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店舗レポート「TRIAL GO 今泉2丁目店/トライアル スーパーセンター須恵店」

トライアルは「スーパーセンター(SuC)」「メガセンター」「SMART」「TRIAL GO」のマルチフォーマット戦略を採用している。今回は同社の新業態である「TRIAL GO」と同社の旗艦業態といえる「SuC」の店舗リポートを通じて戦略を解説する。


[店舗リポート①]「即食」にこだわった都心型実験店 TRIAL GO 今泉2丁目店

トライアルがニューフォーマットとして立ち上げた次世代型スマートストア「TRIAL GO」。売場面積30〜300坪、SKUは5,500から2万程度を想定。2022年4月に脇田店 in みやかわの郷を300坪でオープンしたのを皮切りに、2023年10月現在、福岡県に18店舗を展開。将来的には無人店舗としての展開も視野に入れていると思われる同業態のキーワードは「ローコストオペレーション」と「即食」だ。

サテライトシステムで複数店舗から総菜調達

少子高齢化に対する新フォーマットとしてトライアルが展開する「TRIAL GO」。今泉2丁目店は福岡市営地下鉄楽院大通り駅のそば、繁華街の古いマンションの1階に居抜きで2023年3月に出店した。

▲入り口正面の総菜売場ではテレビCMでも大きく訴求しているかつ丼299円をボリューム陳列
▲近隣の店舗で製造された上にぎり8貫

ポイントのひとつが「即食」に対応した品揃えだ。入店すると主通路上の平台に、299円のかつ丼を中心としたお弁当が圧倒的ボリュームで陳列されている。さらに第1マグネットの壁面では、おにぎり、寿司、カップデリ、スイーツなどが並ぶ。

▲コンビニとそん色ないクオリティのスイーツも。阿蘇ミルクのシュークリームは179円

その対面には、パン、カップラーメンなど、主通路の真ん中には冷凍食品が展開されていて、「いますぐ食べたい」というニーズに応じたラインナップとなっている。

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