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どうでもいいこと、つづけよう⑤

満員御礼のこのエッセイも第五弾。
引き続きどうでもいいことしか書いていないのでどうでもいい時間に読んでください。

もしもアナタのモロタイプな美人のお姉さんが目の前に現れたら、何と声をかけるだろう?

「こんにちは」「お綺麗ですね」「お久しぶりです」「チョリーッス」「好きです」「あなたを待っていました」

全部気持ち悪い。
百戦錬磨のナンパ師は女性を口説く時に何と声をかけるのだろう。僕がおごるので一緒に叙々苑行きません?とか言うのだろうか。牛角に謝れ。

モテることってそんなに嬉しいだろうか。
モテる男は自分の好みの女性と付き合える可能性が高くなるから、それは魅力的だと思う。それ以外にメリットはあるだろうか?
毎日のように女性が言い寄ってきたら私は怖い。何かのドッキリなのでは?と確実に心が疲弊していく自信がある。

たまに「あの人かなり遊んでるよ」「曜日ごとに違う人と会ってる」とか聞くのだが、よくそんな芸当ができるなと感心してしまう。
私がそんなことをしたら、「まる子」と会っているのに間違えて「たまちゃん」と呼んでしまったことにすら気づかず、まる子から渾身の平手打ちを食らう。おへそがチラリどころではない。

モテる男の唯一尊敬する所が、気遣いのさり気なさである。どれだけ事前に計算しているとしても、アウトプットの仕方がとにかく自然なのだ。
しかも、どんな女性にも同じことができる。
ISSAはマツコデラックスに対しても凄まじく女性として優しく接するという。さすがである。私はたった1人の妻の機嫌を取るので毎日精一杯なのに。星はこわせても、たったひとりの人間はこわせないようだな。

気遣いはなるべく心がけているが、根本が阿呆なのでたまに相手を怒らせてしまう。
努力でカバーできる部分にも限界がある。根本がポンコツだからだ。
洗剤と柔軟剤を間違えて投入する。ファブリーズで食器を洗ってしまう。
全てポンコツだからだ。ポンコツのせいにする私がポンコツだ。ポンコツに謝れ。

私のポンコツ加減が分かったところで終わりにする。

続く

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