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私もまだ何者かになれるかもしれない

前編の時の記事

※ネタバレを含みます
※タイトルを打ったのは鑑賞直後、それ以外は2日かけているガバガバ具合です


劇場版の後編が公開された当日、退勤後の回の席を取り観に行った。

見終わった感想としてパッと出てきたのは
「めっちゃ分かりやすくなってない?」だった。

本当のところはもう呆然としていたので帰り道の記憶があまりないのだけど、今まで分かってなかった部分も含めて"全部"分かったような気がした。
きっとそんなことはないんですが…。

覚えている限りで順を追うと
まず、序盤のOPのセルフオマージュで泣いてしまった。
歌も映像も全く新しいもののはずなのにスッと入ってきて、これから始まるし、これから終わってしまうんだなと思ってここでもうグッときていた。

「僕の存在証明」は「輪るピングドラム」そのものの歌だと思っています。

その後は割と短い(体感)スパンで各々のエピソードが重ねられていくのだが、この辺はOPで泣いちゃったことに動揺しすぎてあまり覚えてないので早くリピートしたい…
「高倉晶馬と荻野目苹果」っていう章タイトルに爆アゲでした。

桃果とゆり、桃果と多蕗、晶馬と陽毬の出会い、包囲されている冠葉と真砂子のシーンあたりがすごく鮮明に分かりやすくなってた記憶がある。
構成の妙なのか、単純に私が年を重ねた結果の理解なのか、多分どちらもなんですが…。

先述の通り私は晶馬くんと苹果ちゃんの関係にバカデカ感情を向けているのですが

「私も」 

ズルくないですか………???
改めて言葉にされるともう本当にダメでした。

動揺しすぎて幻聴かと思ったんですが、パブサの結果どうやら幻聴ではないと知って安心とともに頭抱えちゃいました。
「私は、」説もあるんですね…。
ここも次に絶対ちゃんと聞きたいです。


直後のフセッターで書いていた「さらざんまい」で「TV版エヴァ」だった、は あの兄弟のセリフとあの最後のシーンのことでした。

エンドロールが流れている間、本当に終わっちゃうんだと思ってまた泣いてしまいました。

一度完結してるのに…。

今、劇場で観たことに何物にも代え難い価値があったし、最後の言葉はばっちり刺さりました。

私もまだこれから何者にでもなれるんだ

本当に本当にありがとうございました…。



🌟以下、完全に余談です…🌟

ピングドラムとスタァライトを同時期に上映してくれている最高映画館ことシネマシティ立川にて、今日はロロロを観てきました。

スタァライトで泣いたことは今までなかったんですが、ピングドラムを直近で観ていたことで解像度が段違いで 何度か視界が歪んじゃってもうだめだ…となりました。もうだめです。

「何者にもなれる」のあとに「何者でもない」を聞くことになるとは思わなかったです…。

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