賃貸マンションをなんちゃってスマートホーム化
以前より気になっていたスマートホーム化に手を出した。
普通のワンルームの賃貸マンションに住んでいるので,全て自分で後付けで揃えていったが,ある程度満足いく形に仕上がった。
色々な選択肢がある中で,自分はSwitchBotとSESAMEという製品を愛用している。
同じようにマンション住みでスマートホーム化に興味がある人に参考になればと思い,まとめてみた。
はじめに
まずはスマートホームの説明から。
要するに,家の中の家電をスマホなどで制御できるようにするもので,時にはインターネットで外出先からでも操作できればより便利だね,というものだ。
全体構成
下がスマート家電化した自宅の全体構成だ。
全ての装置をWiFiに接続するので,WiFi環境は必須。
簡単に説明するために,まずはスマホで操作することを前提とする。
①リモコンで操作できるもの
家電の中には,もともと赤外線リモコンで操作できるものがいくつかある。
自分の家には,テレビ・エアコン・ロボット掃除機の3つがある。
これらの機器はSwitchBotハブミニと,専用のSwitchBotスマホアプリを使って制御する。
SwitchBotハブミニはスマホから送られてきた命令を,赤外線信号に変えて各機器に送ることができる。
下の画像のように,全てのリモコンがスマホに入っているイメージだ。
アプリを操作しながらSwitchBotハブミニに向かってリモコンの赤外線を当てることで簡単に登録できる。
②物理スイッチしかないもの
リモコンがない機器にはスマホで操作できる物理的なスイッチを取り付ける。
スイッチのON/OFF
照明などのスイッチを物理的に押すには,SwitchBotボットを取り付ければ良い。
構造はシンプルで,アプリでONを押すとボタンを押し込むようにアームが動く。
OFFを押すと,スイッチに貼り付けておいたワイヤーを引っ張るようにアームが閉じることで,スイッチOFFになる。
SwitchBotボット自体は両面テープでスイッチの横に固定する。
電源のON/OFF
上記のようなスイッチではなく,電源自体をON/OFFすることができれば事足りる機器もある。
そのような場合,以下のSwitchBotプラグミニを使えば良い。
これは電源供給自体をON/OFFするもので,コンセントを抜き差しするようなイメージの商品だ。
自分は寝室のルームライトにこれを接続して,スマート機器化している。
ボットもプラグミニも,ハブミニと同じスマホアプリで一括管理できる。
③スマートロック
玄関の鍵は後付けでも簡単にスマートロック化できる。
今はSwitchBotシリーズの製品も出ているようだが,自分が検討していた時には発売されていなかったこともあって,自分はSESAME 4という製品を使っている。
特徴はなんと言っても安さで,数あるスマートロックの中で最安の部類だ。
これは玄関内側の鍵の上に両面テープで固定するだけの簡単なもので,ほとんどの種類の鍵に対応している。
スマホアプリで操作すると,モーターが回転して鍵が物理的に回される。
アプリでスマートキーの情報を送ることができるので,合鍵を作ることなく,家族や恋人が鍵を開ける事ができるようになるのも大きなメリットだ。
SESAMEはBluetoothで動くので玄関前からスマホで操作可能だが,別売りのWiFiモジュールと組み合わせると遠距離からでも操作可能になる。
スマホからWiFiモジュールにインターネット接続で指令を送り,モジュールからSESAMEをBluetoothで操作する。
モジュールを使うことで,外出先からでも鍵を開け閉めすることができ,鍵をし忘れた時に施錠したり,帰宅時に駐車場で操作してあらかじめ鍵を開けておくことができる。
④スマホ以外の制御方法
SwitchBotハブミニやSESAME WiFiモジュールはWiFiに接続されているため,スマホ内の専用アプリだけでなく,Alexaなどの音声操作やNFCタグなど,他の方法でも機器を制御することができる。
記事がかなり長くなったので,この方法については次回まとめることにする。
↓更新しました。
おわりに
最後に自分が感じたスマートホーム化のメリットは以下の通り。
デメリットについては今のところ感じていない。
万が一鍵が開かなくなるとまずいので,物理的な鍵は一応持ち歩いている。
WiFiさえあれば導入可能なので,少しでも興味がある人は試しに一つずつ導入していってほしい。
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