サバティカル(日常生活(平日)編)
サバティカル中の木下です。大学が夏休みに入り、顔を出していたRochaのゼミもお休み(個別指導している模様)なので、一人で自分の研究を進める日々です・・・と書いているうちに、夏休みが明けましたが、これを書いていたのは7月でしたのでご容赦ください。
こちらに来て間もないころは「一人だし1週間も経てば慣れるだろう」と気楽に考えて、生活準備していたのですが、今振り返るとなんだかんだ3週間程度は掛かりました。受け入れ教員の佐山先生も「慣れるまで1か月くらいはかかると思います」とおっしゃっていたので、そんなものかも知れません。こちらに来た当初のドタバタについてはその内書きます(期待される方も多そうなので)。今回は研究以外の日常生活(平日)について綴ってみようかと思います。
まず,住処ですが築70年以上(管理人もよく知らない模様)の2階建て木造アパート(4部屋)の2F(1LDK)です。
家賃は$1050。NY州の家賃はアメリカでも高いことで有名ですが、田舎なので抑えられてるとは思います。また、アメリカのアパートでは家具や家電は基本的についてますが、洗濯機・乾燥機はないところが多く、僕のアパートにも現在洗濯機・乾燥機が付いてないので、歩いて2、3分のランドリーに週1で行きます。ちなみにこの地区では外に洗濯物を干すのは法律違反ですので、必ず乾燥機を使う必要があります。快晴の日でも電気ガンガン使って、大きな乾燥機を目一杯回します・・・地球にやさしいなぁ・・・。部屋自体はアメリカの田舎ということもあり、結構広く70平米近くはありそうです。初めに説明受けたのですが、こちらは全部インチ、フィート、おまけにクォート・・・イヤイヤ、世界一の国は分かりますが、勘弁してください世界標準に合わせてくださいよ。・・・という訳で、部屋の広さ正確には覚えてません。リノベしたばっかりなので中はきれいですが、なんか窓開けると閉じるのが厄介だったり、ドアの鍵を閉めるのにコツが必要だったりします。ただ、アパート入り口はオートロックになっており、アパート周りに防犯カメラが4台設置されてるなど、安全面はかなり気を遣ってるアパートです(そういうアパートを選びました)。
そんなアパートで、平日は6:30くらいにブラインドからこぼれる朝日を感じながら爽やかに起きます(嘘,かなり日が長い時期なので、4:30位から明るく無理やり起こされる(繰り返しますが7月上旬の話です))。朝食は適当にヨーグルトとサラダ食べてます。一人暮らししてた頃と変わらないですね。
僕は車無しで生活しているので、基本的にバス時間に合わせた生活で7:15くらいに家を出ます。ちなみに、鍵のコツをつかむまでは7:10くらいに家を出て鍵と格闘してました。バスですが、現在(夏休み)は20分おきくらいに来るのですが、BUの身分証があると無料です。これはBU関係者であればBU行きだけでなく、この辺り一帯のバスすべて無料で乗れるという素晴らしいシステムです(大学があらかじめ一括負担してます)。初めは良く分からず、毎回$2支払っていたのですが、しばらくしてから気づきました。
大体7:40位には研究室に到着します。毎朝8:00くらいから30分くらいは、ちょっと日本にいる彼女とzoomして、その後は研究活動です。
12:00位になったら、おもむろに財布片手に部屋を出てMarketPlace(フードコート)へ行きます。僕がよく使うのはNY Street Deli(サンドイッチ),Royal Indian(カレー, マサラ), Mein Bowl(丼), Subway(サンドイッチ)です.大体価格は$6~$13(+tax)です(飲み物つけると+$2.5くらい).他の店も一通りチャレンジしてまして,最もアメリカらしいのがTully's Universityという店でした(ここもチェーン店ですが,日本のTully’sとは無関係でカフェではないです.).チキンフライ+ポテトフライなのですが…カロリーやばそう.アメリカ人は平気で食べてますが,日本人にとっては油が多すぎて,きついと思います.量も多いので昼夜2回に分けて食べました.
昼食はこもりっきりにならないよう研究室に持って帰らず、MarketPlace(もしくは外)で食べるようにしてます。最近は夏休みなので学生はほとんどいない感じです。この後はちょっと、キャンパスを散歩したりして13:00位に研究室に戻って再び研究。その日買い物がなければ17:30位まで研究してます。
17:50のバスで家に着くのは大体18:10位です。週2回程度買い物に行ってまして、その場合は17:10のバスで10分程のスーパーマーケットに行きます(スーパーマーケットの話はまた改めて)。
帰宅後の夕食はほぼ毎日自炊してます。こちらは東京と異なり一人で外食するという文化がないので、一人で外食しづらいです(もちろん、高価という面もあります)。必ず他の人(多くはパートナー)と一緒に外食してます。一人暮らしの頃、自炊することはあったのですが、外食や弁当、総菜に頼っていたのでレパートリーはありません。パスタ→鍋系→肉野菜炒め系→ステーキ系を回してます(ホントは魚好きですが、基本高い・・・)。パスタだけは遠い昔にバイト先で教わったので、そこそこまともに作れるのですが、他は適当です。鍋は醤油、ポン酢、茅乃舎の出汁があればどうとでもなります。衝撃だったのですが、茅乃舎の出汁は地元スーパーで普通に売ってます(鍋キューブはない・・・あれがあればもっと楽)。どなたか、簡単(料理時間が短く片付けが楽という意味)で美味しい料理があれば教えてください(切望!)。片づけたり、風呂入ったりして20:00位。その後は、気ままに過ごしてます.ネット見たり、本読んだり、論文読んだり、という感じです。初めの頃はここで英語学習を入れてたんですが、続きませんでした(当初は日常生活でバタバタしていたのもあります)。週1で学生のゼミがあるときは夜にzoomでゼミをやってます。また、日本との研究打ち合わせも隔週1くらいで入るので、それも夜やってます。ゼミや研究打ち合わせがあるときは長引くので寝る時間が遅くなりますが、普通は22:30頃に就寝。
上記が典型的な平日の動きで、かなり規則正しいのですがマンネリ化しそうな生活を送ってます。独り身だったころは大学院時代もPD時代も基本的に研究室に常駐して、人が少なく静かな夜になると俄然馬力がかかるタイプ(典型的なオールドタイプの日本人の働き方)だったので、今回もそうなるかと思ってましたので、自分でも意外でした。結局、コンビニで気軽に夕食を手に入れられる状況じゃないので、家での夕食が縛りになるようです。また、朝来ても研究室周り(若手教員とPDばかりなので皆研究)がとても静かなので、集中できるという面も大きいかもしれません。年齢のせいなのか環境のせいなのか、いずれにせよ行動変容が起きてます。
という訳で、今回は平日の日常生活について綴ってみました。長々書くと間が空くので、今後は少し短めに書いてみようかと思います。
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