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「小さな花」
門を出て右へ数メートル歩き、ふと足元を見ると、身の丈数センチという小さなピンクの花が咲いていた。
道路の隅のコンクリートの僅かな隙間から根を張り、芽を出し、ほとんど誰も見ていないところで、ちょっとおどけてバレリーナみたいなポーズを取って咲いているみたいに見えた。
![](https://assets.st-note.com/img/1697703163325-RVfLUZDGTU.jpg?width=1200)
― お、がんばれよ!
と声をかけたくなった。
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門を出て右へ数メートル歩き、ふと足元を見ると、身の丈数センチという小さなピンクの花が咲いていた。
道路の隅のコンクリートの僅かな隙間から根を張り、芽を出し、ほとんど誰も見ていないところで、ちょっとおどけてバレリーナみたいなポーズを取って咲いているみたいに見えた。
― お、がんばれよ!
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