いとを

社会人なりたて。 面と向かってちゃんと話すのはちょっと恥ずかしいことをつらつら書きます。

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帰る

「GWは宮城に帰るの?」 果たして、宮城は私が「帰る」場所なんだろうか。 「帰る」と表現してもいいんだろうか。 生まれてから18年間、宮城に住んでいたのは事実だ。 しかし実家は既にない。 実家と呼べる場所には他の誰かが住んでいる。 大学進学とともに、私は母親と神奈川に上京してきた。 大学に進学してからの3年間、宮城に行ったのは3回。 大学1年の春休みに1回と、大学3年の夏休みに2回。 その内1回は大学の友人らとの旅行で、地元の友人と会ったのは2回。 宮城に行く理由は、

    • 弔い

      アイドルの、突然の脱退。それは、アイドルとしての死を指す。アイドルとしての人格が死ぬ。もちろん、中身の人間の人生は続いていくけども、そこにファンは干渉できない。アイドルは、あくまで偶像だ。アイドルとして過ごす彼・彼女の、ファンに見せてくれる姿はすべてショーでしかない。だから、「苦しさに気づけなかった」「この前まであんなに元気だったのに」なんて声は至極真っ当だ。死の素振りを見せないのが、仕事なのだから。その後の生活に、ファンは一切干渉してはいけない。もうそこからは、サービス外だ

      • 生理って、NGワード?

        女として24年生きているわけですが、ちっちゃく疑問に思っていること。世の女性、なぜ生理を「女の子の日」「シンデレラデー」などと表現するのでしょうか?気分を上げるため…なら、その人の自由なので別に良いと思う。でも、少なからず「生理」とそのまま言葉を発するのが、なんとなく恥ずかしいとか、隠さないといけないとか、そんな深層心理が働いている気がして。気のせいですか? 確かに、高校生ぐらいまでは「隠さないといけないこと」だと思って、ぼかした表現をしていた。でも、大学生くらいになって、

        • 酔ってんな。

          今日も日本酒は美味しかった。ちょっと酔ってんな。保険代理店を見て、保険なんかじゃなくて、目先の人生の相談に乗ってくれよ、とか思っちゃう。 なんでこの仕事してるの?続けてるの?クソみたいな労働環境かもしれないのに。 同期が潰れてく。いやだ。才能がある人から辞めていく。頑張ったもん負け?仕事してる理由はあるのに。きっと。無性に走り出したくなる。 酔ってんな。この文章にも酔ってる。結局文字起こししてる自分にも酔ってる。泣きたいよ。鳴きたいよ。見つかれ!自分。爆音のイヤフォン、

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          百面相でいこう

          いや、さすがに百面相は言い過ぎかもしれない。2~3面相くらいでいい。要は、色んな顔を持っておきたい、という話。 ここでは、こんな顔。あそこでは、また違う顔。会社とか、家族とか、友達とか。もっと細かく言うと、会社の中でも直属の組織とか、同期とか。色々な関係性のグループ、それぞれで顔を使い分けている。求められる役割が変わる。 仕事が上手くいかなかった日。でも、友達からの悩み相談で役に立った。家族と喧嘩した。でも、仕事相手からは感謝された。どこかの居場所で肩身が狭くなっても、別

          百面相でいこう

          嫌いになったわけじゃないよ

          人との関係って、好きか嫌いか、の二択だけじゃないと思う。無関心もあると思うけど、それとは別に。なんか、今は違うなって思う時期がある。 先日、高校時代の友だち4人で桜を見に行った。それぞれ会ったり会わなかったりしたから、全員で会ったのは4、5ヶ月ぶりくらい?当たり前に、学生の頃よりは会う頻度が減っていた。 時間が空けば、それだけ近況報告のボリュームも増える。今の仕事はどうだ、恋人がどうだ。将来はどうしようね。結婚か~。大体、そんな感じ。時々、高校時代のあの子はどうしてるんだ

          嫌いになったわけじゃないよ

          "仕事"にしない

          あっという間に3連休が終わってしまう。新しい週が始まる前日、大体16時頃から、バッドゾーンに入り込む。仕事だ、仕事をしないといけないんだ…迫ってくる責任感やらプレッシャーやらで、頭の中がいっぱいになってしまう。 入社したての時くらいは「バリバリ働くぞ!」なんて思っていたし、こんなに仕事をしたくないと思うような大人になんてなりたくなかった。絶望だ。仕事を楽しめる大人になりたい。 だから、仕事に対する考え方を改めようと思う。仕事に対する価値観は人それぞれだと思うけど、私は今年

          "仕事"にしない

          田舎

          東京の人は、きっと蛙の鳴き声を知らない。「げこげこ」とかじゃなくて、もう反響しまくっているような、切れ目が存在しない蛙の鳴き声。田んぼ沿いの道なんて歩いたことがないんだろうな。車で通りながら「落ちたらどうしよう」なんて幼い頃に怖くなったこともないだろうし、夢にも出てこないんだろう。蛙、ミミズ、ザリガニとかの干上がった姿がそこかしこに散らばっている道も知らないだろう。トンボが1匹や2匹、なんてレベルではなくて、数十匹が飛び回っていて道を通るのも精一杯な気持ち、分からないんだろう

          浮気、アリ。

          浮気したっていいんじゃないでしょうか。仕事において。副業OKの会社って、なんで少ないんでしょう。新卒1年目の青二才で、わがまま言ってんじゃねぇって思われるかもしれません。でも、1年目だから感じることかもしれない。 人生って長いじゃないですか。一点をずっと見続けていたら、疲れてくるし、盲目になる。周りには無数の点があるのに、そのうちのたったいくつかしか見られない。もったいない。 私は大学生の時、パスタ屋さんでホールのアルバイトをしていました。3年半。ずっと接客向いてないな~

          浮気、アリ。

          同期が辞め、胃腸炎に罹り、上司が異動になった。

          普段はなにか1つのテーマに絞って書いているけど、今回はつらつらいろいろ書くことにします。まとまりのない文章になるかも。でも、こんな季節は二度と来ないだろうから、記録として残すことにする。自己満に拍車がかかります。 さて、最近は一気に冷え込みますね。もう冬だ。金木犀の匂いをかいで「秋を感じた!」なんて同僚ときゃっきゃしてたのが一瞬だった。この秋は、叙情的に浸る余裕もなく、本当に激動でした。 10月。同期が2人辞めました。これで入社した4月から3人が減ったことになる。そのうち

          同期が辞め、胃腸炎に罹り、上司が異動になった。

          日は落ちる

          社会人になって、初めての夏休みが終わろうとしている。夏の最終日、カレンダー上では平日だ。でも、世間の大体は休日だってこと、新宿の人の多さではっきりと分かった。 私の夏休みは、会社の同期と、大学時代の同期と、1人の時間で構成された。最終日、喫茶店で1人夏休みを振り返った時のことを記録しようと思う。 付き合いの長さがまるで違う2組の友人たちと過ごしてみて、感じたのは視点の位置だった。 初日、会社の同期と過ごした江の島での1日。 焦点が合ったのは、今と、これからの話だ。 集

          日は落ちる

          許されたい

          泣くのも、叫ぶのも、基本的に良くないことだと思っている。 だって、他の人に色々と気を遣わせてしまうから。 泣くと、ありがたいことに「大丈夫?」って聞いてくれる人がいる。寄り添ってくれたり、励ましてくれる人たちばかりだ。それは私にとって救いになる一方で、片隅にある申し訳なさがちらついてしまうのだ。 それに、私は頑固で意地っ張りだから、泣いてしまう自分が好きじゃない。甘えているような気がして。最近は仕事で辛いことがあった時に泣いてしまう時もあるけれど、人に泣いているところを見

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          生かしてくれてありがとう

          生まれたのは、私の意思ではない。 けれど、生きているのは私の意思。 生きようと思えるのは、私の周囲の人たちのおかげ。 今日も、名前を呼んでくれる人がいる。 私がしたことに対して、「ありがとう」と反応してくれる人がいる。 どうやったら仕事が上手くなるか、一緒に考えてくれる上司がいる。 体を気遣ってくれる後輩がいる。 また遊ぼうよ、って誘ってくれる友達がいる。 23年、ずっと休みなく頑張り続けてきたわけじゃないけど、 小、中、高、大、今と、それぞれの節目で関わってきた人たちが

          生かしてくれてありがとう

          無干渉の心地よさ

          東北から関東へ引っ越して、もう5年目。 就職をきっかけに地方から関東へ引っ越してきた人が周囲に多いため、「関東ギャップ」を聞く機会が多くなってきた。 総じてよく聞くのが、「関東の人は冷たい」ということ。 話によれば、日常の中で、その場で出会う人々と接する機会がない。求められていない、と感じるらしい。 具体的にいえば、スーパーでの買い物。 レジに立つパートのおばちゃんと「この野菜がどう」とか、「最近はさ」とか、そういう会話が関東では生まれない。 ささっとバーコードを読み取って

          無干渉の心地よさ

          そんな貴方を肯定していたよ

          ここ2週間、色々なことがあった。 久しぶりに人が壊れていく様を目の当たりにした。 彼はイイ奴だった。ちょっとデリカシーがなかったり、こっちが恥ずかしくなるようなこともしたり、アホだなぁって思う時もあった。 でも、イイ奴だったんだ。軽いけど、まっすぐ。熱い気持ちを持っていて、壁から目を背けずに正面からぶつかって、虚勢を張ることもなく、傷を傷として受け止めていた。 そんなところが、私からしたら強さで、脅威で、キラキラしていてうらやましかった。 でも、彼は壊れてしまった。最後に

          そんな貴方を肯定していたよ

          「好き」を認めたら負け

          だと、思っている節がある。 前々から自覚していたけど、よりはっきりと自覚したのは、 先日タロット占いを受けた時のこと。 「この前まで好きな人いたでしょう?」 そう聞かれて、すぐに頷けなかった。 多分、いたんだと思う。 多分というか、本当にごく一部の友人には公言していたのだけど。 好き、というか、ちょっと気になる。いいなって思う。 そんな感じで。 いや、占いだから適当に言っただけかもしれないけど。 何も知らない赤の他人から「好きな人」と言われた時に、 あぁ、あれはやっぱり「

          「好き」を認めたら負け