北陸仕様
富山県に引越して、驚いたことがあります。
アパートのベランダの一部が、温室のようにガラスで囲われていました。
「何で?」
北陸には「弁当忘れても、傘忘れるな」という諺があるのだそうです。
ローカルニュースで「快晴の日は年平均14日しかありません」などと言っているのを聞いて、驚いてしまいました。
確かに、北陸の空は霞がかかっています。
ある日、雨でもないので、ガラスで囲まれていない部分に布団を干してお出かけをしてしまいました。
すると、程なくしてにわか雨が・・・。
北陸の天気を甘く見てはいけません。慌てて、家に戻りました。
それから、お出かけする日はガラスで囲まれた部分に布団や洗濯物を干すことにしました。一日の中での天気の変化が激しいのです。
よく見ると、南向きの街路樹に苔が生えていました。湿度が高いのです。
5月になると、モワッとした空気が抱きついてくるような感覚に襲われました。湿度が高いと、温度変化が体にこたえます。とても、暑く感じました。
住む場所によって、こんなにも気候が異なるとは・・・。
快晴の日が愛おしい。
当たり前だと思っていたことに感謝の気持ちが募るのでした。
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