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イップス(イラストの)

こんばんは。
仕事も納まり、後は何かを納めたい感じですけど
何を納めようか探しています。
実は私ミドリカワ2022年の年末ごろにイラストを描くことに対してイップスになっていました。
描くことに対してイップスと言うのかはわからないですけどイップスという表現が自分の中では正しい気がするのでそう言ってます。

イップス(イップス症状)は心の葛藤(意識、無意識)により、筋肉や神経細胞、脳細胞にまで影響を及ぼす心理的症状です。スポーツ(野球、ゴルフ、卓球、テニス、サッカー、ダーツ、楽器等)の集中すべき場面で、プレッシャーにより極度に緊張を生じ、無意識に筋肉の硬化を起こし、思い通りのパフォーマンスを発揮できない症状をいいます。
(日本イップス協会より抜粋)←ほんまにある。

野球でもデッドボールを当てたことが原因で
投げることができなくなったり、コントロールが乱れまくるってことが度々あるんですけど、ぼくはそれのイラストバージョンという感じでした。
絵を描こうとすると線が引けなくなって
そのまま線を引く前段階のペンをペンタブに
付けては離す付けては離すという
完全にバグった人間になって何も描けない、もしくは描けても恐ろしい時間がかかる、というのが
症状でした。イップスっぽいでしょ?
イップスは脳のバグとかも言われたりするんですけど、ちゃんと脳のバグです。心の病気で脳のバグです。

めちゃくちゃ察しのいいぼくのイラストのファンの人がもしいるとするならその人は気付いているかもしれませんが、ぼくのイラストは2023年度から
線を描くペンが変わってます。
"入り抜き"という下ネタの果てみたいな
名前のペンに変わっています。これもイップスにより変わった感じです。というより意地で変えました。

以前のペン。もこもこのやつ。

そもそもなんでイップスになったかというと
知り合いからの「いつもラフばっかりあげてるね。
本気の絵描けるんだから描きなよ」という
なにげない言葉でした。
普通の人ならなにげないでしょうね。
でも言われた側からすると普通に上手く描けたと思っていたイラストが"ラフ"って言われたんですよね。

正直泣きそうでした。悲しくて悔しくて、風俗に行き、チアリーダーのコスプレのオプションを追加しました。誰かに応援でもしてもらわないと!
という防御本能の現れでしょう。

ただでさえぼくのイラストはかなりデフォルメされていて、線も手ブレが目立たないモコモコの線で
描いていました。
なのでTwitterにいる"the絵師"と言われるような
フォロワー何万人の人と比べられると、リアルさや塗りの少なさや線の単調さからラフに見えたかもしれないです。ほんまは殺そうと思いましたけど。

でもその人も悪気があって言ってるわけじゃなく
描けるのを知ってるからこそ言ってた感じでした。
一応かばっておきますが、悪気無い感じだったので余計に腹が立ちました。全然殺せました。

イラストを描かない人から見ると
デフォルメは「簡単に描ける絵」に見えます。
厚塗りしているような絵やソシャゲのキャラクターのような絵が一般的に言う"上手い絵"という感じなのでしょう。デフォルメは難しさの割に明らかな過小評価を受けてしまうイラストです。
簡略化して似せてることをもっと評価されないと
割に合わないですよね。

そんなこんなでそのデフォルメイラストを
誤魔化しの効かない線の綺麗さ、
丁寧ぽく見える感、で補ってみようと
ペンを変えるという試みをしてきた一年でした。
慣れないペンで描くのはしんどすぎたし
「これはもしかしたらまたラフと言われるか?」
と思うと全部消したりしていました。
それぐらい参ってましたね。描こうとしても全然描けない、ペンが全く進まないという現象に何回も悩まされました。

なにげない一言も悔しかったけど脳がバグってしまった感が1番悔しかったです。
こういうのがきっかけで絵を描くのを諦める人も辞める人もいますからね。

ぼく的には絵を描くことでしかイップスからの回復方法が見つからなかったので、ただただ描きまくるというバカ主人公ぽいパワープレイでなんとかしましたが、1月2月あたりはリアルに危機感がすごかったです。もう少し回復が遅れていると仕事にも影響が出てしまっていたので。

その影響がモロに出て2023年のイラストの投稿数は
昨年に比べてかなり落ちたと思います。
しかしペンを変えて線をしっかり目に描けるようになったので個人的にはちょっとだけ上手くなったかなと思える一年ではありました。
結果オーライといえば結果オーライです。
線画がいい感じになったでしょ?気付いた?

絵に好き嫌いがあるのは当然ですし上手い下手の受け取り方も個人で変わると思います。
あんま何も絵のことわかってないのに口出しするなというのが1番言いたいことです。ラフとか言ってみるな。ラフとか言うとんねん何もわかってへん奴が。何がラフじゃ。ラフばっか描いてるねーちゃうわ。何がラフ描いてるねーやねん。ラフとか言うとんねん。ほんでぼくも、「あー頑張ります」言うとんねん。何言うとんねん。何がラフや。頭おかしいんか。ラフばっかだねーちゃうねん。どついたろかい。ラフちゃうねん。何がラフやねん。
まあ想像で5mのぼくが、ラフって言うてきた人のことを横半分にちぎりましたけどね。

作った曲に対してデモテープ?て
言われてるようなものでしょう。
完成したロボットに対して試作品?て
言われてるようなものでしょう。
シルバーに染めた髪に対して白髪?て
言われてるようなものでしょう。

たまらないです。その一言でメンタル強い方のぼくでもこんなことになります。狼狽です。完全な。
なので自分の知識の範疇でわかることだけを言うてきてくださいね。あんまごちゃごちゃ言うなよ。

絵師は基本的に打たれ弱い人が多いです。
慎重に声をかけてあげてください。

絵師の方はいい意見だけ聞いてとりあえず描きましょう。そして休みましょう。
ぼくはもうちょい描きます。
その前に軽く色んなことを納めてきます。


ミドリカワ

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