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スマホのガラスをレジンでリペアしてガラスフィルムを貼って補強できるか?

スマホのガラス面が落としてしまい割れてしまったときほど悲しいことはない。実際私もスマホを落として割れてしまってから、スマホは手帳型ケースとガラスフィルムで保護するようにしている。

今回ちょうどよく!?画面が割れてしまった SONY Xperia のスマホがあったため、そのまま放置はできないしやってみることにしたのでその記録をnoteにしたためておきます。もし何かしら検索でこのページを見つけた人は同じような境遇の人かもしれないので参考になればです。が決して推奨するものではないのでご注意ください。


スマホの状態を見る

まず大事なのはスマホの画面がどんな状態か、致命的なのかそのまま我慢しても使える状態なのか、そもそも動かないのかなど状態次第というのがあるので見てみよう。

まずスマホのガラス面以外の所に関しては問題なし、起動もできるしボタンも操作できる、ただ見た通り画面のガラスが思いっきり割れている。
触った感じでは思いっきり指が引っかかるので切れてしまいそうで怖い状態でもあるが気を付ければまぁ使えるという状態、そして縦にすると下の部分は完全にガラスの下まで欠け落ちてる部分があってそこは致命的。

ここで結論どうするかというと、このまま使い続けるのはキツイ。買い替えるか、高いお金出してメーカー修理出すか、我慢して、この上からガラスフィルムを貼って、安全に操作できるようにするかのいずれかになりそうだ。

そこで思いついたのは、車のフロントガラスのひびを修理するガラスリペア剤を使ってひび割れは埋まるのではないか、という事を今回思いついたきっかけです。ひとつの結論ですが、同じことをやってる人がネット上にはいて、決して効果的っていう結果にはなっていないのが分かった。
ほかに、ガラスコーティング剤を塗布して薄い皮膜をしてガラス面自体を強化する方法があったが、コーティング剤は被膜が塗られる程度で、傷を埋めるほどのものではないので、今回みたいな大きな傷は意味がなさそうだ。

今回の施策1

1)割れや欠損部分にレジンを塗る
2)UVライトを照射して固める(2分ほど)
3)カッターで余分なところを削りとる
4)その上からガラスフィルムを貼る

途中省略してしまうが結論は以下の写真の通り、わかるだろうか、割れにレジンが浸透してないところ、割れによって空気がガラスフィルムの間に入ってしまって空気がどうしても抜けない事により、見た目は散々な状態になってしまった。
ただガラスフィルムが張ってあるので手触りは完璧です。目を閉じたらもう新品同様。
では見た目が困るので却下となって次なる施策へ

今回の施策2(結論)

前回のレジンを塗り固めて削ってからガラスフィルムを乗せたのでは隙間が埋まらずにガラスフィルムがどうしてもきれいに貼れないことが分かったので、だったら.…という施策がこれ

1)割れや欠損部分にレジンを塗る
2)ガラスフィルムをレジンが固まる前に貼る
3)UVライトを照射してレジンを固める
4)カッターで余分なところを削りとる

という手順にすることにした。
題して、ガラスフィルムで隙間が埋まらないならレジンで隙間を埋めてしまい柔らかいままガラスフィルムを貼って固めてしまおう作戦です。

1)レジンを塗る

ひび割れの所や、ガラスが欠損した部分をメインに、最後ガラスフィルムを張り付けるので全体に伸ばすようにして塗る。ただ前回すでに塗っているため欠損部分はもう硬化して取れないのでさらにその上に塗る。もし欠損部分が大きい場合は何度かに分けて固めてからの方が良さそうだ。
ので結果的に失敗が役に立ったのかもしれない。

2)ガラスフィルムをレジンが固まる前に貼る

全体にレジンを塗り終わったら、ガラスフィルムを貼ります。今回の手順の中で一番難しいところです。

レジンを塗りすぎると、側面からたくさんあふれ出してしまってべたべたになるし、少ないといきわたらなくて結果気泡がたくさんあるようになってしまうので難しいので、レジンの柔らかさを考慮してほどほどに塗って、フィルムは説明書通りガイドなどを使ってきれいに貼ってみてください。レジンはUVライトを照射しないと固まらないので慌てる必要はなく、気泡をレジンとともに左右に押し出す感じで行けます。

3)UVライトを照射してレジンを固める

写真は、最初の失敗したときのものですが、やることは同じ、ガラスフィルムで固まってないままのレジンをガラスフィルムの上から照射して固めます。

ガラスフィルムがあるので、固まってる感じが全く分からないけど、最初一度固めてるので肌感覚は分かるので、余裕持って5分ほど照射しておきました。実際カチカチですが、左右にはみ出て陰になってるところは若干べたついてるところがあったので、削り取るにも固まってないと取りにくいので左右も固めておきます。
後で気づいたのだが、UVカットガラス使うと固まらないとかあるのかな?今回は固まりました。

4)カッターで余分なところを削りとる

ガラスフィルムからはみ出た固まったレジンを削り取ります。結構難しい機種もあるかもしれません。物理ボタンやマイク、カメラが出ているなど、スマホで言うとiPhoneSEみたいに物理ボタンがある場合は注意が必要です。

フィルムの上にも押し固めていったときにレジンがべたべた手にまとわりついた状態で気泡を押しつぶしてたのでガラス面もべたべた状態でした。
硬化したレジンをカミソリなどで削り取っていきます。ガラスフィルムじゃなくてプラスチック的なフィルムだとカミソリ負けするので必ず硬度が高いガラスフィルムを使って削り取ってください。剃刀の刃を立てても傷つかないです。
側面も同様にはみ出たところを削り取って完成です。

手帳に入れた状態がこの状態です。どうでしょう、元のひび割れがだいぶ目立たなくなったし、気泡がほぼ皆無(あるけど)になりました。手触りはガラスフィルムが乗せてあるのですべすべ完璧です。

よーくいると左下のひび割れに若干空気が抜けたなかったところがあります。角度によってはひびが見えてしまうことはあります。背景が黒系だとだいぶ目立たないです。

背景を白にするとひび割れの線が見えてしまうけどこれはどうしようもないですかね。ただだいぶきれいにできて、いいんじゃね?って思った人がいたら要注意です。写真ではわかりにくいですが、レジンを全面に入った形になるので、若干のつぶせなかった小さな小さな気泡がよく見ると見えます。
ので、完全にクリアじゃないです。

このページを見て、やってみよう!って思った方は、♡スキしておいてください。もう一度言いますが決して推奨はしてないですが、今回結果的にこのスマホは現役としてあと何年か使えそうです。

結論と事後考察

上記で書いた通りですが、今回自分の場合は結果的に、このスマホは現役を続けられそうです。やってよかったかというと良かったです。高いスマホなので買い替えると痛いです。

反省点を上げると、、、
・レジンについて
レジンの粘土が若干高かったのか、ひび割れに浸透してってるような感じはあまりなかった。もっとさらっとしたものの方がよかったかもしれない。でもそうすると欠損部分から中に浸透してしまってショートなんてこともあるので、結果論で言うと良かったのかもしれない。

・養生したほうが良い
2回目の施策でガラスフィルムでレジンを押しつぶしてから固める方法を取ったため必然的にガラスフィルムの隙間から大量にレジンがあふれ出してしまう。つまりスマホの側面にも指にも机に上もべたべたになりました。下は段ボールなど汚れても良い物、スマホのボタンやスピーカーの穴などはマスキングテープなどで養生しておけばよかったです。手に付いたレジンはしばらくべたべたです。かといって手袋しちゃうと気泡抜くときに力加減が難しくなるので、すごく良いゴム手袋をするか我慢するかですかね。

反省点はこの2点ですかね。

今回使った道具、おすすめの道具

使った道具やおすすめの器具をいかに紹介しておきます。

UVライト レジン用

UVライト レジン用 ジェルネイル ライト ドライヤー LED 硬化ライト レジンクラフト と ジェル用 赤青ランプビーズ 三重光源 折りたたみ タイマー設定可 新しい
参考価格: 799円

備考:UVライトが無くても太陽光でもレジンは硬化するが、高い物じゃないので確実にこれ使った方が良いです。夜でもできます。

UVレジン液

Bonsky UVレジン液 250g レジン液 UV/LED対応レジン液 大容量 高い透明 ハードタイプ成形 UVレジン液DIY手作り装飾急速に硬化 低アレルギー性
参考価格: ¥2,480

備考:これは主にアクセサリー用のレジン液です。代用はできるがガラス用の方が良さそうです。

フロントガラスのリペアキット

Manelord ひび割れ 補修 フロントガラス リペア キット 日本語取説付き(飛び石 傷 修理 穴埋め 修復)
参考価格: ¥939

備考:車のフロントガラスのリペア補修用です。これをスマホ用に代用する人が多々います。

スマホのガラスフィルム

ガラスフィルムはスマホの機種ごとに違うので、機種名で探してみてください。ちなみに2枚入り、硬度が9H以上のものが良いでしょう。種類によっては上端下端に黒い帯があるやつもあります。割れ隠しに使えそうならそういうのを選ぶのも良いかもです。

スマホケース(手帳型)

手帳型も様々ですが、落ちた時の衝撃はスマホケースが断然強い。また今回補強できたとしても、ひび割れが目立たなくなったとしても、すでにひび割れがある前提のスマホなので、ひび割れがさらに大きくなるかもしれないという事もあり、ガラス面だけではなく全面を補強できるような手帳型がお勧めです。

今回の私の結果はこんな状態です。

決してこのページのやり方を推奨してるわけではないですが、模試やってみようと思った人、やってみた人は♡スキしてみてください。
比較にはならないけど、ビフォーアフターの画像↓

最後に

ビフォーアフターの写真のように、一見大成功!みたいにも見えますが、ぱっと見は確かにそうだけど、もう一度言うが、レジンの細かい気泡があって、写真ではうまく撮れてないですが、背景を白にすると若干見えることになります。レジンによっては経年劣化で若干黄ばんでくるという情報もあるので色も変色する可能性もあります。レジンは素材としては「樹脂」なので仕方ないのかもしれないですね。でも普通に使う分にはこれで指を切る、ひび割れが大きくなる心配もほぼ解消されたかと思います。

レジンの品質や器用さがもっとあれば、もしかしたら白背景にしても気泡がほぼ見えないくらいきれいにガラスフィルム張れる人はぜひ挑戦してみてください。前例があまりなく、できるかも?くらいな気持ちでやってみたので一発勝負だったので、十分成功した範囲だと思ってこのまま使います。
ガラスフィルムとその下のレジンを剥がしてやり直しとなると、割れたガラスがはがれてしまいそうで怖いのでってのもあります。

Webのお仕事、元phpプログラマ、今主にWebディレクタ、たまにエンジニア、UXディレクタ、LTのネタ探ししてます。