"ありがとう"の文化と"ごめんなさい"の文化
"ありがとうの文化” と "ごめんなさいの文化” 。
この2つを聞いたとき、皆さんは一体何を想像されるでしょうか?
これは僕がイギリスに渡ってきて、大きく感じた文化の違いの一つでした。
"文化の違い" というと大袈裟に聞こえてしまうかもしれませんので、シンプルに2国での違いを感じたという事にとりあえずはしておこうと思います。
とは言うものの、イギリス人も結構な割合で "Sorry" を使うのですが、そういうイギリス人からでさえ「お前はSorryを使い過ぎだ!」と渡航直後は良く言われたものです。
そんなこんなで、かれこれ3年以上イギリスに住んでいるのですが、思うのは "Thank you” をしっかりと言葉にして現わして伝えているという事です。
「Thank you for keeping tidy」「きれいに使ってくれてありがとう」
「Thank you for your kindness」「その心遣いに感謝します」
といったような張り紙やサインを、いたる所で目にすることが出来ます。
そのような文化の中で、今日、このようなサインを町のあらゆるとこで目にする事が出来ます。
医療現場の最前線で感染と戦っているNHS(イギリス版国民保険サービス)のスタッフへの感謝、激励の "Thank you "
Key workers と呼ばれる、生活に必要なサービスを提供するため、感染のリスクを抱えながらも働き続ける人たちへの "Thank you"
こうやって一個人単位でも、しっかりと "ありがとう" の気持ちを伝えられる事って素晴らしいなと、ここ最近の日々の生活で感じているのです。
自分たちもロックダウンの中、不自由でストレスの多い生活を送っていても、感謝を言葉に行動に現わせる。
素晴らしい文化だと思いませんか?
謝る様なシチュエーションではなく、相手の行為に対して感謝の意も含めた "Sorry" ”ごめんなさい”を使うシーンって、日本に限らずどこの国でもあるかと思いますが、どうしてもネガティブな印象を与えがちだと思います。
なのでそんな時こそ "Thank you " "ありがとう”を選んで使うようにすると、よりポジティブな印象を、お互いに与える事ができると思います。
僕もどちらでも意味が通じるなぁと思ったときは、積極的に "Thank you"を使う様にしています。
"ありがとう” しっかり伝えていければと思います。
今回も最後までありがとうございました。
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