幸せと豊かさは比例する?
2020年に発表されたユニセフ・イノチェンティ研究所が発表した「レポートカード16」では先進国の子どもの幸福度がランキング化されました。
日本の「子どもの幸福度」の総合順位は38カ国中20位でした。
身体的健康(子どもの死亡率、過体重・肥満の子どもの割合)では1位を獲得していますが、精神的幸福度(生活満足度が高い子どもの割合、自殺率)では37位となんとワースト2位を記録しています...
なぜ、身体的には健康なのに幸福度が低い子どもがこれほど多いのでしょうか...
この結果を知った時に思い出したことがあります。
私が中学生の時授業で、アフリカの家族が家を背景に1週間に食べる食材と一緒に写っている写真と、アメリカの家族が家の中で1週間に食べる食材と一緒に写っている写真を見ながら
「みんなは自分が豊かだと思いますか?」と先生に聞かれたことがあります。
私は衣食住がしっかりと保障されている自分は豊かだと思っていたので、もちろん手を挙げましたが、クラス40人中で手を挙げたのは私を含め3人程度でした。
こんなに恵まれている生活をしているのに、豊かだと思っていない同級生の多さに驚いたことを今でも覚えています。自分の生活が本当に豊かだと思っていないのか、謙遜してあげなかったのか、視野が狭く比べる対象がいなかったのか...手を挙げなかった理由はわかりません。
他にもたくさんの原因があると思いますが、自分が豊かだと自覚していないことも幸福度を感じない理由のひとつだと思います。
また、高校生の時にカンボジアの村でホームステイをしましたが、そこの村には村長さんの家にしかトイレがなく、高床式の家も隙間がたくさんあって決して豊かではなかったと思いますが、子どもたちの目はキラキラしていて幸せそうでした。その時、私は幸せと豊かさは比例しないのだと実感しました。
小さな幸せを感じることができたり、視野を広く持つことって大切だと思いますし、私はそういうことをいつまでも感じることができる人でありたいです。
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