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転ばぬ先の杖は無かった・・・

最近、私が任されたばかりの仕事。

引継ぎなど一切なく、訳が分からないまま書類を作成。

ボスの指導も、間違っている可能性が高く、信頼できません。

頼みの綱は、インターネットのみ。

ある事案が発生すると、芋づる式に、数種類の書類を作成しなければなりません。この書類、公的機関に提出します。

前の職場でも公的機関に提出する書類を作成していましたが、今回任された書類作成の仕事は、初めて行います。

過去の経験則上、この手の書類は、真面目に書かなければならない箇所と、少々不正確でも構わない箇所があります。場合によっては、書かなくても良い箇所も存在します。

なにしろ、初めての仕事で、その辺りのさじ加減が分かりません。

取り敢えず、数パターン書類を作成して、様子を見ます。

不備が有れば、提出した機関から電話が掛かってきます。

まるで、実験状態です。本来、きちんとした職場なら、この様な事は、先輩が教えてくれるハズなのですが・・・。

書類を提出したところ、早速、電話が鳴ります。

「○○と××の箇所が書かれていませんが・・・」と公的機関のおじさま。

「その情報は、書かれていないと、必ず書類の審査が通らないのですか?」と尋ねる私に呆れるおじさま。

困った私。ありのままをお話しします。

「あの~、私は初めてこの仕事を行っておりまして・・・」

「誰にも、何も教わることなくやっておりまして・・・」

「お恥ずかしい話ですが、訳が分からないのに書類を作っているのです・・・」

これを聞いたおじさま。哀れに思ったのでしょうか(笑)?

とても丁寧に書類の作成の仕方を教えてくれました。

(ラッキ~。ボスより全然頼りになるではありませんか!)

感謝感激の様子で、電話で話す私を見たボスが言いました。

「田舎の人は、ヒマでいいね~」

ちなみに、電話は、静岡県から掛かってきました。

(ボスが、教育体制をきちんと構築していないからこうなるのだ!)

初めから従業員達に失敗させない様に指導しないボス。

公的機関に叱られるのは、まだマシ。

お客さんにコテンパンに叱られて、凹んでから初めて、正しい仕事のやり方を知る従業員達。

胃の痛い日々が続きます・・・。

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