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Mリーグファイナル・サクラナイツの優勝確率

 今日でMリーグファイナルも3日目、残り8試合となった。
 そこで、現時点のファイナルに出場したチームの優勝確率を予測しておこうと思う。

 もっとも、この優勝確率予想、既にやる気がなくなっている。
 私のMリーグに対する関心はこの程度のものかもしれない。


 さて、半荘収支乱数表を用いた優勝確率を公開しよう。
 残り8試合となった状況、各チームの優勝確率と現ポイントは次の通りである。

フェニックス 186.0pt 56% 
アベマズ    87.9pt 24%
パイレーツ   44.5pt 15%
サクラナイツ -59.7pt  5%

 あたま一つ飛び出たフェニックスの優勝確率が56%と抜けた。
 しかし、2位に対してトップラス約1回分のリードしか持っている程度では優勝確率は60%しかいかないらしい。
 麻雀とは残酷である。

 他方、トップとトップラス2個分以上差がついているサクラナイツの優勝確率が10%を切った。
 残り8試合でトップラス2回分をまくるのは苦しいということなんだろうか。
 ふむふむ。

 しかし、半荘収支乱数表を使うだけだと、優勝確率を予測するだけで、何か新しい理論を作ることができない。
『科学する麻雀』の点数と順位を予測する理論を絡めて「n勝負におけるポイント状況と優勝確率」の関係みたいなものを考察してみるかな。
(というか、実は既にある程度は進めていたことがある)
 そうすれば、行き当たりばったりの優勝確率予想ではなく、理論に基づく優勝確率予想となり、理論の精密化などをすることができるので。


 しかし、「n番勝負におけるポイントと優勝確率」みたいなものってニーズがあるのだろうか?
 客観的に述べれば、「n番勝負におけるポイントと優勝確率」というのは「点棒状況と平均順位等の関係」を示す研究と同様の価値がある。
 つまり、「点棒状況と平均順位等の関係を示す研究」から「局収支と半荘収支(平均順位など)の関係」が分かるように、「n番勝負におけるポイントと優勝確率」を示す研究から「半荘収支(1試合毎の最善手)とn試合半荘収支(その大会における最善手)の関係」が分かる。
 いつから通常(1試合単位)の最適戦術から最終順位を意識した戦術に切り替えなければならないのか、などと言ったことも判明するだろう。

 しかし、主観的にはそのような研究にニーズがあるような痕跡はツイッター上その他には見られない。
 そう考えれば、研究しても意味がないかもしれない。


 では、今回はこの辺で。

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