音楽聞いてるのと、何も変わらんテンションで好きな音楽ずっとかけてるっていうのから、ミュージシャンが気に入ってくれてとか、来てくれてとか。

中村 : カレー修行とかは何処か行った?

らんち

ボタのランチ(バターチキンカレー) ¥850

川崎 : カレー修行な。俺18で専門学校で大阪に出て来てるねんけど。

中村 : え?地元どこ?

川崎 : 宮崎。

中村 : あ!九州。

川崎 : 調理学校に行ったんよ。お菓子の学校に行ってた。

ショウゴ : へー。製菓学校?

中村 : あ、辻調(辻調理師専門学校)や。

川崎 : そうそう。1年間。

中村 : 天王寺?

川崎 : そう。阿倍野。だから「やまちゃん」のたこやきとかずっと食べてた。後ろの階段で(笑)。

山ちゃん

一同 :笑

MIGHTY : 定番コース。

川崎 : そうそう。で、1年間学校行って、その時パン屋になろうっていう感じで学校に行ったんよ。で、パン屋は朝早いから辞めて。

中村 : そんな理由?早っ!

一同 : 笑

川崎 : 朝早いし、めっちゃ安いねんやんか。

MIGHTY : 朝4時~5時くらい?

川崎 : もっとよ!3時とかやで。だから人と生活が絶対逆転するし、給料安いし、嫌やなと思って、アメ村のモンスーンティールームて言うお店でバイトを始めて。

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MIGHTY : あ~、モンスーン!高校の時行きました。オシャレな店や。

中村 : 行った事無いわ。

川崎チャイとかカレーとか、いうたらボタと同じ様なメニューというか。そういうお店に入って、そこでチャイも憶えたし、カレーも憶えたし。2年くらいおったかな。

中村 : へー。

MIGHTY : モンスーンもインド系ですよね。

川崎 : そうそう。元々カンテ(カンテ グランデ)があった場所をモンスーンの人がリニューアルしてモンスーンティールームにしたっていう。
そりゃ、面白い人がいてイッチーさん(市原大資/ icchie & YOSSY、ex DETERMINATIONS)とかも働いてたりして。

市原大資(icchie)

川崎 : 結構色んなミュージシャンも働いてるし、ミュージシャンも来るみたいな。
ロボ宙さんも絶対来てると思う。

ロボ宙 : 行ってたね。

MIGHTY : アメ村の所ですよね?

川崎 : そうそう。中2階の。

MIGHTYKA4U君も最後おったんちゃうすか?

川崎 : おったよ。俺、KA4U君と一緒に働いてたもん。KA4U君が大学生の頃。

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川崎 : で、他にもアジア系のレストランとかでもバイトしたりして、そっから一回大阪を出たのよ。
ちょっと出ざるを得なくなって(笑)。
部屋を一緒にシェアしてた人が田舎に帰らなあかんくなって。家賃が10万くらいやってん。

一同 :あー。

川崎 : 絶対無理やん。で、俺も違う人に貸して。
それから東京に行ったり、実家帰ったり、また大阪来たり、東京行ったり、東南アジアに4ヶ月行ったり。。
なんやかんや、荷物がバックパックしか無い生活を2年ぐらいしたんかな?

ショウゴ : 長っ!

MIGHTY : 彷徨ってたんですね。放浪生活。

川崎 : そうやな。だからいつ何処におったかっていうのも記憶も曖昧やねん。その時期は。
2000年どこにおったっけ・・・?みたいな。

MIGHTY : それは、20代?

川崎 : 23~24歳くらい。
ほんで4ヶ月おった東南アジアから帰って来て、また日本でお金貯めてタイに戻ろうと思ってたんやん。
で、その途中の大阪でバイトしてる時に、彼女が出来てもうて、そのまま大阪に居着くみたいな(笑)。
で、縁があってボタを始める事になった。

MIGHTY : 16~17年前にボタを始めたと。

川崎 : そう。


それでもパーティーを続けよう

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MIGHTY : 色々パーティーと企画をずっとやってますけど、それも昔からですか?

川崎 : オープンしてすぐイベントに誘われて、多分記憶が曖昧やけど、難波ロケッツのテクノのパーティーが始めての出店やと思うんやけど。。
正月くらいにアサイさん(Kunio Asai)とかがやってたやつ。
それからちょいちょい色んなイベントに誘われるようになって、鶴の間(味園ビルB1階にあったクラブ)とかで働いてたイラストレーターのKONO君に「お前らもイベントやりぃや。」て言われて、半レギュラーみたいなイベントを鶴の間でやることになって(笑)。

MIGHTY : じゃあ、最初の自分らの企画は鶴の間から。それはなんていうイベントですか?

川崎 : それは、「リズムセクション」っていうやつと、企画物でHAVさん(Soul Fire)と、福井のDJ KUMAさんとnewtone records斉藤君(DJ Mangoose)とかで「ハブとクマとマングース」っていうイベントをやったり(笑)。

一同 : 笑

川崎 : あと、カリエンテの奥村さんとHAVさん(Soul Fire)の二人会とかやったり、そういう企画物もありつつ、「リズムセクション」の方は、レゲエとハウスとかを混ぜた様な、色んな人を呼んでやってたね。

中村 : イベントって今、月に1〜2本くらいやってるの?

川崎 : 出店はね。ある時は続くし。
けど、企画はちょっと減ったかな。年に1~2回くらいかな。

中村 : あの野外のやつ?

川崎 : そう。「ボタとサーカス」。

ボタとサーカス2

中村 : あれ凄いよね。

MIGHTY : 僕も今年出させてもらって。

川崎 : けど、マイティー毎年でてるんじゃなかったっけ(笑)?形を変えて。

MIGHTY : あ、そうですね(笑)。
そこでも、ロボ宙さんと絶対一緒になるんですよ(笑)。

川崎 : そうそう。それこそDONUTS DISCO DELUXEも皆勤賞で。
3年やってるけど、3回ともドーナツとマイティーは出てる。

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スチャダラパーAni、ロボ宙、AFRAによるユニット
DONUTS DISCO DELUXE

中村 : マイティーはEVISBEATSと?

MIGHTYEVISBEATSとPUNH&MIGHTYもそうやし、今回は「ダサい曲をかけるパーティー」で出させてもらいましたね。

ボタとサーカス

ボタとサーカス3

MIGHTY : 「ボタとサーカス」は、毎年やって行くんですか?

川崎 : 毎年やっていきたいですね。来年も。

MIGHTY : 今、自分たちの企画っていうのは「ボタとサーカス」だけですか?

川崎 : それと、ちょっと今休憩してるけど「SPICE」っていう若い子らにアピールしたいというか、安くで来てもらいたくて、そのイベントは18歳以下無料でやってて。

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中村味園ユニバースでやってるやつ。

川崎 : そう。名村(STUDIO PARTITTA)でもやってんけど。
俺だけじゃなくてneco眠る森君とかFM802土井ちゃん(土井 コマキ)とか色んな人が関わってやってるやつが一応ボタっていう名義での企画かな。

MIGHTY : 今年はあるんですか?

川崎 : 今年は無いかな。来年にしよかって。みんな忙しくてさ(笑)。
で、あと自分の店でやるイベントとか、そういう小さい企画はいっぱいやってる。

MIGHTY : 店の中でDJやってますよね?あれは毎週?

川崎 : 月に1回「ボタカレーとレコード」っていうのBABEE FUNKさんとやってて、2ヶ月に一回、奇数月に「VINYL SESSION」っていうのをDJ DAISUKE MATSUMOTO君が水曜日にやってくれてて、その2つのイベントがレギュラーというか。

ボタカリー

MIGHTY : けど、すごいですよね。

中村 : ずーっと何かやってる(笑)。

一同 :笑

ロボ宙 : でもアララギでもやってるよね?

MIGHTY : あ、そや!

川崎 : そう。ちょっと今年で休憩になってんけど、落語会をアララギではやってて、桂佐ん吉さんっていう落語家さんと季節ごとに年に4回。

佐ん吉

MIGHTY : そのアララギっていうのは谷町6丁目にある、ボタの姉妹店ですね。

川崎 : うん。そこでロボさんのライブもやったり。

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MIGHTY : ロボさんのライブもそこで何回か見ました。あれは、曽我さんとでしたよね?

ロボ宙 : そう。曽我大穂

川崎 : ソロもやったしね。

そがろぼ

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MIGHTY : アララギは、店の奥が座敷でね。ほんまにいい感じのこじんまり感なんですよ(笑)。

川崎エマーソン北村さんとかもよくやってくれてて。
まぁ・・・なんかずーっとやってるな。

エマーソン

中村 : ずーっとやってるよね。イベンターやね、ほんまに。

川崎 : いや、なんか話が来るねん。アーティストから。
いついつ行くけどどう?みたいなケースが多くて(笑)。
じゃあやりましょうよみたいな感じで。

一同 :あ〜。

MIGHTY : ふられるっていう(笑)。

ロボ宙 : それはあると思う。ボタやったら出来るかなー?って(笑)。

一同 :笑

川崎 : 大概大変やねんけどな(笑)。お客さん大丈夫かな〜とか。


最後の美人伽哩

MIGHTY : で、「美人伽哩カレンダー」!

びじん18

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中村 : そうそう!あれ気になってるねん。

MIGHTY : あれは、大ヒット的な?

一同 :笑

川崎 : 局地的なヒット(笑)。

ロボ宙 : カレーとヌード(笑)!すごいなぁ。

びじん3

MIGHTY : ボタと言えばあれが出てくる人が多いんじゃないですか?

川崎 : 多いんかな?どうなんやろう?アホな事やってんなぁやろ?(笑)

中村 : 今年で10回目やろ?

川崎 : 来年の10回目で、一旦休止が実は決まってて(笑)。

ロボ宙 : あ、そうなんや。

中村 : あれ、乳首が見えてるのってある?

川崎 : ない!

中村 : ないやんね!?

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川崎 : 最後に見えた方がいい?やっぱり。

MIGHTY : あかんでしょ(笑)。

一同 :笑

中村 : 一番最後に(笑)。
あのカレンダーって12月で終わり?

川崎 : そう。最後にボーナストラックみたいなん作ってな。

中村 : そう。川崎君のフルヌード。

川崎 : 俺かい!

一同 :笑

川崎 : いいけど。

中村 : 白黒やったらキレイやん(笑)。
あれ、川崎君がやろうって言い出したん?

川崎 : そう。けどあれも「カジカジ」っていう雑誌で小さいコーナーを貰ったんよ。
色んな人が小説とかイラストとかを書いてたりとか、色んな人が情報を埋めていくみたいなページがあって。

MIGHTY : あー、なんかあった。

川崎 : で、「ボタで何かやってくださいよ。」って言われた時に「グラビアをやりたい。」って言うて(笑)。
で、友達の友達のカメラマンの女の子(伊藤菜々子)を紹介してもらって、その娘も「めっちゃやりたいです!」って言ってくれて、その娘と色んな人を脱がしてやろうやって(笑)。

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ショウゴ : 人選は?どういう?

川崎 : 最初はそれこそ、超身近なところから。

MIGHTY : へー、身内から!?

川崎 : そうそう。

MIGHTY : それ興奮しますね(笑)。

一同 : 笑

川崎 : 最初の2〜3年は、俺も顔を知ってる近い人らにお願いして、やってもらって、ボタで撮ったりも多かってんけど、だんだん知り合いが脱いでくれへんようになってくるから(笑)。
で、その後カメラマンの女の子が凄いがんばってくれて、色んな所からモデルさんをつかまえて来て、今や、一人も知らんのちゃうかっていうモデルさんが並んでる(笑)。

MIGHTY : 今はもうプロのモデルさんですよね?

川崎 : いやいや、素人。

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MIGHTY : あ、素人なんや!めっちゃキレイ。

中村 : めっちゃいやらしいよな。

一同 :笑

MIGHTY : いやらしいとか言うな(笑)。

川崎 : モデルじゃないのがいいよな。

ショウゴ : そうそう。

中村 : もう、来年で最後やから有名人ばっかり呼んだらええんちゃう?

川崎 : 出来へんよ。そんなん誰がやってくれんねん(笑)!

中村 : 乳首見えへんかったらいけんちゃう?

一同 :笑

MIGHTY : モッさん(フクモトナオミ)やってくれんちゃう?

もっさん

中村 : ほんまや!それこそ原点回帰で超身近な人。

川崎 : モッさんずっと言うてるわ。「やらせろ」って。

一同 : 笑

ショウゴ : やらせろ(笑)。

川崎 : 「なんで撮ってくれへんの?」って言われとるけど。

中村 : けど、いざ、やるってなったらどうなんやろな?
「いや、やっぱり・・・」とか。

川崎 : ちょっとモジモジするかな。

中村 : そうそう(笑)。

川崎 : かわいいやん。

一同 : 笑

中村 : 一番ハードな写真撮らせる。

一同 :笑


大阪カレームーブメントと東京進出

ショウゴ : あと、ちょっとカレーの事を聞きたかったんですけど、5年くらい前くらいからカレーブームが来てるじゃないですか?あれは、どう・・・?’

川崎 : あれをどう見てるかって事?

ロボ宙 : 東京にも出店するしね。

川崎 : 逆にショウゴ君はどう思ってる?

ショウゴ : 大阪で流行って東京にずれ込むっていうか、その流れって最近見た事無いっていうか、ちょっと面白いなってみてて。けど、めっちゃ店が出て来てるから、「これいつ終わるんやろ?」って見てる。

川崎 : 俺もいつ終わるんやろ?って見ててんけど、全然終わらへんし、どうなって行くんやろう?って(笑)。

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ショウゴ : ボタもめっちゃ長いから、そんなんも関係無しにやってるからどう思ってるのかな?って。

川崎 : だから所謂ブームって言うのによしてもらってない。うちは。

一同 :笑

川崎 : 言うたら、俯瞰して見てる。別にそこがグワーって流行ってるのと、全く別のもんっていう認識なんかな?
それでボタが忙しくなってるかっていうたら、全然なってないし(笑)。

ショウゴ : あー(笑)。

MIGHTY : 全然関係ないってことですね。

川崎 : ないない。けどその中に昔から来てた子らがカレー屋さんやって、凄い流行ってていうケースは何件も知ってて。
だから・・・いいなぁって思ってる!

一同 :笑

川崎 : 羨ましいなぁって(笑)。

MIGHTY : ボタは東京店もできるんですか?

川崎 : そうそう。来年の四月にお誘いを受けまして下北沢で。

中村 : えー!?

MIGHTY : オープンの日程は決まってるんですか?

川崎 : 一応4月って言うのは決まっていて、下北の再開発エリアがあって、そこの一角の小さい店やけど。
で、ボタとデッカオっていうカレー屋さんとでメニューは考えて、

デッカオ

川崎 : 夜はneco眠るの森君(森雄大)とかのを中心にバーとして開けるみたいなのを今、動かしてる。

中村 : 森君も東京行くん?

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現在もたまにボタ店頭に立っている森雄大(neco眠る)

川崎 : 東京行ったら森君も店に立つみたいな感じかな。
で、またそうやってカレー屋っていうのから離れるやろ?(笑)

一同 :笑

川崎 : すぐ、その文脈で語られへんようになるねんな。

ロボ宙 : けど、それが無いねんな。東京のカレー屋って。
ちょっとした集まる場所としてのお店。
モンスーンとかもそうやったけど、昔から。
カレー屋で集まる文化は無いっていうか。
カレー屋はカレー食いに行く所。

一同 : あ〜、うんうん。

ロボ宙 : みんなで集まって、ちょっとお茶とかチャイ飲んでみたいな場所が、東京には全く無いというか。

川崎 : 無いよね。確かに。
うちでよく思うのは、「どこで飲んでるの?」、「カレー屋」っていうのが普通やけど、「どういうこと!?」ってなるやん?

一同 : 笑

中村 : そやね(笑)。

川崎 : 「いったいどこで飲んでるの?」、「いや、ボタっていうカレー屋で」っていうのが、ほんまはすごい歪な事やねんけど、めっちゃ日常である(笑)。

ロボ宙 : 俺も東京行った時にそれを一番思った。こういう場所が全く無いねんなぁっていう。
みんなが集まる場所として。

MIGHTY : レコード屋とか服屋でも、昔は集まる場所って言うのがあったもんね。今はもう無いけど。

川崎 : けど大阪のレコード屋さんってどこ行ってもビール飲めるんじゃないん(笑)?

中村 : 今そんなん多なってきた。

MIGHTY : 確かに。逆にそういうお店が多いかもな。

中村 : それで駄目にしてる部分はあると思う。

川崎 : 笑

MIGHTY : あー、ちょっと身内過ぎて、外の人が入りにくいっていうのがあるかもね。

川崎 : そうやんなー。何人かビール飲んでる中でレコード選ばれへんもんな(笑)。

中村 : ほんまそれ。それで失敗したからなぁ・・・

川崎 : 知り合いやったら居心地いいけどなぁ。

ショウゴ : 怖いですよね。そんなん。

川崎 : 行ってみようとして始めて行ったら、ベロベロのわけのわからん奴らがたむろしてたり(笑)。

MIGHTY : まぁ、そういう店もおもろいですけどね。昔は、そういう店ばっかりやったから。

ロボ宙 : そうやねー。

MIGHTY : そういう店入って、店主と仲良くなってみたいな。

川崎 : 馴染めるか、馴染めないか(笑)。

MIGHTY : 昔の時代やけど。

川崎 : 10回行って話してもらえたみたいな。

一同 :笑

ロボ宙 : 色んな場所が無いと、カレー屋がカレー食う場所だけやったら面白くないもんね。
味気ないよね。


ボタ的おすすめの作品

MIGHTY : 最後に今日は川崎さんとロボさんにおすすめの作品を持って来てもらってるんですよ。
今回は川崎さん、何かありますか?

川崎 : え!?持って来てるやつ!?

MIGHTY : あ!持って来てるていにしてください(笑)。
視聴者さんにボタのおすすめを。

川崎 : 本は、「うしろめたさの人類学」、松村敬一郎さんていう文化人類学の人が書いてるねんけど。
エチオピアでずっと人類学を研究してる人が、それを日本に落とし込んだ時にどうなるのかっていうのを書いてる本やねん。

うしろ

一同 :うんうん。

川崎 : で、そういう人らが書く文章ってめっちゃ難しかったり、読みにくかったりするんやけど、その人はすごいフラットに書いてる。
ちょっと日記形式も入れながら、現地の思想を持って帰って来て、社会を構成する部分というか、大きい社会を変えようと思ったら、すぐに「無理や!」ってなってまうけど、本当に近いところのコミュニケーションの部分でちょっとずつ自分らを取り巻く環境を変えて行くと、それが広がっていって変わるんじゃないか?みたいな。
今の息苦しさみたいなのを払拭するには?って全体で考えると難しいけど、ご近所で考えてみると、ちょっと可能性は出てくるんじゃないの?っていう様な事を言うてるねんけど、すごい面白かった。

中村 : 難しくはないの?読んでて。

川崎 : 難しそうやなと思ってんけど、全然一日で読める。すぐ読める。

一同 :へー。

ロボ宙 : 字もでかいよ(笑)。

一同 :笑

中村 : ほんまや。見やすい。

MIGHTY : けど、こういう本の方が良いよな。なんか人類学とか民俗学とかも好きやねんけど・・・

川崎 : 読みにくいやろ?

MIGHTY : そう。専門用語が多すぎるし。

川崎 : そやねん!

MIGHTY : 今ネットライターの人らとか、このnoteでも自分らなりの経済学とか人類学とか、音楽の文化史みたいなんを書いてる人多いんですよ。
素人の人らが自分らなりの考えをアップして発表してるんですけど、みんなとりあえず難しい言葉使いすぎですね(笑)。

一同 :笑

中村 : わからへん。

MIGHTY : お前その言葉を言いたいだけちゃうん?みたいなのが多くて(笑)。

川崎 : けど、これは全然読みやすかったし、考えるきっかけというか、ちょっとだけっていう内容やねん。

中村 : 表紙の色で読みやすそうな感じはちょっとする。柔らかそうに見える。

うしろめたさ

一同 :笑

川崎 : で、CDの方は、最近発売されたJuu & G.Jeeの「ニュールークトゥン」っていう、タイ人の人らのアルバム。

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Juu & G.Jee - New Luk Thung [CD] EM RECORDS 

MIGHTYOMK

川崎 : そうそう!

ロボ宙YOUNG-GDJ/stillichimiya)とかがやってる。

川崎鎮座DOPENESSもフューチャリングでやってたり、すごい良くて。
EM RECORDSから出てる。

MIGHTY : あ!EM RECORDSなんすか。

川崎 : これめちゃくちゃ最近のヒット。

MIGHTY : これはどういう内容なんですか?

川崎 : タイ人のラッパーの人のアルバムやねんけど、それにトラディショナルなタイの音楽やったり、現行のタイの流行ってる音楽とかがちりばめられてて、日本人アーティストもフューチャリングされてる。

ロボ宙stillichimiyaとかもやってるよね。

MIGHTYYOUNG-Gが一緒にTOURやったりとか。

川崎 : そうそう。

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MIGHTY MARSとYOUNG-G(ボタとサーカス2019にて)

ロボ宙 : YOUNG-Gがトラックを作ってたりするみたい。

MIGHTY : あー、そうなんすね!

川崎 : で、10月にリリースツアーで来はる。
去年も来てて、すげー良くて。

MIGHTY : 鎮君もフューチャリングされてて、これはPVになってましたね。

川崎 : なってたなってた。

ロボ宙 : タイのどっちかって言うたら田舎の方って言うてたな。バンコクとかではなくて。

一同 :ふーん。

MIGHTY : YOUNG-Gがずっとタイを旅してましたもんね。

川崎 : そうそう。

ロボ宙 : 1年くらい行ってたんかな。

MIGHTY : そこのコネクションでここまで持ってくるってすごい。

川崎 : めっちゃ良い。聴いて。みんな。

中村 : ライブもやるの?

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川崎 : 大阪は10月8日にソーコア(SOCORE FACTORY)で、サウンドシステムにTOUCH THE SKY入れて、ブンブンさん(BUNBUN THE MC)とかも呼んで。

MIGHTY : へー!いいですね。
じゃあ今日は、最後にJuu & G. Jee [ ニュー・ルークトゥン ]を聴いて今回はお別れしたいと思います。
めっちゃエイリや〜んでした〜!

(次回へ続く。)


ー 次回「めっちゃエイリやーん」は「ボタとロボ宙-ロボ宙編-」に突入!
ロボ宙先輩に脱線3や関西クラブシーン黎明期の話などなどレアなお話をじっくり聴いた必見な内容です♪乞うご期待!

NEXT、ロボ宙編はこちらから↓

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