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好きをたどる。

私の今年の目標は自分の感覚を言葉や形にすること。

そこで、読んだ本の見出しのなかで好きだと感じた「同じタイトル」でnoteを書いていこうと思う。

本の作者と同じように、そこには私のオリジナルがあるし、しっかりストーリーだってあるはずだから。

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NYやオーストラリアでの暮らし、海外に身を置いてたくさんもののを体感していた時期から1年がすぎた。

去年はあえて、他の何かに影響されるのではなく自分の中のため込んだ感覚を研ぎ澄ますことだけを考えて本を読まず人にも合わずにたくさん自分と対話していた。

時には自分の中にある無限ループにハマってしまい心が落ち込む日もあって、決まってインスタグラムで海外の素敵なお部屋を保存して浄化していた。

1年間で、たくさんのことを考えて自分の中のもやもやほとんど消化されたので次は周りの意見をミックスしたいと思った。

そこで、すごく久しぶりに本を読むことにした。1日2冊。

1冊目は自分が好きで心拍数が上がるような暮らし方やインテリアに関する本。

2冊目は1冊目でグッと気持ちが上がったところで少しエネルギーがいる生き方や働き方のエッセイ本。

自分の思考を本に共感されるより人に共感されたいと思ったから自己啓発本は意図的にやめた。

1冊目に選ぶものは新しい価値観を知ったり学んだりするというより、同じ暮らし方に対する価値観を持っていたり、写っているカトラリーが同じだったりして自分の暮らしを言語化されているようなものが多い。

自分が感覚で好きだと感じているものを言語化されているのは新鮮で、ワクワクさえ感じるのでたくさんの本を読みたいと思うものだ。

本はいいよということをたくさん聞いていて、本を読み出したところもあったのだけど、1冊目に関してはこの新鮮さやワクワクさは既視感のあるものであった。

それは、昨年から続けているインスタグラムで素敵なお部屋を見つけて保存しているという時間。

おそらく、1日1回何か心拍数の上がるものに触れたら今日も幸せだと言えるという実体験からこれが続いているのだろう。

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今日の本は「最高の暮らしを楽しむ住まいのレシピ」という本。

いかにも私が好きそうだなという理由で手にとった。

結果から言うと、まさにその通り。

空間に対しての価値観がにていて読んでいて心地の良い時間だった。

私の部屋のテーマは「like hotel,like cafe,like shop」

ホテルみたいな非日常な少しの贅沢。
カフェみたいなリラックスも集中もできる空間。
ショップみたいな毎日ワクワクする服やアクセサリーのある空間を。

そのルーツについて考えてみた。

Like Hotel

昔泊まったホテルでシモンズ のマットレスを使っていたホテルがある。

今までそんなにベッドのことを考えたことはなかったけど、思わずベッドカバーを剥がして確認したことまで覚えている衝撃体験だった。

旅行で行くホテルの時間は少し特別で、ガウンや紅茶までもスペシャルに感じてしまうし非日常の感覚でとてもリラックスできる。

そんな夜が毎日きたらどんなに幸せだろうと思って、マットレスはシモンズ のダブル。

空間の余裕は贅沢を感じさせてくれて1日の疲れを忘れさせてくれるからシングルではなく、ダブルというところにもこだわった。

大好きなブランドのVictoria’s secretのfのフワフワのガウンもmacy’sで買った触り心地の良いベッドカバーも、体に負担がかからないように選んだ軽めのかけ布団もlike hotelを毎日教えてくれる。

Like Cafe

カフェが大好きでカフェ巡りなんかもするタイプなので、カフェのなにが好きで毎日のように通うんだろうと考えたことがある。

気分で選べるドリンク、ゆっくりくつろげるソファ、食べ物を可愛く見せてくれる可愛いお皿、そして時にはしっかり集中できるテーブル。

これを全部自宅に詰め込んだ。

ドリンクは大好きなコーヒーから家庭用のエスプレッソマシン。

もちろんお気に入りのイリーの粉で見た目が可愛いビアレッティのマシン。

スロージューサーだってあるし、紅茶はオーストラリアのブランドのT2。

ソファは高さや座り心地を重視してチョイスして、お昼寝もしやすいように大きめのもの。

そして料理は好きだけど、特別得意ではない私の味方のお皿。

ひとり暮らしを始めた時にひと目惚れしたイイホシユミコさんのお皿と、爽やかな夏に使いたくてフィンランドで買ったイッタラ。

カトラリーは使いやすくてお皿を可愛く見せてくれる柳宗理とクチポール。

作業テーブルは南向きの大きな窓の前に。

天気が良い日は窓を開けてオープンカフェの気分になれるように。

食べる場所を変えたり、お皿を変えるだけで気分は驚くほど違うから面白い。

Like Shop

プチプラブランドがもともと好きだった私はシーズンごとに新品を買っては使い捨て状態だった。

いつまでも愛せるものを大切にそばに置きたいと思って買い替えが始まったのも去年。

少しずつ集めていった服は数は少ないけれどいつ誰とあっても自信を持って「この服は可愛い」と言えるものばかりになった。

そんな服たちをワクワクして選ぶために畳んでしまうことをやめた。

数が少ないのはあるのかもしれないが、お店でこれも可愛い!とみている時と同じようにハンガーにかけて見せる収納にしている。

靴下やアクセサリーも完全に見せる収納に切り替えたことでちゃんと毎日可愛いと思って選べるようになった。

これはワシントンDCに住んでいた時にフラット入ったお店のアンダーウエアや小物のディスプレイが素敵だったから真似たもの。

世界一好きなワシントンDCをふとした時に思い出せる仕掛けにすることで不意にときめけるのだ。

こう考えていくと、しっかり私の暮らしには自分が歩いてきた道が形になっていたし、海外にいっていたことが過去の経験の点で表されるものではないのかもしれないと感じた。

海外の経験を過去の一点にしたくなくて、たいてい自分のお土産に現地の気に入った調味料を郵便で送る癖があるのだけど、食だけじゃなくて生活にもしっかり海外での好きがたくさん現れているのかもしれない。

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