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だから私はコーチングをする

なんで今コーチングやってるの??と思っているそこのあなたに向けて。
今日はそのことを話していきたい。


コーチングと住宅設計

1年前コーチングと出会った。初めはこんなにどっぷり浸ることになるとは思ってもみなかった。それでも今ではコーチングをしている時間がとても私らしいと感じる。その私らしい時間をもっと増やしていきたい。そんな思いがある。そして何よりもっと人に寄り添いたい。これまで数ある職業の中から住宅設計を選んでいたのは人に寄り添い、その人の人生を共にする場所をその人らしさ溢れる場所としてデザインしたかったから。安心して帰れる場所、その場所がその人らしさで溢れていたらどんなに素敵だろう、そんな思いで住宅設計をしていた。
住宅設計とコーチング、傍目からは全く違うことをしているように思えるかもしれないが、結局のところ私にとってはどちらも一緒なのだ。人に寄り添い、その人らしさを最大限引き出す、私はやっぱりそういうことがしたいのだとコーチングと出会いつくづくと感じる。

全体性、光と影

全体性とは、人は既に満ち足りている存在であり、光も影もそのどちらも揃ってその人をその人たらしめる。そんな概念だ。
コーチングと出会い、全体性という概念を知った。ただ、正直なところ私にはその全体性という概念が最初あまりピンときていなかった。何故なら自身の影だと認識している部分をいつも消すことに必死になってきたから。不器用で、何をやっても人より身につくのが遅い。よーいどんで始めるとうまくいかないことの方が圧倒的にある、そんな自己認識をしていて、うまくできない私、やらかす私(影)を消したくて、変えたくて必死だった。
変えることができたこともある。一方で変えることができてもいつもその影の存在(うまくできない私、やらかす私)に翻弄されて、できるようになったことや既にあるものには着目できず、認められず何を変えても満たされなかった。
そんな終わらないゲームを終わらせたかった。いつになったら私は私を認めることができるのだろうか、そんな問いが自身の中にあった。これが私である、と他の誰でもない私が私であることを引き受ける、そんな感覚がほしかった。そんな時にコーチングと出会い、全体性という概念を知った。その概念を知り、クライアントとしてコーチングを受け自身と向き合い続けることで自身のことを引き受ける覚悟ができてきた。この感覚がずっとほしかった。ここではないどこかへ行くのではなく、満たされない何かを外から補おうとするのではなく、既にあるものをあると認識すること。それを引き受けること。そうすることでゆっくりではあるが、着実に、満たされていく、そんな感覚だ。この感覚をずっと覚えていたいし、伝えていきたい。

だから私はコーチングをする

この感覚を覚えた今、自身にも可能性を感じるようになった。これまでの私のようにここではないどこかに行きたい人、どこかいつも満たされない何かを感じている人、そんな人たちにコーチングを届けたい。目の前の人に寄り添える人でありたい。目の前の人の可能性を信じ続けたい。そして、私が、私自身に寄り添い、私の可能性を信じ続けたい。

だから私はコーチングをする。

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