12月3日「笑顔でディスる人」
私は専門職で、組織に属していません。
その現場に行くたびに毎回アウェーです。
もちろん、何度もお仕事をさせていただけるとそのうちに
身内のような距離感になるけれど、それでもやっぱり最後は
ああ、私は外様なんだなと思います。
それでいい。それは必然だと思っています。
とはいえ、いい環境でお仕事ができる事に越したことはなく。
初対面なのに心をすぐに開いてくれる人はありがたいです。
何を考えているか分からない人の100倍嬉しいです。
しかしその度合いを間違えられると、結構キツイ・・・。
例えば、今日。
既に出来上がっている皆様の中に私が1人。
「はじめまして。よろしくお願いします!」
皆さん、笑顔で迎えてくれました。そう、笑顔で。
でも、私のそばに来て話していかれる人の中に
笑顔で他の人をディスる人がいたのです。
「困っちゃいますよね、いつもあの人こうなんですよー」
そ、そうなんですかー。
実は、今日、時間が限られている中で進めなくてはならない現場で、
当初の予定より大幅な遅れが生じていたのです。
なんとかして巻き返したい、自分にならできる、その気持ちがあったし、
それこそ皆様と協力して乗り越えていきたかったのですが、
先ほどのディスってくる人は笑顔で私に話しかけてきました。
「今日のリーダーがメインで仕切る時は、時間がいつも遅くなるんですけど
これが通常営業ですので心配しないでくださいね♪
私たちは、もうそういうものだと割り切っています」
そ、そういうものですかー。
愚痴を言う時って、眉間にしわを寄せたりするものかと思いきや、
笑顔はキープしながら、むしろ私を励ましてくれているような、
そんな感じだったのでちょっと面食らった形となりました。
ちなみに「ディスる」ってネットで調べたら
「否定する、侮辱する」て書いてありました。
多分、否定や侮辱っていうほど重くないのだと思います。
そんな感じだからこそ余計に、笑顔は存在するけれど違和感。
よりよい現場にしたくて、それはここにいるみんな同じはずなのに、
その熱量や方向性が違うと、いきなりその中に放り込まれた私としては
どうしたらいいのか本当に分かりませんでした。
ひとりひとりはとてもいい人たちで。
そもそもいい人であることはいい仕事をすることに関係あるのかな。
楽しく気持ちよく心からの笑顔でいたいものです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?