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#推しのアーティスト〜クリープハイプ編

#いまから推しのアーティストを語らせて

急な気温変化についていけず、もふもふの毛布を手放すことのできないTOYです。(もふもふの毛布、てなんか可愛い語感だと思う)

この企画名を見て、書かないといけないと、私の人生を語る上で、音楽がいかに重要であったかということを伝えたい、と心が叫んだため、今日は、TOYとして個人的な思いの丈を書き連ねていこうと思います。

クリープハイプに初めて出会ったのは、中学二年生のときです。「School Of Lock」というラジオで、「憂、燦々」を聞きました。衝撃的でした。今まで聞いたことのない声で叫ぶように歌うその人にものすごく惹かれました。一目惚れならぬ、一聴惚れです。

https://youtu.be/HtaNY5hmd4A

 聞いたことのない方、ぜひ聞いてください。某化粧品のCMソングでもあるので、聞いたことはあるかもしれません。

当時、まだまだ所謂ロックという文化にあまり触れておらず、どちらかというと親の影響でカントリー系を聞くことが多かった私。ドラム、ギター、ベース、そしてキーとなるキーボード。

かっっっっっっっっっっこいいいいいいい!てなるよね、うん笑

次の日、クリープハイプのアルバムを買いに行きました。親には言わず、初めて自分のお小遣いでCDを買いました。そのアルバムに「ラブホテル」て曲があって、親には言いづらかったのもあります。女子中学生の心境お察しください。

その後も、順調に沼にハマっていきます。そして、高校生の頃、バンドを始めていました。他にも好きな邦ロックアーティストはいますが、原点になったのはクリープハイプかもしれません。つくりとしては、シンプルだし、決して綺麗では言葉も含まれる歌詞ではあるのですが、反抗期の私にはググッと刺さる言葉も多かったのです。

また、中学の頃の話になりますが、当時読書が好きだった私は、太宰治にハマりました。渋いというか、なんというか。もちろんはじめはわからない言葉も多くありましたが、何回も読むうちに言葉遣いにも慣れて、好ましく思うようにもなっていました。あとは、同級生が読む本が私の趣味に合わなかったというのもあります。恋愛小説や感動小説をあまり得意としない私は、ハッピーエンドよりも時として、アンハッピーエンドを望みます。誰も救われないこそ平等、、みたいなとこまで考えてしまうのです。太宰治の話は、明るいものもありますが、大抵は暗くどんよりとしています。フィクションだから受け入れられるものでもあるかと思います。太宰治の話は、ここまでにしましょうか。

そんな感じで、ちょっと人間のどろどろした部分に惹かれてた中学生だったんです。クリープハイプのPV、MVは綺麗なものはあまりないというか。どちらかというと、男女のもつれ、日常を描いたものが多い印象です。つまり、そこにも惹かれたのです。ちょっと褪せたような色づかいが切なく、また、愛おしい。そう思います。

大学生、つまり最近の話にはなりますが、軽音を続けていた私は、ついにサークルでコピーバンドをすることになりました。本当に楽しかった。先輩ばかりで、女子はもちろん私だけですが、誰よりも楽しんでいたかもしれません。酔った状態の先輩とやるクリープハイプはそれこそめちゃくちゃでしたが、最高の夜でした。

もう1つのエピソードは、ライブです。ライブといっても、フェスで見ただけなので、ライブとも言いづらいですが、私にとって初めてのご対面でした笑そのフェスは、規模自体はそこまで大きくはないため、前のブロックにいたのですが、最前は取れずにちょっと悔しく思ってました。しかし、音出しの時点でクリープハイプ本人が出てきた際に、私はあまりの衝撃で号泣してしまっていたのです。本人だと。私の青春のベースにいた人たちだと。あまりに号泣していたからか、最前にいたおばさま方が、なんと一番いい場所を譲ってくれたのです。そこでももちろん大号泣です。人の優しさってほんとありがたいですね。そして、なんと、最前でクリープハイプを見ることができたのです。五感を働かせ、全てを見聞きしたいとガン見していました。手を挙げることも、声を上げることもできず、ただ泣きながら彼らを見ていました。

最前なので本人たちも見えたかと思うのですが、だいぶ異質なファンだったと思います。でも、それくらい私にとっては、大事な存在であることをわかってほしいです笑

死にたいと思うようになったあの日からクリープハイプは聞けなくなりました。大事なものが詰まってるからこそ聞けなくなりました。でも、やっぱり改めて聞いたら、今日は明日昨日になる、てそう歌われて生きていようと少しだけ前を向けました。そうやって前を向かせてくれる宝物の曲がクリープハイプの曲なのです。

いつにも増して、余計なことを書きましたがどうでしたでしょうか。

ちょっとだけ人間が嫌いになったり、切なくなったら、聞いてみてください。どこかホッとするようなそんな感覚をあなたも味わえると思います。

それでは、また違うアーティストを語るためにもここで一旦締めさせていただきます。

TOY

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