人はいつか死ぬという負け試合をいかにひっくり返すか

人類にとって最大ランクの不幸は老化や死だと思う。「許容」と「勝利条件の置換」を用いてみるとこう解釈される。

1 残念ながら今の人類には老化や死亡を防ぐ手立てはないと言う事実を許容する

2 勝利条件を「死なないこと」にすると勝てない。「充実した人生を送ること」に変更する

3 そのための算段を講じる(健康に配慮した生活と仕事や趣味での充実両立を考えて実行していく)

となる。

内部監査におけるリスクコントロールの発想は上記に近しい。人間も企業も生きて活動していく限り、遅かれ早かれ必ず何らかの不幸な事象にぶつかる。予防の努力をしたり、発生した場合に備えることでリスクコントロールを行う。どんなリスクから優先して対策を講じるべきかは「確率の読み」が役に立つ。実際の対策の高度化には「純粋な読み」が役立つ。

世の中の様々なゲームやスポーツはそのものとして楽しむのもよいが、思った以上に他に転用できる。ゲーマーは自分の才能をもっとうまく使うべきだ。

「ゲームと人生は違う? そうだろうか? ゲームも人生の一部だ」
「森羅万象に通じる真理のようなものは当然ゲームの中にも存在している」
「むしろ、ゲームなど一部の枠組の中で考えれば要素が少ない分、真理を見出しやすいのではないか?」

まあ、私が真理だと思うものが他の人にとっても心理になるとは限らない。真理は各々が見出すしかない。ただ、「真理を見出すためには一定程度以上の思考が必要だ」と言うのも、また真理かもしれない(笑)。

未来は不確定で見えない領域に存在する。不安と同時に希望がある。未来で何が発生するかを気にしまくり、不安ばかりを探すよりも「発生した事象をすべて受容するという覚悟」(なるようになるさ)ができたとき、未来への不安は大幅に軽減される。実際に好ましくない事象が発生しても冷静に対処できるようになる。

CIA(内部監査人)や行政書士資格から「ルールについて」、将棋の趣味から「格上との戦い方」に特化して思考を掘り下げている人間です。