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パスタでラーメンを作ろう!

お久しぶりです。

年度末になるとあれこれ買い替えるものが増えて大変ですね。春休みで旅行もしたいし、だけど帰省もあるし食事や遊びの誘いもあるし…。となると気になるのがお金の問題。金欠だけどひもじい思いはしたくない!というのが人間だ。そこで比較的安く大量に買うことができるパスタでラーメンを作っていこうじゃあないか、というのがこの記事の主題である。

ところで僕の記事は最初のほうは敬語で入り、本題に近づくにつれてだんだんと平語になるが、これはわざとやっているので指摘しないでほしい。本当は最初から平語でもいいのだが何だがぶしつけな感じがして最初のほうだけ敬語にしているのだ。

では本題に入ろう。ある日僕はラーメンが食べたくて戸棚を見たのだがインスタント麺も、生めんもなかった。あるのは1kg200円で売っている低品質なパスタの乾麺のみ…。だけど冷蔵庫にはインスタントラーメンのスープの素のあまりがあった。

(あぁ、仕方ない、これでパスタの麺でラーメンを作るしかないか…。)

と思ったその矢先、昔見たとあるブログを思い出した。

パスタをゆでるときに重曹を混ぜることでパスタの麺が中華麺になるというものだ。せっかくならこれを試してみようではないか!安く大量に買えるパスタの麺と重曹さえあればいつでもラーメンが食べられるのだ。これは試す価値があるぞ!

用意するもの

パスタの麺 (適量)

重曹 (適量)

ラーメンのスープ (なんでもいい)

重曹
化学式はNaHCO3

見てよ重曹だって。中学校以来ではないだろうか。段々と忘れていってしまう化学の知識だけどこれは覚えているという人も多いのではないだろうか。いわゆる"ふくらし粉"だ。以外にも作るのは大変でアンモニアソーダ法から炭酸ナトリウムを作って、さらに水とアンモニアと二酸化炭素を混ぜる必要がある。原理としてはわかるけど実際に作るとなるとなかなか大変だとわかる。歴史的には19世紀から作られるようになったらしい。それ以前はふくらし粉はなかっただろうから生地が発酵するのを待つかそのまま焼いていたのだろう。ホットケーキが食べられるのも科学文明に感謝だね☆

ではさっそく麺を茹でていく。量なんか適当でいい。貧乏料理として紹介する奴がちまちま量なんか測るかよ。

よし、そろそろいいだろう。重曹を入れていく。

さらさら注いでいく

うわぁぁぁぁ、一気に泡がぁぁぁぁ!!!!!!
ふくらし粉の炭酸水素ナトリウムは熱を加えると二酸化炭素水酸化物イオンナトリウムイオンを放出する。そのためこんなにも泡が出るのだ。

なんとなく中華麺の匂いが!

ふぅ、落ち着いたな。よし、これで麺を盛り付けてトッピングをして…

完成!!!

あえて貧相なトッピング

これぞ貧乏性なパスタラーメンだ(笑)。先に紹介した記事の中では外国にいる人がラーメンを食べたくてこのやり方でラーメンを食べた、とある。確かによくよく味わったらパスタの風味が微妙に出てくるが、これでもラーメンに恋い焦がれた異国の地で食べたら感動で泣き崩れるだろう。代替案として正解だ、ラーメンの代わりとして十分に役割を果たすことができる。


重曹は水に溶かすとアルカリ性になる

なぜ重曹で中華麺に変身できるかって?秘密は水酸化物イオンにある。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/swsj1965/48/4/48_294/_pdf

なんか難しいそうなのが出てきたが、簡単に言うとヨーロッパの水はphが7前後なのに対してかん水はphが8前後だ。あくまで僕の考察になるけど、ヨーロッパの水のphとラーメン発祥の地の中国(モンゴル)のphは大きさとして1程度違う。なので同じ麺だけどこうした違いがあるのだろう。重曹を水に入れたことにより生じた水酸化物イオンによってヨーロッパの水のphを中国のものに近づけさせたと考えればいい。

さらに簡単に言うとアルカリ性の重曹がパスタをもちもちにするってことだ。細かいことを突き詰めると終わりがなくなってくるのでこの話はここで打ち切ることにする。

ではでは、久しぶりの記事の更新になったが見てくれてありがとうございました!また読んでくださいね!

黄色っぽい色してる。

中華麺茹でた色だ…。

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