見出し画像

都心型ドラッグ「スギ薬局心斎橋店」に学ぶ韓国コスメの売り方

コロナ禍の真っただ中の2020年3月26日に開店したスギ薬局心斎橋店(3層・売場面積270坪)。当初計画していたインバウンド需要が見込めないために、都心で生活する、もしくは通勤する日本人客のニーズに合わせた品ぞろえを試行錯誤でつくりあげてきた。また、人気の韓国コスメの売場も大きく拡大した。スギ薬局の「都心型店舗」の最大店舗である心斎橋店を取材した。


商品本部の中に都心運営部を新設

スギ薬局は今年3月に商品本部の中に「都心運営部」を新設した。都心運営部の人員は全国で8名。

都心運営部新設の理由は、都心型店舗では売れ筋やホット商品が頻繁に変化し、従来の商品部と営業部の縦割りの組織では、素早く人気商品を店頭に導入できないと考えたからだ。

新設された商品本部都心運営部部長の松本真徳氏は次のように説明してくれた。

「商品部で決定した商品だけでなく、都心のお客様ニーズにあった商品を、スピード感をもって店舗導入、かつ最適な売場で店頭化できる様にしました。たとえば、昨日店でお客様から聞かれた商品が、早ければ2日後には店頭に並ぶくらいのスピード感です」。

ここから先は

2,315字 / 10画像

¥ 1,000

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?