見出し画像

考えることを放棄しない

私の同業者。あまり1つの所で長く働いている人はいません。

私も今の職場に来たその日から、引継ぎの事を考え始めていました。

今まで渡り歩いてきた職場で、きちんとした引継を受けたことは1度もありませんでした。

何しろ、職場環境が酷く、精神状態が持たなくなって、突然辞める人が多かったからです。

今の職場でも、前任者からの引継ぎの日数は10日程でした。

それでも、引継ぎがあるだけ、まだマシでした。

前任者が最も嫌がった私の質問が「どうして、そうするのですか?」でした。

返答は大概「どうしてか分からないけど、そうするの!」「機械に入力するとそうなるから、そうなの!」というものでした。

計算式も分からずに仕事をしていた彼女。仕事に挫折するハズです・・・。

「えらいこっちゃ!」恐怖を感じた私。

家に帰って一晩中考えてみるも、見事に撃沈(笑)。

「そうだ!『立っている者は親でも使え』と言うではないか!」

早速、数字に強い父を捕まえて、自分のやっていることをそのまま説明してみます。ちなみに、父は全くこの仕事をしたことがありません。

私の話が終わると、すぐに図を書いて解説を始める父。

それを見て、更に撃沈する私(笑)。能力の差を歴然と見せつけられてしまいました・・・。

でも、理解が出来たことで、私の後任者にも説明することが出来るようになりました。これで、一安心です。

どうも、PCでの仕事が発達すると、考えることを放棄してしまいがちです。

そんな仕事の仕方が、楽しいハズもありません。

ただただ、PC相手に自分も機械的になってしまうことは、避けたいものです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?