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36枚の記憶

限られた枚数のなか、残したい記憶たちをシャッタースピードも絞りも自分で決めてシャッターを切る。撮っている!という行為がとても楽しい。

デジタルカメラでは決して味わえない良さがフィルムには詰まっていると思う。

ひと手間、ふた手間と時間をかけて撮った写真たちは見返すたび鮮明に過去に戻れる。多くはない枚数だからこそ1枚に掛ける思いは募るもので断片的な写真だとしても、思い出せる。
そのときの空気感や心情。だから出来るだけフィルムで残していきたい、これからのフィルム業界がどうなるのか未知数だけどどうにか衰退せずに前向きな気持ちでいたいです。

さて前置きが長くなりました。
この記事はフィルム1本の記憶を纏めてみました。写真を撮った本人はこの日の出来事を知っていて俯瞰した目線で見るのは難しい。だから色々な人に見てもらいたいと思い書こうと思った次第です。ふらっとこういう日を過ごした人もいるんだなと感じてくれたら嬉しいです。

1枚ひと言添えて。

カウンターを0→1に、はじまりの1枚
よく愛犬の散歩に連れて行く場所
車で20分ほどなので丁度いい
寒い1月末
平日は人が少ないから伸び伸び散歩できる
印象的な雲見つけたら即撮ってしまう病
木の枝って毛細血管みたい
ザラつきと感光


犬の足。可愛い
田舎の風景が心地良い
朝露
風に揺れる
1時間ほどドライブして行ってみたかったパン屋さんへ
到着。コロナの影響で店内飲食は出来なかった
残念だけどまた行くんだ
やさしい小麦の焼ける匂い
塩バターパンって何であんなに美味しいのでしょう…
本当にやさしく口当たりの良い塩っけたまらなかった
店内の様子
ひかりが降り注ぐ。
いつかこの場所で食べられることを祈って
古民家をリフォームしたような趣あるお店
お店の入り口に咲いていた椿
パン屋さんの帰り道。雪化粧した山々
店内で食べれなかったので近くの道の駅へ
道の駅ってその土地の特産物とか置いてあるから無限に買っちゃう。ピザ美味しかった
お店で買ったパンも食べたよ
シュガーバナナ
冬はお花が少ないから見かけると気分があがる
勝楽山高蔵寺・阿弥陀堂へ
宮城県最古の木造建築(西暦1177年)
歴史を知り、体験する
今も昔も変わらず
思いもよらぬ写りもフィルムの良さ
些細な光を見つけると何となく心があたたまる
激しめの感光
佇み、見守る
余白
願い
木漏れ日
新緑の季節にも訪れたい
心が洗われるような1日でした
最後の1枚何撮ろうと迷って
現像溜まってたフィルムたちを最後に

PENTAXSP
SMC Takumar 55mF1.8
NARA5219

今回ははじめてECN-2(映画用フィルム)と呼ばれるフィルムで撮ってみました。牛乳パックのような可愛い見た目(パッケージ撮り忘れた)に入っていて使いはじめから心躍っていました。

ECN-2フィルムの現像はチャンプカメラさんにて受け付けています。C-41フィルムとは現像液や作業も異なるため注意が必要です。

36枚振り返ってみて、どの場面もやっぱり鮮明に覚えています。これからも撮り続けます。

気まぐれな更新になると思いますが、また書けたらいいな。


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