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番外編 第4回最近購入した書籍について

 皆様おはこんばんちは。そして,お疲れ様です。

 最近,流体力学を再度学び直した記事を主にかいています。
 ここでは,流体力学の記事を書くわけではなく,ただの「最近購入した書籍」を一部紹介したいと思います。

(1)購入した書籍の紹介

 最近は,「自己紹介」という自己犠牲をしながら記事の準備をしていたら,欲しい書籍の購買欲が爆破して,またもや流体力学の教科書を買ってしまいました。

 著者が,学び直しとして主に流体力学に関することをnoteの記事に書き始めましたが,以前に高専時代の先生が推薦していた書籍です。


(2)流体力学,日野幹雄,朝倉書店

図1

 流体力学の参考文献にもよく記載が見受けられる書籍です。他に参考文献として書かれるのは,今井先生の「流体力学 (前編),裳華房」,巽先生の「流体力学,培風館」,ランダウ先生の「流体力学,東京図書株式会社」,もしくはラム先生の「流体力学,東京図書株式会社」当たりでしょうか。

 多くの大学・高専の先生方がこぞって参考文献に書く文献の中で,絶版になっていない書籍です。最近,日野先生も同じ出版社で新装版を新しく出版されたようなので,興味がある方は是非確認してみてはいかがでしょうか。

 
 さて,ここからは筆者個人の感想を書いていきます。
 この書籍は,水力学の記載を一切省いて,「完全流体(理想流体)」,「粘性流体」と「乱流」について細かく書いた教科書だと感じました。なので,水力学を学びたい方は,本書とは異なる書籍を手に取ることを勧めます。

 細かいところは詳しく見ていないですが,数式と説明をきちんと見なければならない教科書だと思いました。つまり,理系の教科書にありがちですが,「数式と次の数式との間は,自分で埋めなければならない」の典型です。勉強の本質という意味では,「正しい」ですが,試験勉強など結果が必要なものでは,「使用していけない」と筆者は考えています。
 
 その一方で,網羅性は「すごい」の一言です。
 通常の流体力学の教科書に書かれることにない「波」の解説が書かれている点(これは連続体力学,もしくは土木工学での水理学で取り上げる内容),粘性流体で「低いレイノルズ数域の流れ」の解説が書かれている点や乱流分野に管内・境界層剥離を超えて言及している点です。

 よって,腰を据えて「流体力学」を勉強したい人や乱流の導入として学びたい人には最適ではないでしょうか。一応,演習問題もありますが,他の書籍を使用した方がよいかと思います。とにかく基礎固めを徹底したいという方に筆者なら勧めます。但し,内容が非常に高度なので,初学者がいきなり手を付けるのはお勧めしません。


(3)最後に

 いかがでしたでしょうか。

 流体力学を学び直しているからこそ,教科書を収集しながらより納得のいく分かりやすい説明に少しでも繋げたいと思いますので,今後ともよろしくお願いいたします。

 今回も書評みたいになりましたが,著者はあくまで購入した書籍の感想を述べるにとどめています。その理由は,著者自身が素人であることから,書評するレベルにないと思っておりますので,あくまでも紹介・感想を書いてみるだけの記事です。

 また,書籍を購入したときに,紹介してみようと思います。

 以上です。最後まで閲覧頂きありがとうございました。

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