希望にあふれた四十九日間〜希望は明るい未来へのゲートウェイ〜

どうもどうも、吉良です。

6月27日、今日は長男の誕生日。
そして、父の四十九日でもあります。

6月23日、79回目の沖縄「慰霊の日」からたくさんの希望にメッセージを載せてスタートした大塚製薬と大阪芸術大学のコラボレーション企画、大阪メトロ御堂筋線の「希望トレイン」に、24日に乗車しました。

希望トレインについての詳細は「マンガデザインプロデュースby Manga Designers Lab.㉗オロナミンC〜希望トレイン〜」をご覧ください。

率直なインプレッションとしては、見慣れた広告まみれ・クライアントメッセージまみれの電車ジャックとはまったく異なるデザイン空間車両だと感じました。

数々の素晴らしい広告企画をプロデュースしてきた大塚製薬のセンスとアイデアに溢れており、まるで「美術館」のような空間で、たくさんの乗客がスマートフォンから目を外して作品を見ている姿をたくさん見ることができました。

オロナミンCの究極のメッセージである「元気ハツラツ」のターゲット戦略の方法を学ばせていただきました。

大阪芸術大学の49名の学生たちの「希望」に向き合う制作意図は商品メッセージ並みに力強く、「若い世代を見る目」が変わりました。それを読むと、「日本の若者は自己肯定感が低く、希望がない」というのは正しくないと感じました。

このような社会性のある企画、夢のある企画に関われることの幸運に感謝しなくてはいけませんね。

この企画に遡る6月13日より実施した東急文化村と大阪芸術大学のコラボレーション企画「マンガデザインで北海道をメタバース」企画も若者たちの創造力あふれる企画になりました。

たくさんのお客様がメタバース（仮想空間）上で実施されている美術展にアバターになって参加しています。こちらも詳しくは「マンガデザインプロデュースby Manga Designers Lab.㉖Bunkamura『マンガデザインで北海道をメタバース』」でご覧いただけます。

6月30日まで開館していますので、メタバース空間を体験してみてください。

Bunkamura メタバース

この2つの企画に先立つ6月11日、マンガデザイナーズラボが制作した閣議案件、文部科学省の「令和6年度科学技術・イノベーション白書」では「AIがもたらす科学技術・イノベーションの変革」の世界をマンガデザインし、サイエンス領域におけるAIの活用をマッピングと動画で表現しました。

こちらも「マンガデザインプロデュースby Manga Designers Lab.㉕文部科学省 科学技術・イノベーション白書」でご覧いただけます。Xのインプレッションが8万を超えるほど、AIは注目されていますね。

この6月スタートの3企画をしっかり遂行できるタイミングを見計らったかのように父がゴールデンウィーク明けの5月10日の71回目の結婚記念日に旅立ちました。

前述のように、本日、長男の誕生日と同じ日がちょうど父の四十九日にあたりました。

この四十九日間、大学の講義や様々なスケジュールをほとんど休むことなく継続し、父の生前の意志と旅立ち後の遺志をしっかり守り続けることができました。

社会性のある仕事、その中でも平和をこよなく愛していた父に、「希望」企画は特別しっかり届いていると確信しています。

また、この間にいままで気づかなかったことにも気づきました。

今年は母の日が5月14日、父の日が6月16日で、ちょうど娘の誕生日と次男の誕生日と重なりました。僕にとっては両親がいる母の日、父の日は当たり前だったのですが、今回初めて父の日がいつも一緒だった父のいない日でした。

そのとき、「父の日や母の日」は、父や母がいる人といない人でまったく印象や向き合い方が違うことに初めて気づきました。

つまり、父や母がいる人たちを基準に「父の日、母の日」をイベント化するのではなく、父や母がいろいろな事情でいない人々に寄り添って「父の日や母の日」を考えるべきだと、つまりあまりプロパガンダに乗せるべきことではない行事なのではとやっと自分事として感じました。

こんなことをたくさん考えた父の四十九日でした。偶然とはいえ、結婚記念日を命日に変え、母の日と父の日を長女と次男の誕生日に合わせ、「母の日と父の日」について考える機会を与えて、長男の誕生日に四十九日を迎える。そろそろ自分な事をしっかり考えろ！って言われている気がします。
今後、思い出の中の父の話は書くことがあるかもしれませんが追悼文を書くのはおそらくこれが最後かなと思います。父に、良いはなむけができて喜んでくれてるといいなと思います。　合掌

最後にあらためて父へのnoteを、たくさんの感謝を込めて。
父（じいたん）からの最後の贈り物〜力強い握手とオーケーマーク〜