見出し画像

呆れた採用活動

私が行っている仕事の内の、ある特定の職種が、現在人手不足だそうです。

ついこの前、転職のため面接を受けた会社。

一次面接の途中で、もう、最終面接への案内を受けました。

「お友達も連れて来なさい!」と面接官。

(そんなに困っているのか…)

この仕事、一人前になるのに最低1年は経験しなければならないとされています。

しかし、私の個人的感想としては、適切な指導をきちんと受ければ、1ヶ月でもある程度仕事を回せる様になるハズ。

安易に経験者探しをする会社。

1ヶ月の期間でさえも、教育の時間を割くことができないのか?

ちなみに、私の場合は、何の教育も受けることができず、大変苦労しました。

間違った仕事の成果物を納品し、お客さんから叱られることに…。

ボスは、知らん顔。

仕方なく、私が頼ったのは、父でした。

頭の構造が、私とは全く別物の父が言いました。

「お父さんは、誰にも教わらんでもできたと!」

「1回やれば、十分たい!」

(あっ、そう…)

なんとも可愛げの無い父でしたが、使えるモノは、親でも使ってみるのでした(笑)。

これ以後、無事仕事を習得。

経験者探しなんかしなくても、正しい方法で指導すれば、未経験者でも短期間でそれなりの者になれるのです。

「経験年数が必要」とか、変な先入観を持つ人事担当者達のせいで、職種未経験者に成長のチャンスが巡って来ません。

こうして、より人手不足が促進されます。

職種経験者も年を取り、絶滅危惧種に…。

それにしても、私は、ラッキーでした。

アホ(?)なボスが、未経験者の私に仕事を無茶振りしてくれたおかげで、腕を磨くことができました(笑)。

ボスに、「未経験者を育ててやろう!」などという信念は、全くありませんでしたが…。

味を占めたボスは、新人は教育しなくても勝手に育つと勘違い。

父の様に、自力で何でもできるようになれる人物など、滅多といるものではありません。

その後、私と同じ境遇に置かれた新人さんが、連鎖退職する羽目に…。

誰もが、私の様に、隠れ(?)指導者を持つことができるとは限りません。

人は勝手に育たないし、職種経験者である絶滅危惧種を追い求めたところで、結局は上手く行かないのでした…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?