我が子生誕の年賀状を不妊治療中の相手に送るか否か

柴田阿弥、産休クッキー論争に持論「倫理的に問題ないことを咎める社会は厳しすぎる」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=84&from=diary&id=7832803

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元記事と少し題意がずれるが一応関連はするということで。

この思考差は性差によるのか個人的なものか?

昨年、わが子が誕生してから私と奥さんの間でディベートしたテーマである。

「わが子が欲しくて不妊治療をおこなっている知人に年賀状で我が子の誕生を知らせるかどうか?」であった。

奥さんは世間一般と同様の配慮を考え、年賀状を2種類用意していた。
「A わが子の誕生を報告する」と「B その話題に一切触れない」だ。
そして不妊治療中とわかっている方にはBを送ろうとしていた。

私はいくつかの観点から彼女に異論を唱えた。
①情報規制しきれない点
「すべての情報を隠匿できないのに、年賀状だけ配慮するのは中途半端ではないか?」
ということ。
「その配慮が返って相手を傷つけることはないか?
年賀状以外の手段で、たとえば共通の知人などから我が家の子供の誕生を知るかもしれない。その場合、君の配慮に感謝してくれればいいが、相手を却って傷つける目算もある。」
「実際私だったら『そんな慶事を知らせてくれないなんて信用されてないのか」と悲しい。」
「だったら、最初から本人から伝えておいた方がよいと思うんだが」

②こちらの慶事を素直に喜んでくれない人は知人としてはともかく友人としてはどうか?
仮にそんな相手だったら、別に縁が切れても構わないのではないか。
「むろん、あらかじめそういうことは辛くなるから知らせないでほしいと告げられてる場合は知らせるべきではないのは当然のこととして」
「相手に『そちらの妊活はどうですか?』などと水を向けるのは当然に論外。『そっちはまだなんですね』などとマウントを取る輩は山に埋めてしまえと個人的には思う。」
「だけど、淡々と事実を伝える年賀状で勝手にダメージを負う人にどこまで配慮すべきなのか?我が子の誕生と相手先の事情には因果関係はないんだから」

奥さんの意見
①についてはたしかにそうかもしれない。ただ、自己満足かもしれないが相手に配慮をしてあげたい。
②については皆が皆ハナさんのように割り切って考えるわけではない。その話題に触れること自体がつらく苦しい人も少なからず存在する以上、私は配慮をしてあげたい。

ということで、基本的には平行線でした(笑)。こういう「意見を交わす行為自体が楽しい」私にとっては目的は達成されていますが。

CIA(内部監査人)や行政書士資格から「ルールについて」、将棋の趣味から「格上との戦い方」に特化して思考を掘り下げている人間です。