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厳重に守られた夢の国

自粛期間にゲームばかりして何も生み出さないのもちょっと…という心でこのnoteを開設したのですが、結局ゲームだけして自粛期間が終わってしまい、会社はテレワークをやめて出社を要求するし、クソ重い仕事をこなしながら営業にイチャモン長電話を受けたり、クソ重い仕事はミスばかりするしで心がぽっきり折れて会社を休んだ、6月の半ば過ぎ。それは起きた。

ディズニーリゾートの再開のお知らせ。

うれしかった。心が立ち直った。とともに、この非常事態のなか、どんな夢の国になるんだろうという不思議なワクワク感があった。このお知らせが来るまでも、ことあるたびに色んな人とどう再開するんだろう?という話をした。ディズニーは、このご時世の中どうやって折り合いをつけて営業するんだろう。すごく気になっていた。

年パスは死んでしまった(?)(年パス抽選の詳細がよくわからないので)が、15000人というスカスカのパークはちょっと気になったところで、友人が一緒に行ってくれることになった。再開おめでとうの気持ちを込めて、ショーパレ無いけど8000円払っていったるやい!

チケット販売が始まった日は、まあ予想通りサーバーは落ちた。ツイッターを見ていると粘り強く長時間更新し続けて勝ち取った人がほとんどで、自分にはそこまで頑張れる気力がなかった。たまにアプリから行ってミッキーがバラバラになるロード画面を見て心を落ち着けていた。

金曜の深夜も適当にミッキーをバラバラにしていたら、急に繋がってしまった。深夜だったので友人に連絡が取れず、とりあえず行けそうなところをカートに入れて、寝た。朝起きて友人と連絡が取れて、深夜カートに入れてた11時シー入場チケットは取られてしまっていたが、妥協して14時チケットを取ることにした。おれのカートの中身!取るなよ!(仕方のないことです)

体感的に、一回長めにミッキーバラバラタイムに入るとトントン拍子に繋がる感じだった。ちょっと楽しかった。そもそも普段からあまり強くないあのシステムで今回のチケット戦争をさせた自信、逆に尊敬する。

ほんでチケット戦争を経て、スカスカのディズニーシーにいざ!目的はソアリンとトイマニとマジックランプシアター。行くぜ!

キャストさんたちがおかえりなさいって言ってくれて、うれしい。誕生日シールもいつもどおりにくれた。誕生日アピをしました。うれしい。

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ソアリンの待機列。

アトラクションの待機列には黄色いテープが貼ってあって、グループごとにその線で立ち止まる方式。自分が行ったときはソアリンは25分待ちだったが、待機列は2万マイルの前まであった。25分でそこなので、60分とかになったらいったい…このソーシャルディスタンス待機列が終わるまで、2万マイルは運営できないのでは?と思ってしまう。2万マイルもこの待機列を作ったらあの通路は密になってしまうし、海底でドアを開けて換気したら世界観まる崩れなので運営中止であることに愛を感じた。ありがとう。私は2万マイルが大好きなのです。

ソアリンはプレショー中止なのが痛かった。友人は初めてソアリンに乗ったのであの建物が何なのか、ソアリンがなんなのかわからないまま空を飛んだ。初めてプレショーを見たときに、これが最新の技術か~!とめちゃめちゃ感動したし周囲と大いに盛り上がったあの感覚、あの感動を友人にあげられなかったのは辛かった。マジックランプシアターのプレショーは実施しているので、あの方式では出来ないのかな…難しかったのかな…。アトラクション自体はグループごとに1席開ける形で、楽しさはそのままだった!

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トイマニ。トイマニは普段と変わらない。乗る人数も変わらない。キャストさんの「こんばんは!」を聞いたときの安心感。好き。消毒作業で一時止まったりなどしていた。入り口と出口に消毒液がある。

私はトイマニガチ勢(…)として1時間トップを狙ったがギリギリ届かなかった。さすが…チケット戦争を経て来た強者たち……。調子乗って2回ガチの戦いをしたので今、もう、腕が上がらない。

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インディ。人がいないインディにはよく乗るが、その場合はいつも待機列を歩いて通り過ぎてしまう。でも今回は、人が少ないなか、通り過ぎず、立ち止まることになる。知らない音がたくさん聞こえた。ていうか普通に怖い。めちゃくちゃいろんな音がする。怖。人がいないことによる新たな発見だった。

インディは1列開け、1列に1グループ。なので四人くらいしか乗らない車もある。二人で行ったので最前列の真ん中に二人で座り、運転手不在のやばい車が出来上がった。キャストさんにも「この車は運転手さんがいないので、気を付けてくださいね!」と言われた。好き。

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アラビアンコースト。

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さみしい!!!!!!

お店もゲームコーナーもやっていないので、いつものフォトスポット達はかなり寂しい。人が居なくなってしまった街みたいだ。ずっと寂しいままだったらどうしようと、ちょっと思ってしまった。

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マジックランプシアターの待機列。プレショーもこの黄色い四角の中で見る。案内を一組ずつ丁寧に行うので、かなり時間がかかっている印象。マジックランプシアターがやっている…それだけで私は…感謝が止まらないのですが…

まったく関係ない私事だが、私はパークのオタクとアイドルマスターSideMのオタクを兼任していて、このとき担当アイドルがとんでもない絵アドのFES告知を持ってきて動揺しきっており、60分待ちは秒で過ぎた。どうしてディズニーだけを素直に楽しませてくれないんだ!やきもちか?かわいいね。給付金、あげるからね。今日も綺麗だよ。

で、マジックランプシアター。シャバーン様とアシーム君もちょっとソーシャルディスタンスだった。普段でみなれているので距離があるのがちょっとさみしい。ゲストが声を出すところも、声は出さない。あと入場に時間がかかったのでアシームくんが鍵の場所を尋ねるくだりが見れなかった。も、もうちょっと待ってくれよ~!(笑)

私の見た回のシャバーン様はそこそこ通常営業でしたが、ご時勢ネタをぶっ込んで来るときもあるみたいで、レポ見るのが楽しいです。この回はアシームくんがしぬほどかわいいアシームくんだった。

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マーメイドラグーン。

人がいないマーメイドラグーンを撮りたくて来たようなものだった。こんなに床が見えるマーメイドラグーンには多分来たことがない。やっぱりすごく写真映えするところなので、ここは人が少ない写真が撮れてよかったな~と思ったところ。

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こっちの方はやってるところが少ないので更に人がいない。人が居て、完成する景色だったんだなあと思ってしまう。タートルトークは閉園1時間前で入場を停止していた。

結果、乗りたいものには余裕で乗れた。トイマニ2回乗ったし。外出自粛で体力が落ちきっているのもあり、14時入場でちょうどよかった気がする。夜景を撮りまくりたかったのだが、暗くなるのが7時すぎるのでそこだけが時間が無い!ご挨拶のミッキー達も偶然見れて、ミッキーに4ヶ月ぶりに会えてちょっと泣いた。ツイステでミッキーの存在を仄めかされるたびに、動くミッキーに会いたくて感傷に浸っていたのだ…メンヘラか?

この6時間で、友人以外の人間と密になる瞬間は、なかった。この夢の国にいるあいだはずっと、安心だった。まず人が少ないし、徹底されたソーシャルディスタンス。ここまで準備をするのは大変だったと思うし、だからこんなに時間がかかったんだと思う。ショー待ちのあの「ここで止まってくださいマーク」(?)がミッキー広場にたくさん貼ってあって、これを全部…切り貼りした人が…いるんだよな………と感心しきりだった。再開に向けて本当にたくさんの準備をしてくれて、安心をくれて、ありがとうございました。

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あまり勧められることではないが、実は休園が決まった日に飛び込みでファンタズミック見納めをしていた。自分は柵沿いの人が密集しないところで見ていた。海沿いで観ている人も、いつもよりは距離を取っていたけれども。それでも、写真に残って今見ると、全然、密だ。これに戻るにはずっと時間がかかるかもしれないし、もしかしたら戻らないかもしれない。

(私は夏イベのオタクで、今年のパイレーツはさらっと中止告知が出たのでやっぱりそうだよな~とちょっと落ち込みながらシーに行きましたが、この厳重な状態で夏イベをやるのは相当に無理だと感じ、すっぱりと諦められた気がします。でもサニーファンはグッズだけでも…!どうか…!作ってほしかった…!!金を出したかったよ…!!!)

2月のこの状態から、今日の徹底した対策を行ったパークの変貌を、目撃したんだなあと。コロナで失ったものは多すぎるけど、数少ない得た経験として、覚えていたい。


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