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力配分を考える

学生時代は、どんなことも、真面目に頑張ることが良しとされていました。

大抵、皆と同じような頑張り方をしていれば、それなりの結果を残せていたように思われます。

ところが、今の私の仕事は、量をこなさなければならないので、如何にして手を抜きながら、締め切りまでに仕事を終わらせるかが、勝負となってきます。

頭の中は、「サボるぞ!」モードです(笑)。

字が汚かろうが、相手方が読めれば、それで良しとします。

段ボール箱にドサッと書類を入れて、関係機関に送るのですが、送付状を丁寧に作っている場合ではありません。

「○○関連書類:一式」みたいな感じで済ませてしまいます。いちいち、各書類の内容と枚数までを記載している場合ではありません。

関係機関は、その道のプロです。少々、仕事が粗くても何とかなります。

関係機関が指定してきた締め切りも、出来る限り延長してもらう交渉をするなど、時には、ふらちな主張を通す方法を考えます(笑)。

相手方の要求に、まともに答えている場合ではありません。

しかし、真摯に対応しなければならない仕事もあります。

それは、社内の人達からの相談業務です。

私に質問してくる内容について、相手方は全くの素人です。

せっかく私に相談してくれているのに、「なんか、訳が分からなかったよね!」などと思われては、相手の時間を無駄にしたことになってしまいます。

しかし、この相談業務、ほとんどがメールで行われるため、なかなか頭を悩ませます。私が、一番心を砕いている業務です。

私の前任者。私とは、全く逆の仕事の仕方をしていました。

関係機関に提出する書類は丁寧に作成し、締め切りに間に合わないからと、長時間、残業をしていました。もう、時間にも心にも余裕がありません・・・。ある意味、真面目すぎるのです。

相談のメールが来ると、怒っていました。

「つまんない事、聞いてくるな!」

彼女がメールの返信をするのですが、私が読んでも、何だか意味の分からない文章となっていました・・・。

自分の身と心を守りながら、如何に上手く仕事を進めていくのか?

答えは、誰も教えてくれません。


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