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自分自身がアクスタになるっちゅー話や

はじめに

まず、アクリルスタンド(通称:アクスタ)は、プラスチック製の板にイラストや写真の印刷を施した定番のグッズである。

同じく飾るタイプのグッズであるフィギュアに比べ場所も取らず価格も安い。また2次元キャラ以外の芸能人(3次元)などでも気軽に製作でき、オタクには需要が高いグッズだ。

ある日のオタク

日課であるTwitter徘徊をしていたある日、某J系アイドルが自分のアクスタを好きなアニメ作品のアクスタと並べて写真を撮っている様子が写ったツイートを目にした。これに対して「推しと同じ空間に立てるとかグッズ出てるJ強すぎでしょw」的な反応が多く、その時は自分も同じようなことを思った。

自分自身もよくアクスタを集めており(というよりはグッズにアクスタがあれば脳死で買っているという方が正しい)、アクスタを置くためだけのスペースを作るほど数も増えてきた。
推しを並べるのは非常に眺めも良く精神衛生を守るのに役立っていたが、あのアイドルの画像を見てから「アクスタとして推しと同じ空間に存在する」ことが羨ましくなった。
自分がアイドルとしてデビューしてグッズが作られる程の顔面じゃないことを悔やんでいる時にある事に気がついた。

「無ければ作ればいいじゃないか。」

そう、自分のアクスタが無ければ作ればいい。なぜこんなに単純なことにすぐ気づかなかったのか。

思い付いた日にとりあえずアクスタを作る為の準備を行った。

アクスタが出来るまで

最初にアクスタを作るにあたってコンセプトを決める。(ただ棒立ちした自分の写真を使ったアクスタじゃ面白くないので)

推しと同じ空間に存在したいという願望を叶えつつ推しの邪魔をしないようなものにしたいと考えた結果こうなった。

テーマ『引き立て役』

私服を着ると露骨にファッションセンスの無さが出るので無難なスーツで引き立て役感を演出。因みにライティングもクソもない仕上がりですが、タイマー撮影なので実は鬼のような枚数撮り直している。


撮った時はなんとも思ってなかったけど今見たら山田太郎(ドカベン)みたいな脚の太さしてる

写真を撮ったらフォトショで人物を切り出し。

ここで背景を消すついでにしれっと自分の顔や体型を修正(違和感ない程度に)して完成した時の嫌悪感を少しでも薄くしよう。

あとは、アクスタ製作が出来る業者を探してデータを入稿するだけ。

最近はアクスタが作れる業者も沢山増えて選び放題なので、簡単に自分の要望に合った業者を見つけられて便利な世の中だなとしみじみ思った。


そして完結へ

届いたのは作ったのを忘れかけてる頃だった。

わりかしデカいが画質粗めの画像にもかかわらず良い感じの出来だった。低価格でこれが作れることに感心して、並べる前から既に満足してしまった。(MYDOO様ありがとう)

それはそれとして

当初の目的を果たすため、
試しに持ってるアクスタと並べてみる。

1.2次元キャラのアクスタ

▲ 三玖天下第一 

自評:なんかウェディングプランナーっぽい。

2.3次元キャラ(特撮)のアクスタ

▲ 出来が良すぎるアクセルのアクスタ

自評:2次元より馴染みが良い。しかし自分のアクスタがかなり斜めに立っているためお触りしに行ってる変態感が強い。

3.3次元系(人物)アクスタ

▲ 最近の推し(伊崎氏)

自評:あまりの顔面の差に辟易してしまうが、人物同士なので一番しっくりくる。

色んなアクスタと並べてみて分かったことは沢山あるが、特に重要なのはやはり大きさをよく考えて作った方が良いということ。今回作ったものは10cm程度の大きさで大きめのアクスタとの並びは良かったが、10cm未満の小さめのものだと自分が目立ってしまい途端にコレジャナイ感が増した。あともう一つ自分が後悔してるのは出来上がりの角度。入稿する時点でもっと確認しとけば良かったと思った。

もしこれを読んでいる方が、自分のアクスタを作りたいと思ったならば、とにかく出来上がりのイメージを固めてデータを作ることをオススメしたい。

完璧とはいかなかったとはいえ、自分自身のアクスタを持っているという事実は謎にテンションが上がる。羞恥心を乗り越え、アクスタとして推しと同じ空間に存在できるという喜びを味わったことでまた一つ成長出来たような気がしなくもない。

無かったら作るの精神は大事


おしまい。

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