移住地候補地1 日本
日本
そもそも香港でリタイア生活を考えていた時の候補地No.1は日本で、周りにも日本でリタイアするのよーと公言していました。その当時頭にあったのは伊豆や御殿場など東京から車で2時間以内ののんびりした田舎生活。ところが夫と3か月日本で過ごして考えが変わりました。理由は昔から分かっていたことばかりですが、夫はコロナで3年間日本を訪れておらず、私も去年日本に一時帰国したものの、二人とも狭い香港の都会生活で田舎暮らしを美化していたことが大きかったと思います。日本はまだ有力候補地ですが、やはり一番大きな懸念点として日本は日本語ができる日本人には快適ですが、外国人には文化的にも融合するのが大変だし、日本語が出来ないと不便極まるというところ。すべての手続きを日本語スピーカーの私が担うことになり、夫は自分の事柄をコントロールできないことにフラストレーションがたまるのが目に見えています。日本が候補地なのは私が日本人だという理由が一番なのですが、万が一私が先に死んだら夫は日本に住む気はないし、日本の老人ホームに入る気はさらさらないので、そういう意味ではあと20年ぐらいはよくても、そのあとは大きなクエスチョンマーク。あとは税金が高いものマイナスポイント。相続問題で苦しんだ友人もたくさんいます。まあそれは死ぬ前に全部お金を使ってしまえば解決する問題でしょうが。。。
とはいえ、日本で各地いろいろとみたのでメモ。
東京
東京は少女期、学生時代、夫の駐在で合計20年近く住んだので一番馴染み深いし友人もたくさんいて、本当の老人になったら住むかもしれない土地候補です。でも今回東京に2週間ほど滞在して人の多さに辟易しました。通勤しなくていいならわざわざ人が多くて不動産も高い東京に住む必要はないので今のところ優先順位は高くないですが、後期高齢者になったら駅近の小さなマンションに住んでもいいかも、とも思います。
名古屋
私の実家(といっても両親共に名古屋出身ではなく私は住んだことがないのですが)があるので有力候補。東京ほど人口密度が高くなく、車社会なのでどこも駐車場完備で暮らしやすいし、東京にも関西にも行きやすい。日帰り温泉も市内に星の数ほどあり、値段も安く毎日でも通えるのがポイント高し。
湯河原、熱海、真鶴
湯河原、熱海共にバブル経済破綻後に倒産したと思われるホテルや旅館がたくさん残っていてさびれた感じ。湯河原はのんびりしていてハイキングスポットが多くあり、暮らすにはいいかも。
御殿場、箱根
さすがに御殿場、箱根はさびれた感じはなくアウトレットもコロナ禍でも賑わっていました。おしゃれなレストランやカフェもたくさんあるし、人によってはぴったりかもしれません。観光には楽しいところでしたが、住むにはちょっとピンときませんでした。
伊豆高原、伊東
伊東はちょっとさびれた感じ。伊豆高原は素敵なお宅や別荘がたくさんあって、ガーデニングにも力をいれている方が多く、庭を見ているだけで楽しくなる感じ。おいしいベーカリーやレストラン、カフェもたくさんあり、城ヶ崎海岸は絶景だし、好印象でした。気候も温暖なので移住への妄想が膨らみました。ただ別荘地なので通年住んでいる住民が少ないのはちょっとマイナスポイント。
長野(伊那、八ヶ岳)
長野は積雪地なので移住先候補ではありませんが、移住した友人も多いし、今回は八ヶ岳に家を建てた友人の訪問を兼ねていきました。子供たちとは避暑やスキーによく行っていましたが、今回改めて長野の魅力を再確認。自然は素晴らしいし、観光するところは山ほどあるし、冬の寒さが気にならないならとっても素敵な移住先。
群馬(安中、みなかみ町)
今回の旅行の一番星は断トツみなかみ町。みなかみ温泉ではなく、湯宿温泉のあたりがよかったです。利根川の清流、谷川岳、温泉、ハイキングトレイル、おいしい湧き水と素晴らしい点満載。みなかみ町は外国人にも人気らしく、高そうな別荘がたくさん建っていました。楽天の三木谷さんも別荘をお持ちとか。でも冬は寒いので残念ながら私たちには移住NG。
日本は、ご飯が美味しい、物価が安い、安全、自然が素晴らしい、気候が温暖と私たちの移住先を考えるベンチマークをすべてクリアしているので移住先として有力候補なのは間違いありません。スタートが日本なのでこれから日本を超える国が出てくるかどうか。
まとめ
プラス
ご飯が美味しい
物価が安い
安全
豊かな自然
場所によっては温暖な気候
日本語(私にとってだけ)
マイナス
外人には不便
不可解なルールや手続き多数
税金が高い
高齢社会(でも自分が高齢者になったら逆に便利かも)