第8回「ゼロ年代の記憶-後編-」 ゲスト:PIKA(あふりらんぽ)、森雄大(neco眠る)
前回の「ゼロ年代の記憶-前編-」に続き、今回は「ゼロ年代の記憶-後編-」をお送りします。
「めっちゃエイリや〜ん」年末スペシャル2019後編!!!
スペシャルゲストに森雄大(neco眠る)、PIKA(あふりらんぽ)を迎え、年忘れで思い出す「ゼロ年代の記憶」!
前回の結成から2000年代中盤まで一気に駆け抜けた「あふりらんぽ」の記憶に続き、今回は2000年代中盤から本格始動を始めるneco眠るの進撃と迷走の記憶、あふりらんぽ終焉に向けてのPIKAの記憶。そして、再生を果たした両者の心境に迫る!
内情が入り乱れる「ゼロ年代の記憶-後編-」スタート!!!
(2019年11月収録)
関西ゼロ世代ムーブメントの記憶
MIGHTY : はい。めっちゃエイリや〜ん。第8回目ですね。
「ゼロ年代の記憶」というテーマで、前回に引き続きneco眠るからリーダーの森君と、あふりらんぽからPIKAさんが来てくれております。
一同 : 拍手!!
森&PIKA : よろしくおねがいしまーす!
MIGHTY : 前回は、90年代の末から2000年代初頭を喋りましたけど、今から2000年代の中盤から最後に向けて話していきたいと思います。
鈴木 : そのくらいから「関西ゼロ世代」っていうワードが出てくるんやけど、実際あれは何なん?
森 : あれは井口啓子さんでしょ?多分最初に言うたのは。
ショウゴ : あ、井口さんが言うたんや。
MIGHTY : その井口啓子さんて?
鈴木 : 京都のライターさん。(現在は、東京在住)
鈴木 : 僕は、その認識が全然なかった。関東の人が勝手に言い出したんかなって。
森 : たぶん井口さんじゃないですか?そのイメージがあるけど、僕は。
MIGHTY : そこに、あふりらんぽが代表的なバンドで紹介されてたり。
MIGHTY : さっきも森君が言うてたんですけど、neco眠るは「ポストゼロ世代」的な言われ方をしてたの?
森 : 僕は「ゼロ世代」を見て育ったから、自分の音楽を進めようと思ってやってましたね。
MIGHTY : ゼロ世代と言われるバンドは、あふりらんぽの他に、それこそショウゴ君がやってたZUINOSINもそやね。
森 : あと、オシリペンペンズ、DODDODOやMIDI_saiの周りの人達もやし。
MIGHTY : 「MISONO DAYS」っていう写真集も話題になったけど。
鈴木 : ジョン・ハートのね。
なんかムーブメントっていうか、得体の知れん動きがあったような。
「MISONO DAYS」 JOHN HARTE(写真集/2006)
「あふりらんぽ in HONG KONG/JAPAN」
JOHN HARTE(写真集/2006)
ショウゴ : いっぱい勝手にボコボコ、キノコみたいに出てきた。
森 : 全部が全部、全く一緒に活動して、仲が良いとかじゃないけど、同時多発的にたまたまみんな出て来た。
ショウゴ : たまたまね。
MIGHTY : けど、そこら辺の時代の情報って、今インターネット上に全くないねん。
PIKA: へー。
鈴木 : 今みたいにスマートホンが無かったから。
ショウゴ : マイスペースも無い。
ミクシー前くらい??もっと前かな?
MIGHTY : で、勿論YOUTUBEもないから。
中村 : で、その面白い時期に流行ってたんがBBS。掲示板。
PIKA: うぁぁぁ!懐かしすぎる!やべ!
森 : 「ティーカップ」
MIGHTY : 「魔法のiらんど」
一同 : 笑
森 : 「貴重なスペースお借りします」っていうて(笑)。
ショウゴ : やってたなぁ。
中村 : BBSのサービスが停止した事によって情報が全部消えた。
ショウゴ : あ、消えたんや。
PIKA: ないんや!?
中村 : 消えた。だって無いもん。
MIGHTY : BBSを二人は、やってたん?
森 : 僕は自分のホームページにBBSありましたね。
ショウゴ : 「失礼します。」やってたやんな(笑)?
森 : うん。「失礼します。」もやってましたし、「貴重なスペース」も借りてました。
MIGHTY : 笑
PIKA: そんな告知の仕方やったなあ。めっちゃ忘れてるわ。
森 : ミクシーもギリギリ前夜ぐらいの。
MIGHTY : そやな。
森 : その後すぐミクシーも出てきたけど。
neco眠る本格始動 ENGAWA BOYSの逆襲
MIGHTY : 「neco眠る」も「あふりらんぽ」は、先にガーっといった訳やけど、、、、活発になるのは、2005年ぐらい?
森 : そう、2005年ぐらいにようやく。
それまではメンバーも不定期で、音楽性も「ダブ」っていうのが一応メインやけど定まらなくて、伊藤コーポレーションっていう、現ベースが入ったぐらいでようやく固まったんですよ。
伊藤コーポレーション(neco眠る/ベーシスト)
ショウゴ : 来た!水色ブレイン、水色ブレイン!(笑)
MIGHTY : 伊藤君の存在っていうのを、森君はどう見てるのかっていうのを俺は前から聞きたくて。(笑)
森 : 笑
ショウゴ : そうやね!付き合いが一番長いやんか。メンバーで一番長い。
鈴木 : 長いし、謎も多い。
MIGHTY : 伊藤君がずーっと支えてるやん。
中村 : 伊藤君は同級生なん?
森 : いや全然年上です。伊藤君は当時「水色ブレイン」っていうバンドをやってて、僕らは僕らでベースを探してたんですよ。ベースがいなくて。
当時は、岡本君がドラムやったけど、「ベースを探してくるわ!」っていうてドラムを連れてきたりして。
岡本君がベースを弾いてた時代もあって、本当に定まらなかったんですよ。で、ある日カコイ君(カコイヨシハル/ZUINOSINギター)が「これ、伊藤君」って紹介してくれたんすよ。
ショウゴ : 連れてきたんや?(笑)
森 : 僕もブリッヂ(新世界BRIDGE)で働いてたから、もちろん水色ブレインを知ってて。
伊藤君もレゲエが好きやからやる?って。
でもその時点では、ダブでもなんでもなかったんですけど。
neco眠るも今の音楽に近づいてる曲を僕が作り出した時で、合わしたけどダブでもなんでもない今みたいな間抜けな音楽で、でも伊藤君は、割とそれを納得して「じゃあやるわ」ってやってくれて、それで土台が固まったというか。
MIGHTY : ガッチリできるメンバーが揃った。
森 : うん。そっから動き出しましたね。2004年かな?
MIGHTY : 最初は結構ブリッヂが中心でやってたん?
森 : 一番最初はセカンドライン(LIVE AQUARE 2nd LINE)とかでもライブやったけど、ブリッヂで働くようになってからは、ブリッヂですね。
鈴木 : 結構クエスチョンな男ではあるけど、伊藤コーポレーションが入ることによって動き出した。
森 : 動き出した。
ショウゴ : 締まった。
MIGHTY : 俺、この前のライブ見ても思ったもん、伊藤君が大黒柱としておるから、、、
鈴木 : シド・ビシャス(笑)!
MIGHTY : そう。シド・ビシャス(笑)!
やっぱりneco眠るのサウンドってあるねんなっていうのが。
中村 : わかるわ。
MIGHTY : あるよね。
中村 : 前のライブ観て思った。
森 : 伊藤君が入って、今のneco眠るの音楽がようやく固った。
ショウゴ : そうやね。
森 : 「ENGAWA DE DANCEHALL」とかが丁度できた時期で、ブリッヂでも「SPLAY」っていう自主イベントをめちゃくちゃやりまくってて、それで動き出したんです。
で、その時ZUINOSINをリリースしてたデフラグメントの宮城さんも見てくれて「リリースしたい。」って言うてくれたり。
neco眠る/「ENGAWA BOYS PENTATONIC PUNK」
(CD,Album,de-fragment.2008)
ショウゴ : そうやね。
森 : あと、これは今の僕らの活動にもつながるんですけど、当時デフラグメントから「ロボ宙&dau」を出してて、僕はそれが凄い好きで呼びたいって言うてロボ宙&dauをブリッヂに呼んだんです。前のロボ宙さん回の話につながるんですけど。
MIGHTY : うん。そこで、俺とDODDODOも出さしてもらって。
Robochu & Dau /「Life Sketch」
(DE-FRAGMENT/2006)
森 : そう。DODDODO&MIGHTY MARSにも出てもらって、あの時タイチ君(OORUTAICHI)も出てたし。
鈴木:マイティーは、もうその時期はハードコア・パンクからヒップ・ホップに?
MIGHTY : そうやね。もうだいぶ前にバンドも終わってたし。
DJ Mighty Mars / 「Osaka Invasion -Mix CD-」
(関西ゼロ年代アーティスト音源のみで作成されたMIXCD。De-Fragment.2008)
森 : しかもその時に、僕らのリリース前のデモをロボ宙さんに渡したら、ロボ宙さんがそれをBOSEさん(スチャダラパー)とか川辺さん(川辺ヒロシ/東京NO.1 SOUL SET)とかに渡してくれてて。
MIGHTY : へぇー!ロボ宙アニキ!(笑)
ショウゴ : アニキやっぱり凄いな。(笑)
森 : で、その次の次の年?2009年とかかな?FUJI ROCKに初めて出た時にみんな観に来てくれてて、川辺さんとか。そこでなんか一気にガーッて広がって。
FUJI ROCK FESTIVAL’09 / neco眠るは、苗場食堂にて初出場
鈴木 : だって、川辺さんがそのライブを観て「ブルハを初めて観た時の衝撃やった」って。
MIGHTY : ブルーハーツを!
鈴木 : そうそうそう。
森 : 言いすぎやって思ったけど(笑)。
鈴木 : BOSEさんも「デフラグメントの宮城君がくれるCDって全部気持ち悪いのばっかりったやけど、」
ショウゴ : おい!ちょっと待てよ。
一同 : 笑
鈴木 : 「唯一、neco眠るは、聴いてみたら良かった。」って(笑)。
ショウゴ : なんでやねん!
一同 : 笑
森 : そこで広がりました。
で、その時期にカクバリズムの角張さんとも知り合って、その後の作品リリースに繋がったり。
neco眠るWith二階堂和美 /「猫がニャ~て、犬がワンッ! 」
(Vinyl, 7", EP, Single.Kakubarhythm.2010)
森 : ゼロ世代っていう流れの残り香があるとこに僕らが出てきて、さらにインストバンドブームみたいなんが当時あって。
MIGHTY : それって当時やったら誰なん?
鈴木 : あれやろ?スペシャル・アザーズ。
森 : うん。SAKEROCKとかユアソン(YOUR SONG IS GOOD)とか。そこに僕らもはまって、色んな人とガーッとつながったのが2008〜2009年ぐらい。
PIKA: へー。
MIGHTY : なるほどなるほど。
ショウゴ : なんか見えたな。
鈴木 : SAKEROCKとZUINOSINも対バンしてたよね?
ショウゴ : NHKでな。怒られた。
NHK-FMでサケロックとZUINOSINでやってん。めっちゃ怒られたで。
MIGHTY : なんで怒られたん?
ショウゴ : いや、まぁ、ドラムをバットでシバクのがあって。
MIGHTY : ドラムをバットでシバクってどういうこと?
ショウゴ : プラスチックのバットでドラムをしばくパフォーマンスがあるんやけど。NHKって音を拾うマイクが、まぁまぁええマイクやから。
PIKA: 笑
中村 : 壊したん?
ショウゴ : 壊して無いで!壊してないけど、めっちゃ気ぃ使うから、なんかめっちゃ怒られた。
PIKA: 笑
鈴木裕之ワールドからのインスピレーション
鈴木 : 僕の話をさせてもらったら、仕事をしながら自分の作品とか発表したいなって思ってる時期やって、ガルペプシって言うヒューマン・ビートボックスのパフォーマンスをしてる人物がいて。
鈴木 : その子が唯一デザインとかに長けてて、僕のイラストをまとめて作品集にしたいからって描きためてたスケッチブックを渡したら作品集を作ってくれへんくて、勝手にその絵でステッカーを作ってそれを色んなとこで売ってて。
森 : 僕は、それのめちゃくちゃファンで、買いまくってて(笑)。
SUZUUQステッカー(ガルペプシ+鈴木裕之)
ガルペプシデザイン「ZUINOSIN」ロゴステッカー(上下)
ZUINOSINカコイとガルペプシのレーベル「カノソロシ」ステッカー(中央)
ショウゴ : あ!そうや。
森 : 鈴木裕之っていう人がヤバい!ってなって。
で、その時はまだ僕らはリリースとか決まってないけど鈴木君に初めて会った時に、いつかCD出すときは、、、、
鈴木 : じゃなくて「いつかTシャツ作りましょう!」みたいな。
森 : あ、そう!鈴木君に何かやってほしいって、初めて会った時にそれを言うた。
鈴木 : で、Tシャツが全然できないまま、アルバムのアートワークをやらせてもらった。
森 : そう!アルバムを出すことになったから、絶対に鈴木君に頼む!ってなって。
鈴木 : で、そこでイラストレーターとしてスポットライトを浴びたというか、歩みが始まった。
ショウゴ : 鈴ちゃんそうやね。その感じするな。
MIGHTY : そやな。neco眠るのジャケでバン!と認識された。
neco眠る/「EVEN KICK SOYSAUCE」
(CD,Album,de-fragment.2009)
鈴木 : パッと光が当たった。
森 : うん。鈴木君の持ってる、ほんわかした所と、ハードコアのバランス感っていう絵のインスパイアとか影響も実際めちゃめちゃあるし、本当に鈴木君の影響はデカいっす、めちゃくちゃ。
鈴木 : あのデフラグメントからのアルバムは、凄い全てが一致した感じがする(笑)。
森 : ね。タイミングがバシッと一致した感じ。
MIGHTY : 俺、こないだ「BAKUTO OSAKA」のneco眠るの映像を観てたんやんか。
ショウゴ : 懐かしい(笑)。
MIGHTY : あの時代のneco眠るは今とまた違う、ものすげえ衝動的な、、、凶暴っていうか。
ショウゴ : わかるわかる。ちょっとちゃうで。
MIGHTY : あれはカッコいいわ。
今のneco眠るも凄い良い。洗練されてるけど、それとはまたちょっと違う原点的なとこが見れる。
ショウゴ : パンクっぽい。
鈴木 : 「関西ゼロ世代」っていう流れでいったら、BAKUTO OSAKAっていうイベントは割と象徴的な感じ。
MIGHTY : あれ2008年ぐらいかな?
中村 : あれ凄かったなぁ。
森 : 丁度ブリッジが2007年で終わってるんですよ。
鈴木 : その頃、バンドで言うたら、「にせんねんもんだい」とか、「相対性理論」とかも出て来てた。
森 : 僕らは、ゼロ世代に憧れて、ずっとneco眠るをやってて注目されて色んなとこ行くようになってめちゃくちゃやってきたけど、結局追いかけてたというか、当時のZUINOSINやオシリペンペンズとか、あの時観た人たちがすげえって思いながらやってて、当時東京でもいっぱいライブをやったけど「大阪こんなもんじゃねーぞ。」みたいな(笑)。
一同 : あー(笑)。
MIGHTY : そんなんあったんや!?(笑)
森 : なんか変に気負ってましたね。俺が今大阪を背負うしかないっていう変な気負いが、正直めちゃくちゃあって!
ショウゴ : でも、僕は森君に託してたけどな。
森 : ほんまに、めちゃくちゃあって。
中村 : けど、森君は、いつから客席向いて弾くようになったん?
森 : それはもうネバヤン(NEVER YOUNG BEACH)のサポートやりだしてからですね。
MIGHTY : 最近(笑)。
ショウゴ : え!最近向いてるの?観たことないで。
中村 : 最近前向いてる。
鈴木 : けど、「大阪こんなもんじゃねえ感」は、当時あったんやね。
森 : 僕は、ほんまに勝手にめちゃくちゃ思ってやってたし。
なんかね、たぶん俺らが結構ガンガンやってる時、あふりも止まってて。
PIKA: うんうん。
森 : で、ズイ(ZUINOSIN)もなくなって。
オシリペンペンズとDODDODOだけは、変わらずにずっとやってて、当時3つの対バンがすごい多くて、それもあって「こんがりおんがく」(森雄大、DODDODO、石井モタコによる音楽レーベル)が産まれた。
neco眠る自主企画「SPLAY」
(09/12/27「こんがりおんがく」建ち上げ前のライブ)
neco眠る / 「Boy / お茶」
(Vinyl,12Single.こんがりおんがく.Kakubarhythm.2013)
MIGHTY : 必然的というかね。
森 : うん。
MIGHTY : すごい自然な流れでやってるなって。
森 : たまたま僕らは色んな要素もあって注目もされたりもあったから、これはもう還元というか、、、「ちゃうちゃう、もっとおるんよ。」っていう(笑)。
その思いだけでずっとやれてたし、それは変わらないです。
中村 : いつも思うねんけど、森君がイベントする時ってさ、「呼んだった」感ってないやん?
鈴木 : そうやねん。
MIGHTY : 昔からそうやな。
中村 : 森君て、呼んでるバンドに対して尊敬の念みたいなんを感じるっていうか。そういうのをいつでも感じる。
PIKA: 敬意がある。すごい謙虚。
鈴木 : 前半で言うたてたけど、フックアップしてくれる感じ。(笑)
ショウゴ : あ!そうやね。プロデューサーじゃないけど、なんかそんな感じ。
森 : ずっと裏方気質でやってる感じはありますね。
ショウゴ : 裏方感はある。
鈴木 : なんか勢いづいて売れてきたらさ、周りとか蹴落としてね。
ショウゴ : オラオラ。
中村 : そう、もっと天狗になったらええのにって思うぐらい謙虚やったよね。ずっと。
あふりらんぽ解散の真相 PIKAの内情
鈴木 : あふりらんぽも前回話したけど、そうやってガーって行くとこまでいってる感じやんか?僕らもそんなに追っかけてはなかったけど、活動休止や復活とかの流れはどういう経緯?
MIGHTY : あふりらんぽの活動休止っていうのは何年なん?
PIKA: ええっと、8年やって解散したから・・・
MIGHTY : あ!1回解散してるの!?
PIKA: してるねん。
鈴木 : 停止じゃないの?
PIKA: 停止じゃないねん、解散。
MIGHTY : そうなんや!あのアルバムあるやん?トラックが「いち」とか「に」とか「さん」とかのやつ。
めっちゃ長い、アルバム通して全部続いてるやつ。
PIKA: 「スートブレイコー」かな。
あふりらんぽ /「SUUTO BREAKOR」
(CD,ALBUM.P-VINE.2007)
MIGHTY : そうそう!あれが解散前くらい?あれめっちゃ聴いた。
PIKA: あれは半ばちょっと後半くらいかな。そういうのとか経てきて、曲みたいなんじゃなくて、インプロっぽくなっていくんやけど。もっとサイケっぽくなっていったり。
PIKA: そこにオニの出産とか子育てとかがあって。
中村 : シャングリラ(梅田シャングリラ)で最後のライブやったんかな?
PIKA: そうやな。解散ライブ。
(大阪梅田シャングリラと難波ベアーズで行われた。)
あふりらんぽ / 「NEVER ENDING AFRIRAMPO」
(2010年あふりらんぽ解散Tourが収められたCD&DVD3枚組アルバム。3CD&DVD,Album.Ki/oon.2011)
PIKA: けど実は、その解散の伏線としてメジャーデビューしたっていうのがすごい大きかってん。
そこで、ウチらの中での違いがあからさまになってしまったところがお互いあって・・・
MIGHTY : そこからなんや。
ショウゴ : えー。
PIKA: そのギクシャクの果てにオニの出産っていうのもあって。
それでもあふりらんぽをやっててんけど、やっぱり生活的に無理になってきて、じゃあ一回休もうっていうか辞めようってなって解散。
で、6年解散してたんですけど。
鈴木 : それが何年?
PIKA: 2010年かな。最後に1枚アルバムだして終わってんけど。
それも急に解散したんちゃうかな。
一同 : うんうん。
あふりらんぽ / 「WE ARE UCHU NO KO」
(2CD,Album.Suppon Record.Disk Union.2010)
ショウゴ : その、メジャーデビューして嫌になるっていうのは、何と何が嫌なん?それを聞きたい。
PIKA: なんか、今やから言うていいと思うねんけど。
ショウゴ : もう言お、言お。
MIGHTY : 言うてしまお(笑)!
中村 : 俺やったらオブラートに包んで上手いこと言えるよ。
MIGHTY : いや、お前はええねん!
一同 : 笑
PIKA: どう解釈してるのか逆に聞きたいけど。(笑)
ショウゴ : いや、本人に聞きたい。
PIKA: なんかウチは音楽に対してあんまりリスナーじゃなくて。やりたい事をやってただけっていうとこがあったから。
一同 : うんうん。
PIKA: :例えばメジャーデビューすることによって「ポップジャム」とか「サマソニ」とか「FUJI ROCK」出ようよ!ってゆうのがめっちゃ嫌やって。
MIGHTY : 嫌やったんや!
ショウゴ : え〜、なんで?
PIKA: 私はほんまに嫌やって、なんで出なあかんの?っていうタイプやってん。当時は嫌やった。
今は全然出たいし、めっちゃ好きやけど。
その当時は、大勢の人たちの前で例えば広告的に出るのがすごい嫌やったし、それが嫌やからこういう音楽してるのになんでそこに行かなあかんの?っていう。
MIGHTY : アイドル的な感じというか。
PIKA: そう。やってる音楽と、業界に乗っちゃうのって真逆の事してるやん!みたいなんがあって。
で、インタビューとかしていくと、一つの質問に対して、ウチはド真面目やから結構喋ったりとかしていくと、オニも「あれ?ピカチュウ、そんな考えてたんや!?」とか。ウチもオニとの違いに気付いていって、だんだんお互いしんどくなってきて。インタビューし続けてたら、音楽をする意味がなくなってくるっていうか。。。それで疲れていったんもあったんかな。
MIGHTY : それで2010年に解散。丁度ゼロ年代で・・・燃え尽きたんや
PIKA: そうやねん。その伏線はもっと何年も前からやったけど、その違いっていうので女の子の資質ってあるやん?ジェラシーやったりとかそういうのもブワーッと出てきた時もあって、そこを精算したかったっていうのがあった。
ショウゴ : 終わったんやね。
一同 : うんうん。
鈴木 : 話それるけど、あれやんな?GLAYのJIROとも。
PIKA: あ!そうそう!ライジングサン(RISING SUN ROCK FESTIVAL)の時の楽屋で「GLAYのベースのJIROです。」って。
一同 : 笑
中村 : ヤバいな!
PIKA: ウチ、めちゃくちゃ好きやったから、そこでひっくり返って!
中村 : JIROと喋った人と喋ってるってヤバい。
MIGHTY : それ、ライジングサンに出て良かったやん!
PIKA: 良かった。それは出てめちゃくちゃ良かった。
MIGHTY : JIROが好きやったん?
PIKA: そうそう。
中村 : 俺も!俺もな!
鈴木 : また来た!来た!
ショウゴ : 来た来た!
中村 : 俺も、高校の時にJIROの写真持って散髪屋に行ったわ。
ショウゴ : 知らんがな!
一同 : 笑
中村 : この髪型にしてくださいって。
PIKA: 可愛らしいやつな(笑)。
鈴木 : ファイバーズーム行ったんやろ?。
PIKA: 笑
neco眠る停止と再生 森雄大の内情
森 : 俺らが一時休止した時期とあふりらんぽが解散した時期は変わらんのよね。
MIGHTY : あ!neco眠るも休止したんか!
森 : 僕ら2010年で一回。
neco眠るライブDVD / ボーイズ
(DVD.de-fragment.2010)
MIGHTY : そうかそうか。
鈴木 : 岡本君(ダダリズム、ex neco眠るドラマー)が抜けたんが、、、。
森 : うん。メンバーが抜けたのもめちゃめちゃデカかったし、実際バンドってやってると流れが出来てきて、春にアルバム出してフェスに向けて準備して。
MIGHTY : 年間スケジュールがね。
森 : そういうスケジュールがあるじゃないですか?
バンド・サーキットでみんな競い合ってる中で、勝手に自分もそのスケジュールっていう意識になってきてるのがすごい「気持ち悪っ!」てなって。
PIKA: わかるわ〜。
森 : しかもそんなに多作に作れる訳でもないし、「無理や!」ってなって。岡本君も辞めるし「あ!もう完全に無理!もう飽きた。」って。
自分の音楽にも飽きてたし。それで一気に冷めて。辞めようって。
一同 : うんうん。
MIGHTY : で、2010年に一回、2バンドとも一気に停止する訳なんやけど。今は2019年。2バンドともやってる。
ショウゴ : やってる。
中村 : そやねん。
MIGHTY : そこのきっかけというか、迷走して、自分の中で疑問があって、辞めたとこから今に至る流れを森君から。
森 : 休んでいる間に・・・それまで、東京とかにすごいライブで行ってたけど、東京のバンドと仲良くなることが全然無くて。同世代と出会う事も全く無くて。やっぱりちょっと上の世代の人とか、売れてる人達とか、このバンドすげぇ!とか、影響される事がなかったけど、一回休んでから同世代の東京のバンドとかとすごい出会ったんですよ。
それこそ「cero」とか「oono yuuki」君とか。
MIGHTY : そうかそうか。
森 : 冷静になって周りを見たら「こんな面白い人達がおるんや!」ってなったのがデカいっすね。
大阪でいうと同い年の「チッツ」とかでもそうなんですけど。それまでは一緒にやることもなかったけど、ゆっくりしてる時に知り合ってライブ観たりして、すげえめちゃめちゃいい!ってなったりとか、同世代でめちゃくちゃ面白い人達がいっぱいおるなってなって、ちょっと悔しいと思ったりするじゃないですか?そういうライブとか観たら。
一同 : うんうん。
森 : 自分もやりたいっていう気持ちが湧いてきたっていうのはすごいデカかったです。
MIGHTY : その時期に、新メンバーが色々入ったりっていうのもあるの?
ドラム 三木章弘(手前)、ギター 栗原ペダル(奥)
森 : それもありますね。でも、ギターのPAPA君(栗原ペダル)は休止前からエグゼド(EXEDEXEX)を僕、ちょっと手伝いだして・・・。
MIGHTY : そうかそうか。
EXED EXEX(鈴木裕之、DODDODO、ヨシカワショウゴ、中村信彦、森雄大、栗原ペダル、MIGHTY MARSも在籍していたバンド)
中村 : エグゼドメンバーやん。
森 : そうなんすよ(笑)。その時にPAPA君(栗原ペダル)は「最高すぎる!」って思って、この人は次やる時に絶対入ってもらおうって思って決めてて。
栗原ペダル
(neco眠るギター、NEW MANUKE)
MIGHTY : なるほど。
森 : 周りのかっこいい人とかの影響で音楽をやりたいって思うようになりましたね。
鈴木 : なんか、今は第二期がきて固まった感じやけど、それまでの流れは前途多難な感じがあったような気がするね。
森 : そうですね(笑)。
中村 : 側から見てたらええ感じというか、順風満帆で、活動停止も・・・
ショウゴ : スムーズな感じがするよね。
中村 : そうそう。
ショウゴ : 僕もした。
MIGHTY : 再開したのは何年くらい前?
森 : 再開が2011年とか。1年くらいしか休んでないんですよ。
ショウゴ : あんま休んでない。
森 : 結局ほぼ休んでなくて。
中村 : 森君はたぶん冗談で言うてると思うねんけど、岡本君が辞めた時、「中村君、ドラムお願いします。」って一回言うてくれた。
鈴木 : そんな事言うてないやろ。
森 : それは記憶にございません。
中村 : ホンマに!?
一同 : 爆笑
ショウゴ : それ夢ちゃうん?
中村 : それと、ウリチパン郡にも言うてもらった。
ショウゴ : それも夢ちゃうん?
鈴木 : 全部夢やろ。
中村 : 森君が言うてんで!
森 : ちょっとわからないです。
一同 : 笑
neco眠る / 「BOYS」
(CD,Album.SPACE SHOWER MUSIC.2014)
neco眠る / Typical(CD,Album.こんがりおんがく.2017)
最高に気持ちいい感覚を信じて
MIGHTY : で、PIKAのほうは解散から、今またあふりらんぽは復活してるけど。
結構長かった?合間は?
ショウゴ : わりかし空いたよな?
PIKA: そうやなぁ、、、、2010年から2016年かな。
MIGHTY : ソロでそれぞれやってたしな。
PIKA: そうそう。ソロをやってて。
PIKA☆ /「龍の棲家 」
(CD,Album,Telegraph Records,2014)
ONI / 「SUNWAVE HEART」
(CD,Album.ハヤシライスレコード.2010)
MIGHTY : 両方ともめっちゃ良い作品。
ショウゴ : そやね。
中村 : けど、あふりらんぽの曲って全然覚えてないねん。
一同 : 笑
中村 : でも良いよな!良いねん。
でも一曲も覚えてない。
ショウゴ : なんやねんそれ!覚えてんで(笑)。
PIKA: なんで再結成するのかって言うたら、たぶんソロをやって、オニはオニで子供を3人くらい育ててて。ウチも、震災とかあって別の活動(TAIYO33OSAKA)したりしながらソロもやり切った時に、なんか結局またオニと一緒にやることが楽しそうって思えた。純粋に。
色んな人とその6年間でめっちゃバンドとかもやったけど、初めて接して「あれ?こんなツーカーやった人って他におらんねや。」って気付いたというか、感覚がマジで一緒やったんや、みたいな。
鈴木 : あふりらんぽ以外に、PIKAがドラマーとして参加したバンドは?
PIKA: アシッド・マザーズ・テンプルが結構メインで4年やってた。
Acid Mothers Temple & The Cosmic Inferno / 「Journey into The Cosmic Inferno」(CD,Album.Very Friendly.2008)
森 : あ、そか!やってたな。海外も行ってたなあ。
PIKA: うん。何回か行って。
MIGHTY : 色んな人ともライブ・セッションめっちゃしてるもんな。
PIKA: うん、した。海外も一人で行ってみたりとか、色んな人とセッションしたりとかバンド組んでみたりとか。
Pika×勝井祐二×大友良英 / 「Sun・Ra・New 」
(CD,Album.Telegraph Records.2016)
Jojo Hiroshige. Pika. Paal Nilssen-Love. Lasse Marhaug / 「Osaka Fortune 」(Vynyl,Lp.Premier Sang.2013)
Pikacyu★Makoto / 「Galaxilympics」
(CD,Album.Upset! The Rhythm.2017)
moon♀ママ (PIKA+坂本弘道)
ムーン♀ママバンド
(PIKA☆+坂本弘道+ナスノミツル+山本達久)
ゲスト:七尾旅人、勝井祐二(ROVO)
TAIYO33OSAKA主催イベント 「東京PAOS」
PIKA: けど、そういうのやってて曲作り一つにしても、この事するだけで、「こんなに説明せなあかんのか」ってことがあったりとか。まぁ、当然でよくあることやけど。それはそれで良かってんけど、やっぱりオニとやったら楽なんや・・・みたいな。
一同 : ふんふん。
中村 : あふりがまた復活するって時、やっぱり嬉しかったもんな。
PIKA: 意外と早いなって言われたけどな。
一同 : 笑
中村 : 早くないやろ。
PIKA: ウチらも、「もうやっていいんかな。。」っていう気はしたけど。
中村 : そんな貯めることないやん。
PIKA: でも、まあ、人生一回やしな。
一同 : うんうん。
鈴木 : 再結成以降の手応えってのは?
PIKA: 再結成以降の手応えは、あふり自体はあんまり変わってないけど、時代は変わってるし。
ほんまは内面も変わってる。でもやるスキルというか、出来ることが変わってないだけで、本当は変わりたい自分達がいて。わかる?
森 : うんうん。わかるわかる。
PIKA: 今のほんまの自分らにまだ付いて行けてない。出し切れてない。
森 : やっぱり、あふりらんぽとneco眠るが違うのは、あふりらんぽはずっと2人。
僕らってメンバー変わってるし、その間に新しいメンバーが入ったり。今やったらBIOMANが曲作りメインでやってたりとか、時期によって手持ちが変わったり。
BIOMAN
(neco眠るシンセサイザー、DJ、プロデューサー、千紗子と純太)
ショウゴ : 変化がね。
森 : そう。変わっていけるからっていうのがあるけど。
あふりは、ずっと2人やもんね。そこの違いはめっちゃあると思う。
PIKA: そうやねん。
ショウゴ : ようやるわと思う。
森 : それって凄いことやで!やっぱり。同じ2人でずーっとって。
PIKA: そう。結局、「ウチら」やねん。
MIGHTY : 漫才コンビみたいな感じやな。
PIKA: そうやな(笑)。
MIGHTY : 笑
PIKA: でも、ほんまにそう。最近な、曲作りにしても、スタジオで作ろう!とか、お互いがネタ出してきたやつを骨組みにして作ろう!とかは出来るねんけど、お互いが納得せえへんねやん。やっぱり。
MIGHTY : あ、そうなんや。
PIKA: それやったらもう、スタジオをサボって一緒に映画観に行こうとか、どっか遊びに行こうとか。
MIGHTY : 大事やね。
中村 : それ今でもやるの?
PIKA: やるやる。
MIGHTY : 俺、そういう事に時間使うのってめっちゃ大事やと思う。
中村 : いいよ〜。すごい良いと思う。
PIKA: そうそう、それをしないと曲が生まれへんし。
MIGHTY : 創作できへんもんな。
PIKA: そうやねん。
中村 : 同じもんを共有する。
PIKA: そう。最近ウチが淡路島に行ったり(オニは淡路島在住)、オニがウチの家に泊まりに来たり、何でもない時間を過ごすことをしたりとか。そういうことをしてる。
一同 : ふーん。
PIKA: やっぱり時間がいるかな。。。
すごい色んな事に追われすぎて、再結成する前は。そういうのに疲れてたから、もうちょっと自分らが本当に楽になる音楽というか、、、やっぱり、あの開放して自分らが最高に気持ちいー!ってなってたのを、みんなもそう感じてくれてあそこまでいけたから、その感覚をずっと信じてるんですよ。
一同 : うんうん。
あふりらんぽ / 「Afri No Sato」
(CD, Album.Self-Released.2017)
あふりらんぽ / 「Afriverse」
(CD,Album.Supponpon Record.2018)
夢中になる事
PIKA: 結構今日喋って、例えば自分から「ゼロ世代」っていう言葉を言うことはなかったし。
MIGHTY : まずないもんね(笑)。自分らで喋るって。
PIKA: うん。けど、何年も経った後やし喋れるから喋ってるけど「ポスト・ゼロ世代」やったとか、そういう言葉も今聞いたし。
MIGHTY : 今初めて聞いたんや。
PIKA: そう。ええ!?一緒やと思ってた、、みたいな感じ。
森 : まぁね。変わらんねんけど、自分はそこを見てたっていう感覚やから。それの次やっていう意識が凄かった。
PIKA: へぇー。なかった。
ショウゴ : 笑
MIGHTY : そこは、PIKAは、もうやってたからさ。
PIKA: うん。
話聞いてて、自分らがやってる時に森君は森君で色々あったって、全然知らんかったっていうか。
MIGHTY : 観てた側とやってる側は違うもんな。
PIKA: うん。夢中になってた。
鈴木 : モタコ君(石井モタコ/オシリペンペンズ)とかもゼロ世代って言われるのが・・・
中村 : DODDODOもわからんって言うてた。
MIGHTY : みんな嫌いちゃう?(笑)
ショウゴ : みんな嫌いや。
森 : 僕もゼロ世代ってなんやねん?って思ってたし、ポスト・ゼロ世代って言われてるのもなんやねん?って思ってたけど、今ちょっと冷静に喋ると完全に僕はポストやし。
ショウゴ : うん。まとめやすいっていうか。
森 : うん。そうですね。
ショウゴ : まぁ、当時は、誰もゼロ世代を盛り上げようぜ!って固まってやってる訳じゃないから。
森 : うん。みんな自分が面白いって思ってることをやってる。
MIGHTY : 今もそうやもんな。好きなことをそれぞれ勝手にやってるだけやし。
森 : そう、それだけ。
ショウゴ : たまたま盛り上がった時代が一緒やったっていうだけ。
MIGHTY : けど、今回めっちゃエイリや〜んは、2人を呼んだのでゼロ年代のことを語ろうと。
けど、ゼロ年代あんまり語れてないけど。
鈴木 : そやね。全貌はもっと、、、、
森 : デカすぎて。
ショウゴ : :デカすぎる。
MIGHTY : デカすぎるし、やってる本人は自分で精一杯やもんな。
ショウゴ : そうそう。全員必死やったっていう。
鈴木 : また一回モタコ君とかも呼んでやりたいね。
ショウゴ : そうやね。
森 : やっぱり、ズイ(ZUINOSIN)とかタイチ君(OORUTAICHI)とか2003年〜2004年くらいの経験っていうのは、自分の中での面白さの基準になってしまってるから、それ以降に何を見ても、どうしてもそれを越える事ってそうないじゃないですか?
MIGHTY : 凄いね。ZUINOSINってそんなに影響与えてるんや。
森 : ぐらい僕は!ほんとに。
中村 : そやで!ZUINOSIN凄かったよなぁ!?
ショウゴ : いや、ZUINOSINだけじゃないけど。
森 : 全部がそこにあったというか、濃ゆさとか面白さとかギャグも全部。
音楽も。ディープな部分も。
PIKA: アイドルやったよな。キラキラしてた。
中村 : そうや。
ショウゴ : いやいやいやいや、そんなそんな。
森 : 僕にとっては、青春やし。全てがそこに、全部あったっす。
鈴木 : 時代として実感はないよね。そこを通り過ぎた者としては。
そういう勢いとか、そこがめちゃめちゃ盛り上がってたとか。
MIGHTY : 身内やからな。
ショウゴ : 身内や。
中村 : でも、俺はいつだってミーハーやからな!
ショウゴ : きたきたきたきた(笑)!
森 : いつだってミーハー男。
中村 : いつだってミーハーやで!今でも。
鈴木 : アクセスやね。すぐアクセスしてくる。
ショウゴ : めっちゃビデオ持ってるからな(笑)。
中村 : そや。百何十本持ってるから。
ZUINOSINやったら3人とも抱かれていいと思ってたから。
一同 : 爆笑
(つづく)
ー 次回「めっちゃエイリやーん」は、「ゼロ年代私的ベストアルバム」 を森&PIKAに紹介してもらいます!乞うご期待!!!
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