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自作キャッチコピー博覧会

こんにちは目箒です。

キャッチコピーを付けるのが下手

タイトルが決まらない病」でも書いたんですが、私はタイトルを付けるのが壊滅的に下手です。

というわけでタイトルが決まらないんですよ……。タイトルつけるのほんと下手くそで、異端審問官マーサとか、海外ドラマの邦題にあるからそれっぽく見えるだけで手抜きもいいところなんですよぉ!
マジでどうしよタイトル……。(「タイトルが決まらない病」より引用)

こうやって悩むほど苦手。

なので、その延長でキャッチコピーを付けるのも壊滅的に下手なんです。

ということで、ウェブ小説投稿サイト「カクヨム」で自分が投稿している作品の自分でつけたキャッチコピーを並べて反省点を探そうと思います。

あらすじ圧縮型

キャッチコピーと言っても色々なパターンがあると思いますが、その内に一つに「あらすじ圧縮型」があると思います。

例えばこちら

来るはずの終電が来ない時、駅は異界と化した。

帰り道の迷子たち」という地下鉄駅探索ホラーのキャッチコピーです。

ちなみにこれは「プロットでつまづいたこと(note)」で書いたんですが初めてプロットから作った作品です。

実はこれ「言うほど異界じゃなかった」んですよね。PS2ゲーム「SIREN」みたいに屍人が出てくるとかそういうこともなかったしね。体感閉じ込められたところで怪奇現象が起こるくらいなんですよね。

次。

×印が追い掛けてくる。

扉の印」というよくわからないホラーのキャッチコピーです。

導入というか全体の流れを圧縮して一言にするとこれです。もっと見せ場を要約したキャッチが良かったんだとは思うんですが、思いつかなくてこれです。

関連note:書いたホラーの話をします2

ホラーでポカしちゃう人間心理について真剣に考えて一人称で書いたら主人公の行動原理がわからなくなってきた一本です。

廃屋なんか行くなよ(根本から話を否定していくスタイル)。

上司の従兄が巻き込まれた「事故」。その真相は──。

蛇の置き土産」というBLSFサスペンスですね。

関連note:書いたBLSFサスペンス小説の話をします。

プロットを作らないまま15万字書いた(という事実が)問題(だと思われる)作です。

ていうか15万字もあるとどこを売り込めば良いのかよくわからない。

切る線は二本、ニッパーは一つ。

一人では終われない」。こちら去年のKAC参加作品ですね。爆弾処理の三分前のやりとりを描いた作品です。自作の中では好評価に入る部類です。掛け合いが得意な自分の本領を発揮できたと思っています。

これ、「戻って来ない同僚」みたいなのにした方が良かったのかなとも思わなくもないんですがどうなんだろう。

作中の台詞引用型

作中の「インパクトがありそう(ありそうなだけ)」「含蓄がありそう(ありそうなだけ)」な台詞を引用するスタイルです。

第二ボタンを一突きにして

卒業式限定免罪符」のコピーですが、こちらは小説ではなくて歌集です。一時期短歌にはまってて量産していたのですが、そちらの下の句ですね。ちなみに上の句も付けると、

「好きです」を 免罪符にする 卒業式 第二ボタンを 一突きにして

と言う首になります。この首が自分の中でインパクト強かったので、タイトルの「卒業式限定免罪符」を付けました。個人的にこれは良いんじゃないかと思っていますがどうだろう。

ひょろ長くて怖いおばけ。みんな僕を見ると、脅かすように叫んで来るんだ。

二〇五号室のたかしくん」というホラーで、これは「たかしくん」の台詞です。どう言うことかは本編をご覧ください。最後の一行でひっくり返すタイプの話です。このキャッチも半分くらいミスリードで付けています。ただもうちょっと「この病棟、出るんですよ」とかのホラー感を前に出したキャッチの方が良かったんじゃねぇかとも。

いい子にしていれば、きっとお姉様の方からあなたを見初めてくれるでしょう

永遠なんて地獄じゃないか」という百合です。

関連note:書きたいサスペンス(百合)の話をします

これはパートナー制度のある学校で、指導者的な存在の人が、なかなかパートナーの決まらない女の子に言ってあげる言葉なんですが、段々その子は「良い子」でいることで不利益を被るとかそう言う話です。読み終わってからだとこれがキャッチになる理由がわかると思うんですが、未読の人を呼ぶのにはちょっと弱い気はしています。

私は君の身体が気に入りました。

ここ最近で一番熱い目箒の創作。「氷点の水底」のキャッチです(関連noteはいっぱいあるので割愛します。「#氷点の水底」で検索検索ゥ!)。これは最新なので今までの反省を活かして付けた最強のコピーだと思っているんですが、この前ぼーっとしてたら、

27歳鈍感真面目攻×42歳ツンデレ女王様気質受の同居から始まる純愛ストーリー★

というキャッチが浮かんでしまったんですけど、これにすると読者層変わりそうですよね。
ただ、これで読みに来る読者は多分この話好きじゃないんですよね。

でも試しに変えてみようかな……。

反省点

ということで色々とキャッチを並べてみました。本当はまだまだあるんですけど、あんまり長くなってもアレなのでこの辺で打ち止めにしましょう。

とりあえず反省点としては、

・読み手がどう思うかをあまり考えていない。
・Web小説読む層の需要をあまり考えていない。

紙の本でも変わらないとは思うんですけど、「読めばわかる」みたいなキャッチはよっぽど上手じゃないと読んでくれないよなとは思います。

文学っぽいかっこいいキャッチも私は好きなんだけど、訴求するにはよっぽど上手くやらないと難しいよな……。Web小説読む層は結構「わかりやすさ」を重視しているところがあると思うので。

なので同居から始まる純愛ストーリー★でも本来は良いのだと思います。とりあえず純愛するんだなっていうのがわかるから。

とはいえ、身体の関係から始まるのを純愛と呼ぶかどうかは人によって認識が別れるとは思います。

ということで今回はこの辺で。ごきげんよう



これはとても真面目な話ですが生活費と実績になります。