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将棋のライブ・ビューイングに行く
昨日、7月2日は第61期王位戦の第1局の2日目であった。
そして、対局会場はというと豊橋駅前にある「ホテルアークリッシュ」である。
どうやら、私の住んでいる豊橋市で将棋のタイトル戦が行われるらしい。
私がその情報を知った時点で思ったことは「現地の大盤解説会があれば行こうかな」ということ。
しかし、調べたところ、昨今のコロナの影響か、大盤解説会は行われないらしい。
代わりに「ホテルアークリッシュ」の近くにある「プラット」という芸術劇場でパブリックビューイングが行われるという。
とある事情により「パブリックビューイング」という文字にひかれた私は「じゃあ、パブリックビューイングとやらに行ってみるか」と思った。
そこで、昨日の朝午前10時頃、プラットに向かった。
プラットでは最初に体温検査などが行われた。
それをクリアし、私は会場(ホール)に入る。
そうしたら、アベマTVの将棋の画面が大画面に映っていた。
正直な告白をしよう。
思った感想は、「えっ、これだけ?」であった。
これなら自宅でアベマを見るのと大差ないじゃん、と。
この点、入場料無料ということは知っていたので、「ひょっとしたら・・・」というのはあった。
しかし、アベマの画面を映すだけとは・・・。
むむむむむ。
なお、自宅で見ていたのと違ったのは、対局終了時に会場内に拍手が沸き起こったことである(もちろん、慣習を知っている私も拍手をした)。
これは通常の大盤解説会でもなされることだが、この1点は自宅で見るのと違った。
ただ、指し手に対する歓声などは湧き起らなかった(まあ、これは大盤解説会と同様である)。
なお、対局は素晴らしい内容であった。
2日目は藤井先生の攻めに対して木村先生が受けるという展開であった。
そして、藤井先生の攻めが緩んだ瞬間、勝敗が逆転するという展開であった(専門用語を使って説明すると、藤井先生が詰めろの連続で迫らないと負けになる展開であった)。
というわけで、内容は素晴らしいものであった。
それから、自宅で見た場合、おそらく「ながら」でアベマを見ることになるだろう。
とすれば、パブリックビューイングに見に行かなければタイトル戦の将棋に集中するということはなかったはずである。
そういう意味で、パブリック・ビューイングを見に行った価値はあったかもしれない。
そう思っている。
あと、こういうイベントであれば何かしら物販があるだろう。
そして、そこではセンスが、じゃない、扇子が売られているだろう。
扇子が売られていれば買おうかな、などと思っていた。
私が持っている対局用のセンスはボロボロだったので。
しかし、扇子は売られておらず(この点、昼に見たので、売り切れたのか、売られていなかったのかは不明である)。
その点は残念。
というわけで、1日、面白い経験をすることができた。
以上、備忘のために残しておく。
では、今回はこの辺で。
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