「営業はいらない」を読んでみて
今私は、ITエンジニアから営業職を目指し転職活動をしている。
その中で、この本に出会ってしまった。
「営業はいらない」
とても印象的だった。
さらに、私は今まで堀江貴文さんに影響されてきた人間の為、帯に堀江さんのコメントが記載されていた事も心が動かされてしまった要因でもある。
「最も大事で最も必要ないもの、それが営業ということだ。」
営業は、会社の商品を広めるには欠かせない、お客様の要望や問い合わせ、不満などを聞き出し、さらには、お客様との信頼関係を構築する役割を担っており、とても必要な存在だと思う。
しかも、私は「人や組織が目的・目標を達成する後押し・伴走できる人材になりたい」という思いがあり色々と職業を見ていく中で、今の私には営業職の経験が必要だと思った。
「営業はいらない」と言われてしまったら、本当に入らなくなったら私は今後どうなるのか?、と不安になり逆に興味が湧き手にとってみた。
やはり機械化される可能性がある!
・営業活動の自動化について
MA(マーケティングオートメーション)→見込み客に情報を送る
SFA(セールスフォースオートメーション)→顧客への提案からクロージング
CRM(カスタマーリレーションシップマネジメント)→顧客との関係維持
→数年後にAIやビックデータが進化した先には営業活動が自動化されることになるとのこと。
人の購買は、人との繋がりで生み出されるものだと思っていたが効率化を考えると人が間に入る事は減っていくかもしれない。
ちなみに、名刺管理も機械で行えるようだ。
→法人向けクラウド名刺管理サービスSansanで社内に共有、個人向け名刺アプリEightでそのアプリを持っている人と名刺情報を共有。
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この部分を知った時、「機械化できるんだ!」、「機械化されたらどうなるんだろう?」と率直に感じた。
その方が、時間の使い方は効率的で無駄に数をこなすと言ったことが減り、何がなんでもノルマを達成すると言う機会が減るんじゃないかな?
そして、大多数の人がいらなくなり、人件費だってかからず事業投資など必要な事に割ける。
ここまでは、「企業目線」で書いてみた。
働く側と言えば、顧客の悩みを聞き出し、自分達でそれが解決できないかを提案してみたり、課題解決できる機会をつくりに新規開拓してみたり、やりがいや貢献度と言った事を感じられる職種だと思う。
勿論、罵声を浴びる・成果を出せないなど苦しい事も多々あると思うが自分で顧客にどう価値提供できるかを考え、行動した結果、自分の給料が上がったり、顧客の業務改善が目に見えて変化していたり喜びを感じられる瞬間があるはず。
人それぞれ目指す道・目標などがあると思うが、それらを達成する為に「営業」と言う仕事を通じてコミュニケーション能力を磨いたり、業界の知識を蓄え走り続ければ良いと思う。
そうすれば、営業が機械化されてもそれまでの経験やスキルが次の舞台に生きるのではないか?
印象的だった話
アメリカ ポートランドの話だ。
この街は、世界の中で「小商い」として注目されている。
この本では、とあるお店について紹介されていたが少数精鋭で経営されていおり、お店の拡大などの話が来ているようだが、興味がないようでビジネスを長期的に安定させる、家庭生活との両立と言った自分達のスタンスを大事にされていた。
ビジネスを拡大しようと思うと、人を増やす事になるがそれは人が辞めたり、自分達が望まない事をやるリスクが出てくる。
それに、成長する・大きくするというのは株主が望む事で自分達が本当に成し遂げたい事なのかを考える必要があると思った。
この本では、営業はコミュニケーション能力、問題解決能力、行動力、が備わっている事から経営に向いている記されてる。
もし、自分で起業したり、人からの誘いで会社を経営する側に回った場合は、自分達がやりたい仕事、生活、生き方に合わせた経営をしても良いのではないかと思った。
その方が、何にも縛られる事なく自分達の思うままに生きていける気がする。
自分はどうするのか?
2020年6月現在、エンジニアから営業職へ転職を考えているがこのような本を読んでしまうと身がひけると思った。
ただ、「今」に目を向けるとキャリアチェンジをし、
・成果を出す
・自分以外の誰かの為へ貢献する
・能力を上げる
と言うのがやれる事だと思うし、ここに注力し完全燃焼していかないとその先に進めない気がする。(これは気持ちが前に進んでいるのかな?)
今なら社会人として
「目標に向かう組織または人と伴走して達成を後押しする存在」
になる事を達成する為に営業職なら可能性があると思うし、完全に機械化されていない分、チャンスはある。
コミュニケーション能力や提案力などのスキルを身につけ、成果を出す事や多くの人と接し価値提供できた経験を自分のものにできた時、新たな道が開けると考えている。