仕事は確認
私の主な仕事は、作成した書類を公的機関に提出して、審査を通してもらうことです。
提出する機関によって、審査基準が微妙に異なり、求められる添付書類も様々です。
同じ機関であっても、都道府県が違うだけで、対応が異なってくることもあります。いわゆる「ローカルルール」というものが存在するのです。
仕事に慣れてくると、ある程度の事が予測できるようになるのですが、この予測に頼るのは危険です。
以前、ある書類の提出が必要かどうかを迷ったことがありました。
論理的に考えると、提出は不必要であるとの予測が成り立ちました。
東京都の関係機関に提出の要否を尋ねると、予想通り提出不要とのこと。
ところが、ある日、ちょっとした不安がよぎり、北海道の関係機関にその書類の提出が必要かどうかを尋ねてみました。
なんと、北海道の場合は、その書類の提出が必要であるとのことでした。
問合せをした時点で、書類の提出期限が迫っていました。
急いで、書類を作成・提出した私。
「どうせ、要らないだろう」などと半分、高を括っていました。
仕事の慣れは、恐ろしい・・・。
「仕事は確認が大事だ」と痛感させられた一件でした。