見出し画像

夢をあきらめない〜ネバーギブアップ〜

どうもどうも、吉良です。

4月7日、満開の桜が都心部で咲き誇るなか、有明四季劇場に25周年を超えるロングランレコード更新中の「ライオンキング」の観劇に行ってきました。

「ライオンキング」はテーマであるサークルオブライフ《生命の連鎖》と、エルトン・ジョン、ティム・ライスコンビの音楽が好きで、何度も観ていますが、今回の観劇は特別でした。

というのも、大阪芸術大学の僕の講義を3年次に履修、4年次に聴講していた卒業生の念願のデビューと重なったからです。ライオンキングのトレーニングをしているとは聞いていたので、「もしかしたら」と思い連絡してみたところ、4月4日がデビュー初日で7日も出演ということて、観劇と終演後の面会を申請しました。

当日、有明四季劇場に入ってすぐにパンフレットを購入すると、キャスト紹介にしっかり写真が載っていました。そして本日の出演者を見に行くと、そこに名前が!

大阪芸術大学舞台芸術学科2019年卒業の津村美緒さん。僕の講義を受けていた在学中から劇団四季にチャレンジして5回目の2022年、ラストチャレンジの年に研究生として見事に合格。劇団四季に入団しました。

当時はコロナ禍のど真ん中で劇団四季も公演ができない状況が続き、2020年は研究生の採用なしという環境下だったので、彼女を含めてたくさんの大阪芸術大学の学生たちがチャレンジしては打ち砕かれるという現実が続いていました。

「劇団四季のみならず、夢を叶えること」の難しさを嫌と言うほど感じていました。だからこそ津村さんが卒業から2年間、アルバイトをしながらレッスンを継続して「劇団四季」への夢をあきらめず見事に合格したことは、本当に嬉しかったです。

なぜなら、僕が普段、学生たちに話している「夢をあきらめるな」「好きな事を仕事にしよう」「勝つまでやる事が負けない事」という考えがかえって学生に負担をかけているのではと自問自答していた時期でもあったからです。

しかし、合格後もなかなかデビューの報告がなく気になっていました。そして4月7日にその時を目の当たりにできました。聞くところによると、入団してから2年のデビューまでの日々も大変だったようです。

終演後に面会した彼女はちょっぴり上気しているようでした。「デビュー日にお母さんが兵庫から駆けつけてくれたこと、デビューが同期で一番遅かったこと、子役も含めてみんな先輩であること」ほっとして安心した表情でたくさん話してくれました。

まさに、教え子が「夢を叶える」入口に立ち会えたことの喜びを僕も享受しました。これからのますますの成長を見守っていこうと思います。

劇団四季を観に行くたびに、大阪芸術大学の卒業生のキャストたちや裏方のスタッフたちが活躍する姿はまさに僕にとって「教学相長也」の境地だと感じます。

帰りの有明四季劇場が不思議に輝いて見えました。

5月には、劇団四季の「ジーザス・クライスト=スーパースター」と最新ミュージカル「ゴースト&レディ」を観る予定です。また、教え子や卒業生の活躍を見れるのがとても楽しみです。大学の先生も悪くないなと思える瞬間ですね。

夢を叶える難しさ」は演劇だけでなく、音楽やスポーツなどありとあらゆるジャンルでも言えることです。その対処法はたったひとつ、「夢をあきらめない〜ネバーギブアップ〜」に尽きます。

ただ、もうひとつ大切なことは「夢の形の変化」を知っておき、受け入れることです。つまり、「夢の形を変えながら夢をあきらめない」ことが大事だと言うことですね。

「夢の形の変化」については是非こちらも併せてご覧ください。

僕は何度も夢の形を少しずつ時代に合わせてカスタマイズして変化させながら夢をあきらめずに前に進んでいます。皆様も是非!

最後までお読みいただきありがとうございました! スキ、コメント欄への感想、リクエスト、シェア等、大歓迎です。 スキ、フォロー時にはランダムで吉良語録メッセージをお送りしておりますのでお楽しみください!