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牧師夫人の徒然なるままに(六五三) 「誘惑に負けないためには(その3)」
「思い」を虜にする誘惑は、本当に厄介なものです。簡単に忘れろとか、その思いを手放せと助言されてもそうしようとすればするほどに、思いの中で執拗に増殖してしまうのです。
他人から傷つけられたという経験は、万人共通のものでしょう。そのことについてリック・ウォーレンはその著書「人生を導く5つの目的」の中で、次のように書いています。
「よく聞いてください。あなたが自分の痛みに執着するのでなければ、過去に傷つけられた人から、今後も傷つけられ続けることはありません。過去は過去です。起こってしまったことを変えることはできません。苦々しさで傷つくのはほかならぬあなた自身です。どうか自分を思いやり、その恨みを手放してください。聖書は言っています。『恨みで死ぬほど思い煩うのは、愚かでバカげたことだ』(ヨブ5・2)」
このアドバイスは急に達成できるものではないでしょう。それなりの熟練が必要かもしれません。ただ、このアドバイスをいつも頭の中に叩き込んでおくことは有効なことだと思います。思いを手放すことは、思いを天に放り投げてイエスさまに受け取ってもらう事でもあります。「主よ、今、放り投げますよ!また落ちてこないようにしっかりと受け止めてください!」と。
安食道子
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