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マンガデザインプロデュースby Manga Designers Lab.⓴西鉄・モザイクアートカレンダー〜約4300人の笑顔をプロデュース〜

どうもどうも、吉良です。

1月20日は関東地方でも雪が降りそうな天候でした。僕は健康管理の一環として、内視鏡検査(人間ドック)に行きました。ここで同意書などに日付と名前を書いてサインをするのですが、年月日ってわかっているようで結構忘れてしまいがちです。そんなときに必要なのがカレンダーですね。

また、僕のモットーである予定を楽しむためにもやはりカレンダーは必要不可欠です。今回のマンガデザインプロデュースはマンガデザインカレンダーについてです。マンガデザイナーズラボでは西日本鉄道(以下西鉄)とグリーティングカード制作もしているドイグロジャパンの2クライアントの2024年カレンダーを制作しました。

西鉄さんとの出会いは、大学の先輩・後輩の関係から生まれました。西鉄さんのキーマンと呼ばれる方は、ラッキーなことに僕の1年後輩でした。そのおかげで僕はいつも、「吉良先輩」と呼ばれています。

中学、高校、大学と同級生・同窓生は本当に大事です。だからこそ参加する努力を惜しんではいけませんね。

西鉄さんとの作業の入り口は、天神サイトのLP制作でした。2016年から2017年にかけての作業でした。

天神サイト

その後、西鉄サイドから「西鉄の中核事業はバス部門だ。その部門のモチベーションを上げたい」という依頼がありました。リアルにバスの運転士さんを登場させる「We are NISHITETSU BUS DRIVERS」シリーズが誕生し、マンガデザイナーズラボの最長シリーズを更新中です。

シリーズ1作目は2018年7月でした。そこから続き、今年で7年目に入りました(途中コロナ禍中断がありました)。現在シリーズ70作目の制作中です。今までの作品から人気があったマンガデザインポスターをご覧ください。

このシリーズはバスの運転士の中でも評判を呼び、狙い通りモチベーションが上がり、事故率の大幅低減の施策のひとつとして国土交通省から表彰を受けました。

その気運は「似顔絵を描いてほしい」という要望につながり、2019年の「全ドライバーの似顔絵を描いてカレンダーにしましょう」という提案が採用されました。

この提案により制作されたおよそ4000名の運転士さんを中心に描かれたマンガデザインモザイクアートカレンダーはまさにコロナ禍を走り抜け、前述のポスターの休止期間を支えました。

また、ちょうどその時期に天神バスターミナルの出発・到着口にもそのカレンダーの表紙になったモザイクアートが使われています。

コロナ禍を走り抜けたカレンダー

ここまでの西鉄さんとマンガデザイナーズラボの深い信頼関係、コロナ禍で仕事がなくなっても常にお互いを高め合う関係性を、弊社のような小さな会社に対して西鉄さんのような大会社が持ち続けてくださったことに感謝しかありません。恩返しは『良い仕事』しかありませんね。

しばらくコロナ禍で弊社も出張を制限していましたが、2023年8月に解禁して、真っ先に伺ったのが福岡西鉄さんでした。8月に伺うことを知ってくださっているが故の「2024年モザイクアートカレンダーを制作したい」というプレオーダーが8月上旬に入りました。

福岡出張が8月下旬だったので、そのタイミングでプレゼンテーションをする準備をして臨みました。ラフも重要なのですが、最重要課題は何人の運転士さんの似顔絵を追加するかでした。

プレゼンテーションは福岡で実施し、9月上旬には返答をいただきました。追加の似顔絵は296名で、マンガデザイナーズラボ外部デザイナーも加えた総力戦で10月下旬には完成しました。企画案は下記のデザインで決定しました。

ここから、レイアウトをして、モザイクアートの制作です。もともとの約4000人と新たに描いた296名すべてを6ページに振り分けていく作業が始まり、11月中旬に入稿して下旬に下版しました。

それでは約4300人の似顔絵を使った西鉄モザイクアートカレンダーを表紙からじっくりご覧ください。カレンダーのページには博多名物の食を描いています。

明るい大阪風イメージの表紙
もつ鍋
ぐるぐる鳥皮
博多ラーメン
博多あまおう
餃子
水炊き

そして印刷。その制作物を西鉄さんが西鉄バスで取りに来てくださいました。ありがとうございます。こうして12月15日に、無事に納品しました。

次回のプロデュースもお楽しみに!

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