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10年経っても好きなもの

「輪るピングドラム」の劇場公開が始まった。

ピングドラムは私が大好きなアニメで、「好きなアニメは?」と聞かれたとしたらノータイムでこのタイトルをあげるほど 私のバイブル的作品だ。
今でも毎年一回は通しで観ている。
何故か冬に観たくなるので、毎年冬に観ている。

そんなピングドラムが放送から10周年ということで、今年 前・後編で劇場版を上映する。

前編は昨日から公開となっていたので、最寄りの映画館の初回の席を取って観に行った。
前日から少しドキドキしていたけど、観に行く道中の動悸がやばかった。こんなに楽しみにしていたこと、久しくなかったかもしれない。

私は今までこの作品が好きだと言う人に出会ったことがなかったし、この作品自体に出会ったのも多分中学生の時だったから 今のようにSNSで繋がって…というようなこともしていなかった。

幾原監督の作品にはなんとなく女性のファンが多いと思っていたのだが、客席を占める男性率の高さに驚くと同時に、男の人も好きなんだ!となぜか嬉しくなった。

映画自体は期待の数億倍も上をいくもので、何度も観ていてストーリーは知っているのに何度も泣いてしまったし、10年越しに動くキャラクターたちを、しかもこんなに大きな画面で観られているということに「生きててよかった…」という結論に至った。

事前の配信特番で監督は「時代がピングドラムに追いついた(意訳)」というようなことをおっしゃっていたが、本当にその通りだと思う。

映画の後は池袋で開催されている「ピングドラム展」に行った。
本当は映画だけで感極まりすぎて帰宅も考えたけど、単純に今日くらいしか行けるチャンスがないことと、このまま自分に追い討ちをかけたいという謎の感情から 雨の降る中池袋に向かった。

好きなコンテンツの展示というものは、ここにいる人もれなくみんなこれが好きな人たちなんだと思えて幸せな気持ちになれる。
どの展示もよかったけど、高倉家のリビングにあがることができたのが最強ポイントでした。

後編も楽しみだし、それまでにもう一度アニメを見返そうと思う。

今手元にあるのはDVDだが、5月 誕生日だしブルーレイボックス買っちゃおうかな。誕生日だし。

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