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声質を聴く

こんばんは。今日は声質の話を。

オンライン授業や電話の声は、波長を解析して似たような人工の声を送っていると聞いたことがあります。その人の声そのものではないとか。

ですが、例え「似たような」人工の声であったとしても、その人の声だとわかる特性はちゃんと残っているような気がします。

現地で聞いた時から共鳴しやすいタイプの声を持つと感じていた先生は、イヤホンを通じて聞いた声でもサラウンドっぽくて共鳴するし、下に響くタイプの声を持つ同期は、オンラインでも声がよく響きます。若干金属音が混ざる妹の声も、電話越しだろうと金属音っぽく聞こえます。

また、これは家族だからかもしれませんが、私が疲れていたり落ち込んでいたりすると、母や妹は一発で聞き取ります。逆もまた然り。

土曜日のオンライン練習で、ペアになってお互いの声を聞いてフィードバックする機会がありました。環境的に大きな声は出せなくても、聞くとちゃんと特徴がわかるんです。例えば、母音の形とか息の量、わかりにくいけど息の向き。それらが声質を作り上げています。それはZoomでも聞き取れました。びっくり。

ただ、やはりオンラインでの声は直接聞くのと何かが違います。多分これは、直接耳で聞く声と録音して聞く声が違うのと似ているのかなあと思います。どうしても微かな違和感を拭い去ることができない。回線などの環境が原因で、若干声が割れたりざらついたりして聞こえることがあるのも理由かもしれません。

私の声は、割とかたくて通りやすいと自認しています。水泳部時代に25m先の同期と会話することもあったからです。しかも喉を潰したことがありません。歌うと痛めやすいのですが、潰れないですね。腹式呼吸がうまくできていないくせに、声量が大きいのも特徴です。

でも、これらの特徴は電波に乗ると部分的に捨象される気がします。特に声量とかたさは調節されそう。

家族は帰省すれば良さそうですが、いつになったら大学の友人の「生の声」を聞くことができるようになるのでしょうか。先は遠そうです。

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