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牧師夫人の徒然なるままに(六八二) 「感謝されたい病?」

 誕生日に孫が言いました。「これはグランパからのプレゼント。で、グランマからは?」この一言で、私の「孫から感謝されたい病」に火が付きました。
 秋口に、毎月孫たちに絵本配布を依頼している会社から、クリスマスプレゼントの案内が来ました。この時にこそと、私はプレゼントを奮発することにしました。これで、クリスマスには「グランマ、プレゼントありがとう!」の嬉しい場面が展開されるはずです。その様子を予想して、私は楽しみにしていました。息子には「一二月の絵本の配本時に、プレゼントが一緒に届くけれど、それはその時すぐにはあげないでね。そっと私に渡してね。こちらで包装をしなおして、クリスマスに『グランマからのプレゼントだよ!』と言って渡すから」と伝えました。
 けれども、孫たちは絵本が届くや否や歓声を上げて開けてしまったのです。
 クリスマスにはグランパのプレゼントは歓声で迎えられましたが、私は「もう、あげちゃったから」と寂しくつぶやくのみでした。夫はウフフと笑っていましたが、思えば、天のお父様は私が味わったような無念の思いを、どれほど味わい続けておられるのでしょうか。御子があんなにすごいプレゼントを成し遂げてくださったのに。良い教訓になりました。

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