【日記】日焼け止め

まだ4月だというのに、日差しが強い。はちゃめちゃに強い。慌てて家を出たせいで、日傘を忘れてきてしまったことが悔やまれる。私は残り少なくなった日焼け止めのチューブを端を摘まんでぶんぶんと振り、適量手に出す。

この「適量」、私は未だによくわかっていない。先日見たサイトには「パール2粒分」と書かれていた。なんだよパールって、パールなんて貧乏社会人の家にはねーよ、と多分誰もが思うであろうことを私も例外なく思う。ちなみに、そのサイトには下に小さく「※パール1粒約1cc」と注意書きがあった。じゃあ最初から2ccでいいのでは?まあ2ccと言われたところでピンとくるわけではないけど。

あと、日焼け止めって塗ってから15分~20分経たないと効果が無いという話もよく聞く。真偽の程は知らない。とにかく先読みしての行動が苦手な私は外を出る直前に塗りがちで、半分意味ないんだろうなと思いながら塗っている。

さらには、1時間おきに塗り直すべしってのもある。これはもう本当にダルすぎて、全然塗り直さない。しかも、手足はともかく顔。顔って1時間おきに触りたかないよ、私。仕方ないからと最初の頃はスプレータイプを顔面に吹きかけていたが、最近ではもっぱらセザンヌのフェイスパウダー(SPF27)でごまかしている。街を歩いている真っ白な子たちを見ると、こういう努力の積み重ねなんだろうなと感じてつい尊敬の眼差しを向けてしまう。あとほんの少しの羨望。

私は日焼け止めを塗る行為に及ぶ度に、こんなことをぐるぐると考えている。ので、日焼け止めを塗るという行為が好きではない。

クリームを塗るのはちょっと手間だし、と思って、前述したがスプレータイプを買った。しかし髪型がウルフの私は、スプレーだとどうしても襟足に薬剤が塗布されてしまい、彼は瞬く間にキッシキシになった。以降あまり買ってない。

私の肌の色は地黒だ。だから、基本的にはそれを生かしたメイクをする。基本的にファンデーションは暗め一択、首周りはトーンアップの日焼け止めを塗って、できる限り顔面と首の色を近付ける。

でもたまには透明感たっぷりメイクなんかもしたくなって、ホワイトコンクにTIRTIRの下地、その日に合わせた明るめピンクのファンデーションを顔面に貼り付け、仕上げはセザンヌのフェイスパウダー(紫のやつ)なんかもする。でも時間が経つと黄色みや元の肌が浮いてきてしまう。メイク直しをする度に魔法が解けたシンデレラの気持ちを味わっている。

だからさ、日焼け止め、大事だよね。
でも塗るのダルい。ダルいと思いながら塗る。1時間おきに。

私は一体いくつになるまで、この行為を繰り返すのだろうと怖くなる。

でも意外と来年とかにはやめてるかもしれない。ダルいからね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?