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尊敬する作曲家のルーツを追って、全日本新体操選手権大会の観劇に行ってきました🏃‍♀️

はじめまして!
10月から音楽の作曲学校に通いはじめた会社員です🍁

わたしの尊敬する劇伴作曲家の林ゆうきさん(ハイキュー、ヒロアカ、あなたの番です等)が元新体操選手で、自身のルーツとして
「新体操をやっていた時、ダンスの後ろにフラメンコの曲をかけるのか、クラシカルなピアノの曲をかけるのかで、演技の見え方が全く異なると感じた。それがきっかけで曲を作り始めた」とインタビューで語っていらっしゃったので、
ずっと新体操、生で見てみたいな〜どんな音楽なのか知りたいな〜と思っていて本日叶いました!🥹

私が見たのは男子団体選手権決勝(徒手)、女子団体種目別選手権競技(リボン・ボール)

男子団体の伴奏曲のテイストとしては『実写版 キングダム』のメインテーマ、『KINGDOM』
のような、
デンデデデン.デンデデデン…と緊張感と疾走感あるリズム打ちに二胡など弦楽器と男女混合のコーラスが入っているものがほとんどでした。
対して女性のリボン・ボール種目では歌物がメイン。

おもしろかったのはあるチームの演技では
中島美嘉さんの『雪の華』のオルゴールから始まり、続いて疾走感あるBGM、最後の山場に中島美嘉さんの歌入のサビがそのまま流れたところ。
曲中最後の演技では選手全体で形を作って静止、内1人が腕から先だけを上に向かって動かし、中島美嘉さんの吐息と共に繊細な手先の演技で終了。

同様のことを曲始めと最後に、静けさの中の印象的な『吐息の音』のみで同様の演技をされていたチームがありました。

跳び技など大技の多い男子では大胆な演技ではKINGDOMのようなサウンドで、
対して繊細さを押し出すときは女性ボーカルやコーラスを使って表情をつけているのかな、と思いました。

実際、武蔵野の森スポーツプラザの3階後方で見るも選手の表情はギリギリ見えないので、演技の表情は曲のテイストと身体の動きによるところがあるのかなと。

クラシカルなピアノの演技後に、誰もが一度聞いたことのある『gonna make you sweat』の「Everybody Dance Now!」となった瞬間会場の雰囲気はガラッと変わり、踊っている女性たちも心なしかノリノリ、演技終了後の拍手が大きく、会場の流れを掴んでおりました。
https://youtu.be/LaTGrV58wec?feature=shared

反対に、
男子団体優勝の『青森大学』演技後、女子リボンで「ズンチャ.ズンチャ」のリズムで可愛らしいワルツのような音がなりましたが、インパクトが足りず会場の関心を惹きつけられずに終わっていた演技もありました。

わたしはバスケ部だったので、試合後は観客含め全員満身創痍、「やり切った感」が訪れますが、
こういった演技種目ではあくまで淡々とスケジュール通りに進められるため、
印象の薄いチームは関心引けずにそのまま退場、もちろん審査員はもっと明確な基準をもって採点してると思いますが、「今壮大な演技が終わりました!!」というインパクトを与えるためにも曲のチョイスは重要だと感じました、、。
そのためか、観客席からも同じチームからは(女子は特に演技中も)しきりに応援の声が上がっており、この盛り上げは上記理由からも重要なのだろうな…と思いました。

全く知らない世界のスポーツで、事前情報もなにも得ずに見学しましたが、新しい世界・知見を生で浴びる機会はとっても楽しかったです💃

野球の大谷選手の監督が、「野球が上手くなりたければ野球以外をやれ」と、人間性や世界観の醸成に力を入れたように、
こういう機会を自分に定期的に持っておきたいと思いました。

いや〜乗り換え3回ミスってたどり着いたと思ったらチケット家に忘れて同じところを2往復しましたが、楽しかった!!!
チケットぴあとは仲良くなれそうにありませんがまたなにかしら選んで観劇はします🔥

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