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2022.1.6

夕方六時は闇の時間である。
会社勤めをしているときは、全く気に留めていなかったが、家にいるようになってから、この時間に向かって気分が沈み、体も重くなる体質だと自覚するようになった。朝から昼過ぎまで、前向きで高揚していた気持ちも、六時に近づくにつれて、すっかりしぼんで生気がなくなる。日照時間の問題であれば、夏は比較的気分がいいかと言えば、そうでもない。やはり夕方六時に向かって気分が下がる。原因を追究するために、起床時間・天気・運動・食事の量などで比べてみたが未だ分からない。だったら家の外で時間の把握がしにくい、例えば時計がないショッピングモールなどの環境であればどうだろう。結果は同じだった。
思い込みがあるのかもしれない。どこかで自分で刷り込んだのかもしれない。うつ病になったときに、早く回復したいという思いで、必死になってネットや本で情報を貪った際に、いらない雑学を頭に入れてしまったのだろうか。もう思い出せない。仕方がない。この夕方六時を闇の時間として、人生の伴侶にするしかないんだろう。
しかし、何も深刻に捉えてはいない。というのも、二十時頃から回復するのである。夕方六時の海底状態でそのまま布団に入るわけではない。となると、夕飯前でお腹がすいていて元気がなくなるんじゃないかと疑いたくなるが、それは遠い昔に検証済みである。
果たして、夕方六時の闇時間は、私がいくつになるまで存在するのだろうか。

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