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乗り気になったらまた来る

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私と言う男について。

一応、自己紹介を書き記しておこうと思う。 酒カスゴミクズのアル中、たまに手が震える。 昔、ヒーローショーのスタントのバイトで 指を折ったことがある。 昔、崖の上でエアギターをしていたら サビ前で足を滑らせて転げ落ち 指を折ったことがある。 昔、手提げ袋に入れていたユニバーサルシティに あるお店の、帰ってから食べようと楽しみに していたおにぎりが電車から降りた際 扉に挟まって、そのまま袋ごと 電車に持って行かれた事がある。 昔、泥酔しすぎて、目が覚めたら 浅瀬の川に浸

    • 犬と猫は、人間を見て笑っている。

      世界では 己が愛したものを他人に説こうとする 傲慢で、放漫で、浪漫家な信奉者達が群を成し 一つのプロパガンダの元 敵を殲滅せよと くだらなく、終わらない無駄な小さい争いが 絶えず行われている。 その極北たる議題が 『犬と猫、どちらが好きか???』 どれだけ平和なんだこの国は。 どちらも等しく大好き。どちらも等しく最高 どちらも等しくかわいい。どちらも等しく愛す それでいいじゃないか。 ペットとしての二台巨頭、犬と猫。 人間は、 対になっている物を比べたがる

      • 現実に存在する身近なゾンビ。

        アリ植物とは、蟻と共生関係を持つ 生きた植物のことである。 熱帯雨林に生息するオオアリには、 ある植物、と言うか菌類に肉体を乗っ取られ その命令のままに動く 通称「ゾンビアリ」と呼ばれる異形の存在と 成り果ててしまう寄生共生の形が存在する。 この寄生性の菌類は “蟻殺しの菌”タイワンアリタケ。 その胞子で、アリの体内に侵入し 宿主の中で成長し、主を支配する。 やたらにうろつき回る無為な生活を送らせた後 くたばる寸前、巣の近くの葉や 小枝の下側に噛みつき、体を固定させ

        • 家が好き過ぎるので監禁されたい。

          今年のGW は 玄関の扉に手をかけることなく 至福の空間に閉じこもっていた。 そして、その開くことのない扉を見つめて ふと、私は思った。 「ドアとは、なんなのか。」 現実的な扉ではなく、哲学的な考え方をすると プラスに考えれば、扉とは 開けるもので、その先の新たな世界 まだ見たことのない高みへと自分を 連れて行ってくれるその通過点 または導いてくれる存在。 マイナスに考えれば、扉とは 閉じるもので、自分の世界に閉じこもる その空間に自分を縛り付け塞ぐもの 外の世界

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        私と言う男について。

        マガジン

        • 私は元気です。
          9本
        • しかし、ふと冷静になる。
          4本
        • 飯と酒に溺れて。
          3本

        記事

          ミュウツーに触発されたオタクの聖夜。

          これは、当時高校一年だったポケモンオタクの話 その頃はまだ、恋愛経験も皆無で また、多感な時期であったため クリスマス、という響きに 捻くれた感情を持っていた。 その心情はさながら、ミュウツー 『誰が産めと頼んだ。  誰が造ってくれと願った。  私は、私を生んだ全てを憎む。  だからこれは、攻撃でもなく  宣戦布告でもない  私を生んだお前達への、復讐だ。』 何に対して憎悪を募らせているのか 今となっては、全く持って分からないが 気の毒で気の毒で 自分で自分を、虐

          ミュウツーに触発されたオタクの聖夜。

          美味すぎる、神速のカツ丼。

          『兵は神速を貴ぶ。』 それはきっと、彼のためにある言葉なのだろう カツ丼。丼界のキャプテン。我らが喜び。 彼には、憧れすら抱いている。 丼界を長らく牽引するその手腕。 並大抵の努力では 到底、得る筈のない器量と技量。 首を垂れる他ない。 どう言う訳か、私はカツ丼を前にすると 理性を失う性分らしい。 視界に入るだけで、全てを忘れ 欲望のままに喰らい尽くす。 誰も私を止められない。私でさえも。 カツ丼と言う旗手が 私を瞬時に臨戦態勢に導く。 ジャンヌダルクも腰を

          美味すぎる、神速のカツ丼。

          夜は、頭が冴え渡る麻薬。

          __何故、夜はここまでアクティブになるのか 妄想を爆発させるのも、実際に筆を持つのも 私の人生、決まって夜だ。 まるで狂った様に 創造する事を止められない。 その姿は、宛らマンチー 溢れ出すドーパミン、限界を超える自律神経 夜は、私にとっての麻薬でしかない。 しかし、しかしだ、効率が悪すぎる。 どう考えても昼の方がいい。 平日は無理だが、休日ならばそうだろう。 休日の昼は、やろうと思えばなんでも出来る 日出から日没まで、多大な時間がある。 可能性の時間と言っても

          夜は、頭が冴え渡る麻薬。

          空から美少女が降ってきたなら。

          『空から美少女が降ってきた』 なんてのは、漫画やアニメの世界の話。 それでも、一度は体験してみたい事象ではある。 天空の城ラピュタの 元祖空降り美少女、シータを皮切りに。 エウレカ、アンゴルモア オードリーバーン、翠星石 シャーロックシェリンフォード、インデックス 果ては、戦場ヶ原ひたぎに至るまで。 名前を挙げ切れないほどエトセトラな 美少女達が、様々なジャンルの空を 覆い尽くす勢いで現在に至るまで 降り注いで来た。 いつかくるその日。 美少女が空から降ってく

          空から美少女が降ってきたなら。

          空と海の、まだ見ぬ生き物へ。

          昨晩の空は、星がくっきりと見える 澄んだ夜空で綺麗だった。 私は夜空を眺めるのが好きだ。 ぼーっと眺めているのが好きだ。 とても心地がいい。 しかし、あの時ほどの心地よさを感じられない。 それは、 小学生の時に親に 連れて行ってもらったキャンプ。 夜中目が覚めて 一人星空を眺めていた時だった。 どれほど時間が経ったのか 星空をじっと見つめていると ある瞬間から途端に 海の中に浮いているような 少しの波や風で漂ってしまいそうな ふわふわした気持ちになったのを覚えてい

          空と海の、まだ見ぬ生き物へ。

          人と地球の共通点に触れたくて。

          我々が生きているこの地球は 全体の表面積の70%が水で覆われているらしい。 そう教えられて生きてきた。 そしてそれは、人間の体も同じだとされている。 全体の70%が水分で出来ている。 これは察するに神が宇宙をビックバンBan ban そして地球を創造した後に、その戒めとして 約6500万年前の地質時代に自分と似た姿形 この星の写し身である歴史の観測者「ヒト」を 生み出す為、手始めとして、霊長類の起源である プレシアダビス類を創ったのではないか。 地球の表面積の70%が

          人と地球の共通点に触れたくて。

          電車で、悪魔の群れに遭遇した話。

          高校時代、小さい頃からコミュ障だった私が 電車で通学していたある日の事。 休日の部活終わり。 普段なら友人と一緒に飯を食ったり遊んだり してから帰るのだが、その日は部活の後 補習授業があり、居残った為に ひとり、帰りの電車に乗り込んだ。 その時に遭遇してしまったのだ。 五人組みの、見るからに頭が悪そうな 陽キャのクソガキ女の軍勢に。 うわ嫌だなー、嫌だなー、怖いなー。 おそらく中学生なのだろう 公共の場でバカ笑いをしながら 猿のように手を叩きまくる公害。 私は、

          電車で、悪魔の群れに遭遇した話。

          どの時代も「食」を超える娯楽はない。

          全世界、全世代で共通するのが 娯楽を楽しみたい、摂取したいと言う気持ち。 趣味も娯楽。食事も娯楽。 ただ 同じ「娯楽を摂取したい」と言う欲望でも 情報と飲食物では大きく違ってくるもので SNSが支配し、無限のコンテンツを誇る この情報飽和の現代社会において 対価を支払わなくてもリスクゼロで コンテンツを楽しむ方法は五万とある。 漫画、ゲーム、文章、音楽、 他人が頭を悩ませ生み出した創作物は 良い言い方ではないが 手軽に摂取出来る娯楽だ。 その上でもっと、もっと、

          どの時代も「食」を超える娯楽はない。

          52ヘルツのクジラに、心奪われて。

          突然鳴り響く音は、人々の心を慄然とさせる。 それが原因不明ならば、尚の事。 ソ連の潜水艦を盗聴するため 1950年代に作られた水中聴音器に 耳を傾けていた米国の科学者は 奇妙な歌声を耳にした。 『鯨の声』、だった。 これが私の、好奇心の、夢の始まり。 「52ヘルツのクジラ」 それは世界に一頭しか存在しない唯一無二の 正体不明の孤独な鯨。 この鯨は、回遊パターンが シロナガス、ナガスクジラと類似している。 しかしながら 通常シロナガスクジラが10〜39ヘルツ

          52ヘルツのクジラに、心奪われて。

          時間に絆され、首を絞められる。

          我々は時間という概念に 囚われ日々を過ごしている。 仕事をするにも、飯を食うにも、 寝るにも、趣味をするにも、 勉強するにも、誰かと過ごすにも。 時間はどこにだって付いてくる。 それどころかその厄介な地球基準を 画面に表示させたり腕に巻き付けたり 壁にかけたり置いたり 地面から建てたり。 気持ちが悪い。 紀元前2世紀に ギリシアの天文学者が定めた「時」の定理は この地球という密室の中で人間たちを拘束し 常に我々の首を締め付け 一生、緩むことはない。 時間という概

          時間に絆され、首を絞められる。

          春を囁く、氷結と冷凍たこ焼き。

          春。出会いと別れの季節と称される春。 穏やかな気候と、それに乗せられた 無邪気な子供たちの声、平和の音がする。 春。心機一転の季節と証される春。 メジャーリーガーも真っ青の全力投球で 春風に叩きつけられたこの、 花粉まみれのクソほどきったねぇきったねぇ 気まぐれで私は、noteを始めた。 春。窓開けて、窓いっぱいの季節だと 種田山頭火が症した春。 休日の昼から冷凍たこ焼きをチンしつつ 氷結を飲む様を全国ネットの ウィンドウいっぱいに晒し上げている。 「こいつと冷凍

          春を囁く、氷結と冷凍たこ焼き。

          社畜が氷結で快楽堕ちした話。

          私が君と出会ったのは 仕事帰りのとある週末。 疲れ果てた、それでいて翌日の日曜日に 希望を見出していた脳を、心を、耳を劈く 断末魔の様な着信音。 休みが消えた。神様のいない日曜日。 「酒でも買って帰ろう」 そうして立ち寄ったスーパーには 見慣れない氷結がいた。 「無糖グレープフルーツ...新しいやつか」 普段は飲まないはずの氷結。 だけど綺麗で、思わず、手に取ってみた。 「いただきます。」 確かに甘くない。 弾ける炭酸が喉を爆心地と変え 焼け野原にする。 そ

          社畜が氷結で快楽堕ちした話。