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昔ながらの知恵で暮らしを楽しむ 家しごと

『昔ながらの知恵で暮らしを楽しむ 家しごと』
著者:山田奈美
発行者:澤井聖一
発行所:株式会社エクスナレッジ

著者の山田奈美さんは、葉山で薬膳や発酵食の教室をしていらっしゃるという。「食べごと研究所」の主宰も。

”春は山野草で冬の間にたまった毒素を出し、暑いときは夏野菜でミネラル補給。秋の種実で乾燥を防ぎ、冬は保存食で体を温める” (本文より)

大自然に感謝して、暮らしを大切にする、ということは、身体を、ひいては自分の周りのものや自分の周りの人たちを大切にすることに繋がっていくと感じる。先人の知恵という無形の財産分与を享受できる幸せ。

丁寧な暮らしの「しごと」
を、古民家の写真や、季節のものの写真で紹介していく。手づくりのくらしの豊かさが伝わってくる。
文明に染まり、どこかに置き忘れてきた大切なものの存在が側頭葉から滲み出てくるような、温かい懐かしさと、壮大な自然への感謝が湧いてくる。
ほんの少し前の日本のくらしは、とても素敵だと思う。

”この先人の暮らしにこそ、今を生きる私たちが受け継いでいかなければならない叡智があふれていると思います。”(本文より)

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