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不動産営業が変わった!?”鬼アポ電時代”の終わり

春は出会いと別れの季節。
引っ越しもこの時期が多いそうですが、みなさんは賃貸派ですか?持ち家派ですか?

私はマンション持ち家住み替え派なのですが、価格上昇しているうちに売却することを検討しています。果たしていくらで売れるのか・・・

そこで、今回の【勝手に分析!Good CX】は「不動産一括見積もりの後のアポイント」について分析していきます。



鬼アポ電の憂鬱

まずは、引っ越しでもなんでも複数社に見積もりをとるのが定石です。不動産の売却に関しても、いろんな一括見積サイトがありました。その中で「イエウール」というサイトに情報や連絡先を入力して、見積もり結果を待ちました。

なんかかわいい

私は、メールなどで金額だけわかったらよいというスタンス。
でも、今までの経験上何社からも営業の電話がひっきりなしでかかってくるんだろうな・・・と、憂鬱でした。

すぐこんなのになりますよね


半自動化による透明性で予想外の快適さ

しかし、確かに電話はありましたが、まずどこの会社に個人情報を渡して連絡が来るのかそのサイトで表示してくれました。(今回は3社のみだったのでほっとしました)

また、知らない電話番号には普段でないようにしているのですが、SMSで不動産屋さんから挨拶と電話の都合がよい日時の選択URLが送られてきました。
ここで不動産屋さんの電話番号を知ることができたので、安心して電話を受けることができました。また、こちらが日時を指定したので、煩わしい営業電話がひっきりなしにくることもなく快適でした。

不動産屋さんの身元もわかって電話を受けるときも安心! 

結局、3社と話す前に契約を決めてしまいました。
不動産会社としては、電話する日時まで大人しく待っていることが会社の売上を考えると、良いことだったのかはわかりません。が、私(顧客側)としてはすごく快適でした!

アポを取りたい営業との攻防に終止符

CXで差別化となるか

CX(カスタマーエクスペリエンス)の観点で考えると、”この機会に営業をかけたい不動産屋さん”と”見積もりだけとりあえずほしい顧客”とでお互いのゴールのギャップが大きいです。このときに不動産屋さん側の都合で、営業電話をどんどんかけてくると最悪なCXになることが多いと思います。

最近は、ほとんどの情報がネットで手に入ってしまうので、不動産屋さんにしても差別化が難しくなってきています。(物件情報自体は共通のサイトを使っています)そのときに、どこの会社と取引をするかといったら、やはり”快適にコミュニケーションをとれるところ=CXがよいところ”でないでしょうか?

私は完全に”人(=コミュニケーションがスムーズで快適な人)”で関わる会社を選んでいます。人で選んでいるといいつつ、その裏にはシステムのサポートが必ずあります。今回も、半自動化で送られてくるSMSが良いCXをもたらしてくれました。

日々、テクノロジーが進化する中で、新しい技術をそのまま入れるのではなく、CXの観点から人がやるところと自動化するところとを捉えなおす必要がありますね。そんなことを考えさせてくれる機会でした・・・
それより物件が売れるのかが気になっています・・・


(執筆者:エクスペリエンスデザイナー クワン七沙)

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